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【RISE 121】激闘となったDoAトーナメントは内藤大樹が初優勝

2017/11/24 09:35

10年ぶりの開催となったDEAD OR ALIVE -57kgトーナメントは、シュートボクシング王者の内藤大樹が決勝でMOMOTAROを下し優勝を飾っています。

11月23日にTOKYO DOME CITY HALLにて開催されて「RISE 121」にて、かつてRISEが主催してきた「 DEAD OR ALIVE TOURNAMENT」が10年ぶりに復活。

優勝賞金200万円が用意された過酷なトーナメントには、RISEのトップ選手を始め、シュートボクシング王者の内藤大樹や、NJKFのエースであるMOMOTAROが参加するなど、57kg級近辺の国内トップクラス8選手により優勝が争われました。

1回戦第1試合 森本"狂犬"義久 vs 翔貴

  • 森本"狂犬"義久の2RTKO勝利

RISEの主力選手として活躍する森本が、前日計量で乱闘寸前の舌戦を繰り広げた岡山の翔貴と対戦。

1Rは翔貴の距離の長い右のハイキックと鋭いパンチに森本が距離を潰せず、手数で上回る翔貴にやや劣勢の展開に。しかし森本も得意のラッシングパワーで徐々に間合いを詰めると、ラウンド終盤にショートのパンチを当てて翔貴の腰が落ちます。

2Rに入ると距離が一気に詰まり打ち合いになると、森本が左ミドル、ハイから飛び込んでの右フックが決まり翔貴がこの試合初のダウン。

翔貴はなんとか立ち上がったものの、足元がふらついていたためレフェリーが試合をストップし、森本が2RTKO勝利で初戦を突破しています。

1回戦第2試合 MOMOTARO vs 宮崎就斗

  • MOMOTAROの3R判定勝利

NJKFの看板選手であるMOMOTAROが、RISEでサバイバルマッチに勝利し出場権を掴んだ宮崎と対戦。

1Rは強烈な前蹴りに加えしなやかなミドルキックで距離を制するMOMOTAROに対し、宮崎も飛び込んでワンツーを狙うなどアグレッシブな攻めを見せます。

MOMOTAROが優位に試合を進めると、ラウンド終盤には巧みなボディーワークで宮崎のパンチをかわしたMOMOTAROがカウンターでショートのパンチを当て、宮崎はダウンを奪われます。

2R以降もMOMOTAROの距離を取りながら蹴り主体で戦うスタイルが嵌まり試合をリード。このまま盤石の勝利かと思われるも、最終ラウンドに逆転を狙いアグレッシブに攻めた宮崎の左フックにMOMOTAROがダウン。

これでお互いにダウンがひとつずつとなったものの、試合全体の内容では上回ったMOMOTAROが判定勝利で2回戦進出となっています。

1回戦第3試合 工藤政英 vs KEN・FLYSKYGYM

  • 工藤政英の1RKO勝利

優勝賞金でカワウソを買いたいと豪語する工藤が、アグレッシブなファイトスタイルを持つKENと対戦。

1R開始から工藤の猛烈なプレッシャーを受けKENが下がり続ける展開に。

得意のボディーブローと顔面へのフックをコンビネーションで放つ工藤に、KENは防戦一方となり左のボディーフックでダウン。

KENは立ち上がるも工藤の猛攻は止まらず、再び強烈なボディーブローを貰い2度目のダウンを奪われKO負けに。

工藤が鮮烈な印象を残しトーナメント初戦を無傷で勝ち進みました。

1回戦第4試合 内藤大樹 vs 原口健飛

  • 内藤大樹の延長R判定勝利

シュートボクシング王者の内藤がキャリア3戦目にしてトーナメント出場のチャンスを得た原口と対戦。

1Rは空手ベースの左右のローキックとパンチで攻める原口に対し、内藤も原口の蹴りをキャッチしての返しや距離を詰めてのボディーなどを返し、白熱した攻防が展開されていきます。

両者ともに印象的な場面は作れず膠着した状態が続くも、3Rに入り原口の運動量が若干落ちたところに内藤が攻撃をまとめていき強烈なハイキックをヒットされます。

終盤に内藤が見せ場を作りましたが、ジャッジにはアピール不足だったのか判定はドローとなり試合は延長ラウンドに。

延長では序盤戦の勢いがない原口に、内藤は冷静にボディーブロー、ヒザと冷静な試合運びを見せ完封。しっかりと差を見せつけ判定勝利しています。

準決勝第1試合 森本"狂犬"義久 vs  MOMOTARO

  • MOMOTAROの3R判定勝利

1回戦でKO勝利を奪った森本が、宮崎から終盤にダウンを喫したMOMOTAROと対戦。

序盤から左右のフックを武器に飛び込んでいく森本に対し、MOMOTAROは1回戦と変わらず蹴りを放つもやや手数は少なく消極的な印象。

しかしMOMOTAROは巧みなディフェンスで森本の強打をいなし、的確にミドルやヒザをヒットさせ徐々に試合を支配していきます。

3Rに突入すると、MOMOTAROは森本のパンチをかわしカウンターでパンチをヒット。さらに組ヒザも決めて森本を後退させていきます。

完全に試合はMOMOTAROペースとなった試合はジャッジ2名がMOMOTAROを支持。判定でMOMOTAROが森本を下し決勝へと駒を進めています。

準決勝第2試合 工藤政英 vs 内藤大樹

  • 内藤大樹の3R判定勝利

1回戦で無傷のKO勝利を奪った工藤と、原口に延長まで持ち込まれた内藤が対戦。

序盤は工藤のボディーブローが内藤を捉えるも、内藤は工藤のプレッシャーに押されずにテンカオやパンチで対抗。ならばと工藤は強烈なローキックを放ち互角の攻防が繰り広げられます。

2Rに入ると内藤のパンチが工藤の顔面を捉えだすと、工藤は手数が徐々に減っていき試合は内藤ペースへと傾いていきます。

そして3Rに入ると内藤の放ったワンツーからのハイキックが工藤のアゴを捉えるとこの試合初のダウン。工藤はなんとか立ち上がり逆転を狙いラッシュを仕掛けるも、内藤もペースを上げて対抗し試合はそのまま終了。

ダウンを奪った内藤が快勝でMOMOTAROの待つ決勝に進出しています。

決勝 MOMOTARO vs 内藤大樹

  • 内藤大樹の延長R判定勝利

DOAトーナメントの決勝戦はシュートボクシング王者vsNJKF王者という対戦に。

1Rはサウスポーから強烈な蹴りを放つMOMOTAROに内藤は左右のハイキックなどこちらも蹴りで対抗。ただ両者共に目立つ攻撃はなく攻めてを探るやや落ち着いた序盤戦となります。

そして2Rに入ると変則の蹴りを放つMOMOTAROに、内藤が距離を詰めてのボディーなどを有効に効かしやや優勢に。MOMOTAROは決定打こそ与えていないものの、少し運動量の低下を感じさせます。

試合は3Rに突入すると、内藤のパンチがヒットしたかMOMOTAROが鼻から出血。呼吸が苦しくなったのか完全に疲弊が見えるMOMOTAROに内藤が強烈なフックで攻勢に出て優勢を印象づけラウンドを終了します。

しかし明確なダメージを感じさせるシーンが足りなかったかジャッジはドローとなり決着はつかず。試合は延長に突入します。

延長Rに入るとMOMOTAROに体力の限界が訪れたのか、内藤のストレートがアゴを捉えMOMOTATOが崩れ落ちるようにダウン。

MOMOTAROはそれでも立ち上がり試合が続行となるも、足元はふらつき直ぐに内藤の追撃を貰うとロープまで飛ばされ力なく2度目のダウンが宣告されます。

ダメージは深刻でレフェリーがこれ以上の続行は不可能と判断し試合がストップ。

内藤が計11Rという長丁場を戦い抜き、過酷なワンデイトーナメントを制しています。

劇的なKO勝利で優勝を飾った内藤は那須川との頂上決戦を見据える

決勝でMOMOTAROから劇的なKOを奪い、トーナメント優勝を飾った内藤は試合後に以下の様にコメント。

優勝するためだけにこれまでトレーニングを行ってこれたので、ベルトを獲れたことは本当に嬉しいです。

セコンドについてくれた先輩(シュートボクシング世界王者の鈴木博昭)の背中をずっと追いかけてきました。ベルトを獲って成長した姿を見せれて良かったです。

計11Rという大変なトーナメントでしたが、最後は当たれば倒せるという自信を持っていました。

そしてセミに登場した那須川天心が、「DOAの優勝者は自分と対戦して欲しい」とコメントしていたことに対しても言及。

これまで自然とそういう状況になるように自分からは名前を出すことはありませんでしたが、ずっと意識していた相手なので名前を出してくれたことは嬉しいです。

2年前に負けてから止まっていた時を動かしたい。いつでも那須川選手とやる準備はできています。

一夜にして11Rを戦う過酷なトーナメントを制した内藤ですが、早くもRISEの絶対王者として君臨し過去にKO負けを喫した因縁の相手である那須川との再戦を見据えています。

圧巻の内容で国内トップクラスの実力を証明した内藤と、セミファイナルで”南米最強”とも称された強豪を一蹴した那須川の頂上決戦はどの様な試合となるのでしょうか。来年に実現が見込まれる一戦に期待が高まります。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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