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ブルース・リーが舞い、女装男子が美女ファイターに敗れる。巌流島トライアウトに密着。

2017/11/26 21:59

巌流島が11月26日(日)に公開トライアウトを開催。本戦へのセレクションとなる今回のイベントには女装男子vs美女ファイターによる男女マッチや、ブルー・スリーの魂を受け継いだコスプレファイターなど、非常にネタの詰まった戦いが繰り広げられました。

人材の宝庫か!巌流島トライアウトが開催

11月26日(日)にカルペディエム広尾道場にて「巌流島トライアウト 2」と銘打たれた、本戦出場を目指す33選手が参加してのアマチュアのワンマッチ大会が開催されました。

巌流島といえばかつてK-1でプロデューサーを務めた谷川貞治の下、あらゆる武道や競技の選手が平等に力を発揮できる新しい異種格闘技イベントとして2015年に立ち上げられました。

これまで異種格闘技戦が行われる場として用意されてきたMMAとは異なり、試合は円形の舞台で行われ、KOや一本の他にも3回の押し出しで勝敗が決するなど、これまでの異種格闘技戦とは一線を画すルールで行われています。

これまでコンスタントにイベントを開催してきた巌流島には、元UFCファイターや空道の世界チャンピオン、欧州のヘビー級キックボクサーなどトップファイターが参戦。

また、カマキリ拳法の使い手や、60歳の武術の達人など強烈なキャラクターを生み出したことでも知られています。

そんな巌流島が新たな出場選手を発掘すべく、武道をベースとした個性派選手を集めてトライアウトを行うということで、当サイトでは潜入取材を行ってきました。

トライアウトには強烈キャラクターが大集合

選手のキャラクター性を重要視する巌流島だけあり、まずはトライアウトのルール説明が行われた後に、出場選手ひとりひとりの自己紹介とPRタイムというコーナーが設けられ、それぞれの選手が思い思いのアピールを行いました。

それぞれのバックボーンを活かした自己アピールが行われましたが、今回はキャラクター面で印象に残った選手に絞り紹介します。

インド王族武術でブルース・リーの魂を蘇らせた男が登場

まず紹介するのは、この見覚えのある黄色いコスチュームに身を包んだブルース DATE。

プロフィールによるとインド王族武術の八男と表記されていました。

この如何にもな風貌を持つブルースは、自己アピールタイムで「自分はインド王族武術をバックボーンとし、ブルース・リーを継ぐ男だ」とコメント。

蹴り技の演舞を披露し会場を湧かせています。意外と運動神経も良く谷川プロデューサーが目を輝かせていたのが印象的です。

チームメイトはマッハGoGoGo

そして次に登場するのが1960年代に放送された「マッハGoGoGo」というアニメのコスプレで登場したスピードレーサー DATE。

プロフィールによるとインド王族武術の七男にと表記されており、先に紹介したブルースの兄貴分というキャラ付け。

なぜマッハGoGoGoの格好をしているのかと聞くと、「マッハGoGoGoが好きだから」と男らしい返答が。

さらに「今日はマッハでKOしますよ」と不敵なコメント。ちなみにインド王族武術には兄弟は11人兄弟だそうです。

女装男子は自称巌流島のマスコット

そしてキャラクターとして最も注目を集めたのは「ニャンニャン拳法」をバックボーンとする大ももち。

PRタイムではお姉言葉を操り、観客に自身への「可愛い」コールを求め、語尾に「にゃん」を付ける形容し難いパフォーマンスを行っています。

「ニャンニャン拳法」は自身を危険から守る護身術であり、今回は巌流島のトライアウトを通じてニャンニャン拳法への入門者を募るために参加したとのこと。

因みに巌流島トライアウトへの参加は2回目であり、自分は巌流島のマスコットでありアイドルであると発言し、参加者を困惑させていたのが印象的。

念のため性別を確認すると「女です」と本人は自称するものの、どう見ても女装したデカい男である大ももちでしたが、なんと今回のトライアウトではシュートボクシングで活躍する櫻井未奈と対戦。なんと女装vs美女ファイターの禁断?対決が組まれています。

バックボーンの異なる選手が異種格闘技戦を展開

そしてトライアウトの行われる会場には円形にテープが貼られた特設のステージが設けられ、巌流島の本戦に近いルールで行われるアマチュアのワンマッチが行われました。

ブルースは場外を3連続で決め圧勝

ジュニアの試合などを終えた後、巌流島ルールで行われるワンマッチの初戦にはブルース・DATEが登場。沖縄拳法空手をベースとし、普段は生活相談員としても活動しているハリィ永田と対戦しています。

見た目的には完全な色物だったブルースですが、試合ではローキックを軽快に放つと立て続けに組みから対戦相手を場外に押し出し、場外のポイントで圧勝。

「ブルース・リーがこみ上げてきた」と試合後には意味深なコメントを放ち、その存在感をアピールしています。

イベント終了後には何人かの出場選手と共に「DATE軍団はやっぱり気になる」と評価を示しており、来年は本戦への出場が期待されます。

兄貴分のスピードレーサー DATEは場外に押し出され敗戦

兄貴分のスピードレーサー DATEはシュートボクシングをバックボーンとする荒木謙太郎と対戦。

スピードレーサーは変則な蹴り技を繰り出し会場を湧かせたものの、こちらは荒木が放つ組みからの投げで場外にはじき出され続け、ポイントを奪われ続けての敗戦に。

試合後には「マッハのKOはできませんでした。巌流島特有の場外への対応が上手くいきませんでした。」と反省のコメント。

見た目のキャラクターは派手なものの、トークは真面目な好青年というギャップが不思議でした。

最注目の男女対決は美女ファイター側が勝利

そして注目の大ももちvs櫻井未奈による男女対決。

大ももちはこの試合を「美女対決」と言い張るものの、谷川プロデューサーは「男vs女の対決」と紹介。

身体の大きさでは大ももちが大きく上回ったこの試合は、序盤から組みの展開になると櫻井が大ももちの重心を崩しながら場外まで押し込みポイントを奪います。

苦しくなった大ももちは"男の"意地で掴んでのヒザを打ち込み会場を沸かせるも、逆にカウンターで強烈なパンチを貰い、さらには再び場外まで押し込まれ万事休す。

櫻井が性別、体格差を物ともせず勝利を飾っています。

勝利した櫻井は、「写真よりも大きくてびっくりしたけど、いつも男の人と練習してるので問題ありませんでした。」と試合を振り返り。”美女対決”と言っていた大ももちへのメッセージをお願いすると「もっと可愛くなって出直して来てください」と余裕?のコメントを残しています。

ももちは完敗を悔しがるももちでしたが、最後の記念撮影では何故か締めの音頭をとり、出場者全員に自身の決めポーズである「にゃんにゃんポーズ」を要求。

谷川プロデューサーまでが「やれんのか」以来となる猫のポーズを行うなど、いつの間にか巌流島のマスコットキャラの地位は確保しています。

キャラクター重視の紹介となってしまいましたが、打撃一発でのKOが複数生まれ、全体的にはハイレベルな試合が続いた今回のトライアウト。

終了後に総括を行った谷川プロデューサーは「伝統空手やレスリングの選手など目を見張る選手が複数いた。ここから本戦に出てもらう選手も何人もいると思う。」と目を細めながら収穫があったとコメント。

来年の春頃には第3回のトライアウトを開催したいとしており、1月3日に開催される巌流島に出場を予定しながら何故かトライアウトに参加してきた数見空手の岩崎徳正(引き分け)の様に、今後もトライアウトから個性的な選手が巌流島本戦へと昇格していくことでしょう。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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