2017年12月05日作成

KNOCK OUT代表として金原と異種格闘技戦へ!不可思、直前インタビュー

12月10日(日)両国国技館で開催される「KING OF KNOCK OUT 2017 両国」にて元UFCファイターの金原正徳と対戦する不可思。キックボクシングvsMMAという異種格闘技戦に臨む不可思に試合直前となるタイミングでインタビューを行った。

昨年の12月に新たなメジャー立ち技イベントを目指し旗揚げされた「KNOCK OUT」。

これまで中規模会場で計6回のナンバー大会を開催してきたKNOCK OUTが、イベント旗揚げから約1年というタイミングとなる12月10日に、これまでで最大となる約10,000人収容可能という両国国技館でイベントを開催する。

初代ライト級王座決定トーナメントの決勝を始め、これまで活躍した選手が揃ったオールスターイベントとして開催される今大会の中で、一際目を引くのが「不可思vs金原正徳」による異種格闘技戦だ。

KNOCK OUTでは連続KOを飾り団体の看板選手として活躍する不可思と、かつて山本"KID"徳郁に勝利し、UFCにも出場するなど日本を代表するMMAファイターとして活躍した金原正徳がキックボクシングルールで対戦する。

キックボクシングとMMA、それぞれのトップ選手同士が対戦する例は少なく、今回の試合は異例の異種格闘技戦として注目を浴びている。

金原はKNOCK OUT下部大会にて7月にキックデビュー戦を行い、そこで元日本王者を全く寄せ付けずに衝撃のKO勝利を飾っている。今回は対戦を直前に控える中、金原を迎え撃つ形となった不可思にインタビューを行った。

立ち技のスペシャリストとしてMMAには絶対に負けられない

ー今回はキックボクサーvsMMAファイターの対戦となりましたが、金原選手のMMAの試合は見たことがあるんでしょうか?

見てましたね。でもそんなに印象には残ってないです。戦極の試合を見た記憶はあるんですけど試合の内容は覚えていないです。名前を知っているくらいです。

大晦日に山本KID選手と戦った試合も見ているとは思うんですけど、あまり覚えてはいないです。

ー金原選手はその後にUFCに参戦することになりますがその試合はいかがでしょう?強豪のマイケル・マクドナルドとも好勝負を繰り広げていますが。

バンタム級ですよね。マクドナルドは凄くいい選手ですよね。僕はUFCは大好きなので金原選手が出場していたのは知っています。

その試合は見てないですけど、UFCという舞台に出場できてそこで勝利できるのは世界のトップ選手といって間違いないですね。

ーUFCを普段からご覧になってるんですね。不可思選手はUFCをどういう風に見てるんですか?

ぶっちゃけ打撃でもトップレベルの選手達は並のキックボクサーよりはレベルが高いですよね。打撃だけでやっても。それくらい凄まじくレベルの高い場所だなと思ってます。

総合の打撃とキックの打撃は違いますけど、足運びとかこういうやり方があるんだって参考にはなりますね。

チャンピオンクラスなんかキックボクシングを打撃で凌駕しているところもあるんじゃないですか?オリンピックレベルのアスリートも出ているし、競技のレベルが高いですよね。

ー不可思選手の階級の王者といえばTJ.ディラショーですよね。

64kgだと間になるんですけど、ディラショーとかその上のマックス・ホロウェイとか。ホロウェイがアルドをボコボコにして勝つとか衝撃的でしたね。

あとガーブラントとかも凄いですよね。打撃だけみても唸るような。

ー立ち技のスペシャリストのキックボクサーとしても、MMAファイターというのは脅威に感じるところもあるんでしょうか?

こっちは打撃だけでやってるので負ける訳にはいかないですけどね。向こうがMMAのトップだったとしても。こっちのリングで戦うのであれば絶対に勝たないと。

まあ、下手なキックボクサーだとやられてしまうと思うんですけど、僕は絶対に強さを見せれると思うので。

金原選手も打撃は上手いと思うし間違いなく強いんですけど、それでも僕は試合でキックボクサーの強さを見せれると思ってます。

ー自信がかなりありそうですね。それでは金原選手のキックボクシングデビュー戦となった中尾戦はどう感じました?

上手いなと思いました。独特のタイミングでパンチを打つのと当て感があって。

ーその試合はリングサイドでご覧になられてましたよね。戦うのも想定して見ていたんですか?

そうですね。その前に金原選手が僕とやりたいって言っていると聞いていたので、意識しながら見てましたね。どういう選手なのかなって。

ー中尾選手は金原選手の遠い間合いを突破できず、ローキックもスイッチで対処されてしまい戦い辛そうでしたよね。そこはどう見てましたか?

タイミングとかリズムがキックボクサーとは違うので序盤に変なのを貰わないことですかね。

絶対にパンチでも蹴りでも僕のほうが上なのは間違いない自信があるんですけど、総合の選手の独特のリズムとかそういうのは気をつけないとなと思っています。

ーキックボクサーとMMAファイターが戦うと、序盤にリズムの違いでキックボクサーが翻弄されるというのはよくありますよね。ですがラウンドが進むごとに慣れていくという側面もあります。今回は5Rですし後半勝負も想定されているのでしょうか?

どうですかね。前半とか後半とかは考えてないですね。僕はそういう戦い方をするとエンジンがかからないと思うので。

ただ前までは1Rが勢いでバッといってたんですけど、最近はディフェンスをどんなときでも意識するようにしてます。だから1Rにチャンスがあれば倒しにはいきますけど、無理矢理KOしようってのは考えてないです。

ー金原vs中尾戦を見ると、金原選手は頭を下げてパンチを放つシーンもありましたが。

試合を見て穴はいくつも見つかりました。

あと金原選手はチャンスがあっても倒しにいかず安全に試合を組み立てていたじゃないですか。それでちょっとラッシュを仕掛けたときになにか危うい感じがしたんですよね。

打ち合いになったときに金原選手が危ないなって感じがあったので、本人も打ち合いに自信がないのかなって。打たれ強くないのかなって感じがします。

ーでは試合は打ち合いで差がでそうという感じになるのでしょうか?

まあ、全部ですね。逆に打ち合いだと向こうにもチャンスがあるんじゃないかと思うので。僕はパンチだけじゃなく蹴りだけじゃなく、全部を使って圧倒したいですね。そこはキックボクサーとしての意地もありますし。

あとあの試合で中尾選手は蹴らなかったじゃないですか。もっと蹴っていったら勝てたと思います。

ーではキックボクサーとMMAファイターが戦う時にはフィジカルの差がよく言われますが、そこはどうでしょう?

やっぱ身体は強いと思いますね。MMAの人と練習したりはするんですけど、キックボクサーにない身体の強さがありますし。

軸が強いので返しの攻撃がすぐきますし、打ち方が崩れてても強いパンチを打ってくるのでそこは注意ですね。

ーMMAファイターは計量後の体重の戻し幅も大きいですよね。

そうですね。ハイパーリカバリーをする選手もいますし。でもフィジカルは僕も自信があるので、そこでも遅れをとるとは思ってないですよね。

ーそれにしても今回の試合はキックボクシングvsMMAという異種格闘技戦で、それもトップファイター同士という戦いでインパクトのあるカードですよね。

向こうのネームバリューがあるので、リスクはあるけど盛り上がりやすい試合ですよね。一般のお客さんにも分かりやすい構図じゃないですか。

キックvsキックだと色んな背景を知らないと楽しめないけど、この試合は構図が分かりやすいから楽しみやすいと思うので僕はこのカードは美味しいと思います。

ーMMAのファンにもアピールできる試合ですからね。

そうですね。今まで僕の試合を見てなかった方も金原選手との試合だから見るというのはあると思うので。

ーこの試合は金原選手が不可思選手を指名して実現した試合ですよね。それについてはどう思いました?

選手として試合をやりたいと言われるのは良いことなので単純に嬉しかったですね。興味持たれないというのは存在感がないということじゃないですか。

けどこっちのリングに来てやりたいと言ってるのは、僕に勝てると思ってるということだと思うんですよ。それは僕がナメられてるしキックボクシングがナメられてると思うので。

そこはしっかりと試合で示して、僕とやりたいって言ったことは後悔させてやりたいですね。

ー10月の後楽園ホールではフェイスオフもされましたが、対面してみてどうでしたか?オーラだったりは。

何も感じなかったですね。昔テレビで見ていた選手がいるなって感じで。

席も同じ並びだったんですけど、僕の隣に瑛作(小笠原)がいてその2つとなりくらいだったんですよ。全然気づかなくて。それくらいオーラとかは感じなかった。

ーフェイスオフでは一触即発のにらみ合いでした。

あんな感じでしたけど、僕は相手がどんな感じなのかなって見てましたね。僕とやりたいって言ってきたけどどういう感じなのかなって。

ー試合はいよいよ間近に迫ってきていますが、今回の試合はどのようなものにしたいですか?

金原選手とやるって聞いたときから自信はありました。

やっぱ1試合毎に僕が強くなっているのをお客さんに見せたいというのもありますし、あとは楽しみたいですね。

両国という舞台でUFCに出ていた選手と戦えるということが楽しみなので。どんな感じになるのかなとワクワクしてます。

両国は行ったことないんですけど、今までで一番大きい会場だし。

ー今回の試合の結末はすでにイメージできているのでしょうか?

KOですね。5Rあれば絶対に倒せると思うので。

ー最後に不可思選手の髪が金髪になったのが気になりました。金原選手とキャラが被ってますよね。

いや、偶然ですよ(笑)。1年くらい前までずっと染めていて、最近は黒だったんですけど飽きちゃって。

ーてっきり金原選手が金髪なので、対抗してきたのかなと思ったのですが。

違います。まあ、考えていることもあるので試合は楽しみにしておいてください。

不可思プロフィール

リングネーム:不可思
生年月日:1991年6月17日
出身:名古屋
身長:175cm

お寺の住職を務める父親とタイ人の母親を持つハーフ。10代の頃にムエタイ修行のために単身タイに渡り現地でプロデビュー。

帰国後は名古屋を主戦場に高い勝率を収めた後に、ジムをクロスポイント吉祥寺に移し2012年よりREBELSに継続参戦を果たし、タイトルも獲得した。

2017年からはKNOCK OUTに参戦し、強烈なローキックとパンチのコンビネーションに加え打点の高い飛び膝などを武器に連続KOも記録。

REBELSとKNOCK OUTの看板選手として、獅子奮迅の活躍を見せる。

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