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【4.9】長谷川穂積の後輩・久保隼が世界初挑戦!対戦相手ネオマール・セルメニョと共に両選手を紹介。

2017/04/04 11:31

ボクシング元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の久保隼が4月9日(日)に初めての世界戦に臨みます。偉大な先輩・長谷川穂積の後継者と目される久保とはどのような選手なのかを紹介していきます。

久保隼が初めての世界戦に挑む

元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の久保隼が4月9日(日)に、同級王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)の持つ王座へ挑戦します。

久保は長谷川穂積が在籍していた真正ジムに所属しており、長谷川と同階級のスーパーバンタム級、さらに同じくサウスポーの選手ということもあり、偉大な王者である長谷川の後継者とも目されている選手です。

ジムでも長谷川から主に精神面でのアドバイスを受けており、長谷川イズムを世界戦で発揮し、格上のセルメニョを破って世界王座を獲得できるか注目です。

生年月日 1990年4月8日 (26歳)
戦績 11戦11勝8KO
スタイル サウスポーの技巧派
略歴 元東洋太平洋スーパーバンタム級王者
WBA世界スーパーバンタム級8位

アマチュアでのキャリア

久保は元アマチュアボクサーの父親の影響で中学2年生の頃からボクシングを始めています。

高校は村田諒太、山中慎介と同じ南京都高校、大学はこれまた村田と同じ東洋大学のボクシング部に在籍しており、アマチュア経験豊富なボクサーです。

高校時代にインターハイで準優勝、入学した東洋大学では関東大学リーグ戦で活躍しています。
卒業後に真正ジムに入門し、プロへ転向することになります。

少し脚色されたかのようなエピソードですが、真正ジムの山下会長との出会いについて、以下のような話が報道されています。

恩人はまだいる。東洋大3年時の冬、ボクシンングに嫌気がさした。ボクシング部の寮を飛び出し、父・憲次郎さんとも言い争いとなり、京都の実家にも帰れず1週間、公園で寝泊まりする“ホームレス状態”もあった。そこから東京で部屋を借り、ブラブラしているときに声をかけてくれたのが、現会長の山下正人氏だ。

(出典: 久保隼 長谷川先輩に続け!4・9世界初挑戦「ジム盛り上げる」)

プロでは11戦全勝

2013年に東洋大学を卒業すると、その年の5月にプロデビュー。
デビュー戦はフェザー級6回戦、2R55秒でTKO勝利を収めています。

その後も順調に勝利し、5戦目でWBC世界バンタム級11位のルイス・メイと8回戦で試合を行い、判定勝利。

プロ9戦目で和氣慎吾が返上した東洋太平洋の王座をかけてパナマの選手と対戦し、判定勝利を収めて初のタイトルを獲得します。

東洋太平洋王座は2度防衛に成功し、WBA世界スーパーバンタム級9位にランクイン後、2月10日に決定した世界挑戦のために王座を返上しています。

現在までに11戦をこなし11勝8KO。

対戦相手のレベルが低いわけではないものの、世界トップレベルの選手との対戦経験はなく、世界戦を行うには時期尚早ではないかという声もあります。

実際に中継を行うフジテレビの番組紹介では、キャリアでは劣っていることを包み隠さず表現しています。

キャリアだけをみれば明らかに王者優勢だが、久保は若さと長谷川穂積をはじめ日本ボクシング界のレジェンド達の教えを胸に初の世界戦で勝利をつかみ取る!

『THE REAL FIGHT』より引用

対戦相手のネオマール・セルメニョについて

それでは久保と対戦する「ネオマール・セルメニョ」とはどのような選手か紹介していきましょう。

(BoxRecより引用)

生年月日 1979年11月17日 (37歳)
戦績 33戦26勝5敗1分1無効試合
略歴 アマチュアボクシング世界選手権銀メダル
シドニー五輪出場
暫定王者として二階級制覇
現世界スーパーバンタム級正規王者

ハイライト

  • 高いアマチュア実績、プロでも33戦のキャリアを持つ37歳のベテラン選手
  • 2度の暫定王座、1度の正規王座を獲得
  • 初来日だが、キャリアのほとんどのアウェーでこなしている

アマチュアエリートとしてプロデビュー

久保もアマチュア経験豊富な選手ですが、セルメニョは久保よりも遥かに高いアマチュア実績を持ちます。

1999年にバンタム級でアマチュアボクシングの世界選手権銀メダル(日本では過去に村田諒太が銀メダルを取ったのが最高位)、2000年にはシドニー五輪にベネズエラ代表として出場しています。

2004年にプロデビューすると活動拠点をパナマに移し、連勝街道を歩み始めます。

暫定王者ながら二階級制覇達成

2009年3月、プロ17戦目にクリスチャン・ミハレスとWBA世界バンタム級暫定王座決定戦を行い、12R判定勝利を収めて、初の世界王座を獲得。
(ミハレスは川嶋勝重から2度勝利したことのある選手)

2度暫定王座を防衛するも、2010年に王座統一戦に敗れてタイトルを失います。
これがプロ20戦目にして初黒星となりました。

しばらくは負けが混み、キャリアで最も厳しい時代となりますが、2013年8月にはWBA世界スーパーバンタム暫定王者決定戦で勝利し、暫定王者として2階級制覇を達成しています。

しかしその後はビザの発行トラブルなどで2年以上に渡って試合ができず、暫定王者の座を剥奪される憂き目にあいます。

2016年1月に復帰すると、6月には中国で地元選手の裘曉君とWBA世界スーパーバンタム級正規王座をかけて対戦し、12RKO勝利。これがキャリア初の正規王座となっています。

1度目の防衛戦はKOで、2度目は裘曉君とのリマッチを判定で再度退け、現在までに2度防衛に成功。
久保との試合は3度目の防衛戦に当たります。

キャリアに勝るセルメニョに久保はどう対抗するか

以上のようにセルメニョは37歳のベテラン選手ですが、負けが混むスランプ期を脱して、2016年に初めて正規王者を獲得するなどキャリアの最盛期に突入しています。

今回の試合は、久保の地元大阪で行われますが、セルメニョはこれまで拠点のパナマの他にもドイツ、アルゼンチン、メキシコ、中国と様々な国で試合をこなしており、アウェーでの試合はものともしないでしょう。

キャリアで見ればセルメニョが圧倒的有利なのは否めませんが、成長著しい久保がどのように対応するかが見どころです。

テレビ中継について

「久保隼 vs セルメニョ」の試合は、試合当日の9日、午後5時からBSフジにて放送されます。

地上デジタルではなくBSフジでの中継となっておりますので、BS放送を受信できない方は視聴できませんのでご注意下さい。

放送日時 2017年4月9日(日) 17:00~18:25
放送局 BSフジ

昨年、惜しまれながらも引退した長谷川穂積。実は、彼には同じジム所属の後輩で同じサウスポー、そして同じ階級という正当な後継者がいた。その名も久保隼(真正ジム)。

久保の経歴は、WBCバンタム級世界王者の山中慎介やロンドンオリンピック、ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太などを輩出した南京都高校出身。プロ転向後は長谷川穂積の姿を見てキャリアを重ね、現在は東洋太平洋スーパーバンタム級王座を返上し、WBA世界スーパーバンタム級9位にランクイン。偉大な先輩達から学び、彼らから一目を置かれている久保だが意外にも「泣き虫チャンピオン」という愛称で親しまれている。その理由は試合後のインタビューで必ず泣くところ。果たして初の世界戦で“勝利の涙”を流すことができるのか!?

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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