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異種格闘技戦は不可思が元UFCの金原からフルラウンドの死闘を制する【KNOCK OUT両国大会】

2017/12/10 17:54

KNOCK OUT両国大会の異種格闘技戦「不可思vs金原正徳」は序盤こそ金原の独特なパンチに手を焼くも、ローキックで打開に成功した不可思が消耗戦を制して判定勝利を収めています。

KNOCK OUT版・異種格闘技戦「不可思 vs 金原正徳

KNOCK OUTが旗揚げから1年の総決算として開催した「KING OF KNOCK OUT 2017 両国」。

同大会ではライト級初代王座決定戦など注目カードが並んだ中、異色の対決としてMMAのトップファイターである金原正徳と、KNOCK OUTを代表する激闘派である不可思との異種格闘技戦が行われています。

金原は今年7月にKNOCK OUTの下部大会にあたる「ROAD TO KNOCK OUT」でキックボクシングデビューを果たすと、MMA選手ならではの独特なジャブ一本で圧倒しての5RTKO勝利。次なる標的として、KNOCK OUTの代表選手である不可思を指名しての対戦が実現しています。

金原からの挑戦を受けて立つことになった不可思は、金原のことはMMA時代をよく知っていたと話しながらも、「本職の強みを見せる」とKO宣言。

近年ではあまり見られなくなったキックボクサーとMMAのトップファイター同士の対戦は、キックボクシングファンのみならず、MMAファンからも注目が寄せられています。

不可思が金原の攻撃に手を焼きながらも消耗戦を制する

○不可思
5R判定 49-48、49-47、49-47
●金原 正徳

1R  金原がサウスポーに構え、飛び込んでの左ストレートを放つ。キックボクサーにはない独特なリズムから繰り出す左ストレートが不可思の顔面をいきなり捉える。下から上がってくるような金原のジャブがヒットするも、不可思は動じずにローキックを返していく。

金原が遠い間合いから飛び込んでパンチを放てば、不可思はジャブを返す。不可思は2発3発とまとめたいが、金原の距離が合わないのか攻撃をかわされてしまう。

大きな優劣こそ出ていないものの、金原のパンチがよくヒットし、不可思はやり辛そうに見える。採点は3者とも10-10のイーブン。

2R 金原はスイッチしながら独特なテンポから放つジャブが再三に渡って不可思の顔面を捉える。ジャブで不可思のアゴが跳ね上げられるなど金原の印象が良い。

不可思は前進して金原を捉えようとするが、金原のジャブの前に懐に入らせてもらえない。MMAの金原が逆に肘を出すなどお株を奪うような場面も。

不可思のミドルキックに合わせてジャブであわやダウンという展開も。金原のジャブに不可思が全く対応できずにリズムを掴めず、金原が試合をコントロールしたままラウンドが終了。3者とも10-9で金原を支持。

3R 不可思はローキック、ミドルキックを放ってペースを戻そうとするが、距離が遠い金原を崩すには至らない。飛び込んでいきなりの左ストレートなど要所で印象を残す金原に対し、不可思は強引に打ち合いに呼び込もうとするが、金原は付き合わない。

しかし何度も重ねた不可思のローキックに金原の足が揃うなどダメージを感じさせる場面も。3Rは3者とも不可思で29-29でイーブンに持ち込む。

4R 不可思はローキックに活路を見出し、前進しながらローキックを再三蹴り込む。足が効いた金原は失速し、序盤のようなリズムの良いストレートが見られなくなる。

金原はサウスポーにスイッチして左足を奥に置きつつ、変則なストレートを不可思に叩き込む。不可思は打ち終わりにローキックを放つが、サウスポーの金原には少しやり辛そうに見える。金原は左の縦肘も交えてリズムを変えることに成功し、不可思の好きにはさせない。ローキックの不可思とパンチの金原という構図に。

5R 金原はサウスポーから左ストレート、縦肘と交え、不可思はそこに奥足へのローキックからパンチまでつなげる。

ラウンド終盤になると金原がローキックのダメージと消耗から下がらされる場面が目立つ。不可思はここぞとばかりに手数を増やして金原を追い詰める。金原のパンチにはスピードがなく、不可思が打ち終わりにローキックを必ず返す。

苦しい金原だが最後まで諦めずにミドル、ハイと散らすが、不可思の前進は止まらずローキックを連打。消耗戦の様相を呈したまま試合が終了。

判定は49-48・49-47・49-47と3-0で不可思が勝利。序盤はポイントを取られたが、終盤に金原の消耗を誘い込み、ポイントを奪取して勝利を呼び込んだ。

不可思はスーパーライト級トーナメントに参戦決定

この試合の後には、KNOCK OUTプロデューサーの小野寺力がリングに上がると、会場モニターにて2018年にスーパーライト級トーナメントの開催が発表されています。

スーパーライト級トーナメントには水落洋祐、山口裕人、前口太尊、健太と共に不可思が参戦決定選手となっており、来年2月12日から開幕するトーナメントに出場することが内定。

2017年のKNOCK OUTでフル稼働した不可思ですが、2018年のスーパーライト級トーナメントでも中心選手として同団体を牽引していくことが期待されます。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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