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ポーランドの人気俳優と人気ラッパーがKSWでMMAマッチ。44才の俳優がMMAデビュー戦を勝利で飾る。

2017/12/24 10:43

By Serecki (Own work) [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

東欧最大のMMAイベント『KSW』に44歳にして俳優がデビュー。MMAキャリア5戦を誇る相手に1Rは苦戦を強いられたが、2Rにテイクダウンからのパウンドで大逆転勝利を収めている。

ポーランドを拠点に東欧で絶大な人気を誇るKSW。今年5月の大会ではMMA史上2位となる5万7766人を動員するビッグイベントを開催したことが記憶に新しい。

そのKSWが12月23日(土)に2017年最後となるイベント『KSW 41』を開催した。このイベントでは2つのタイトルマッチが予定される中、セミファイナルでは珍しい顔ぶれの対戦が行われた。

それはポーランドの人気俳優であるトマシュ・オズウィエンチンスキ(44=ポーランド)がMMAデビュー戦を行うと共に、同じく人気ラッパーのポペック・モンスター(本名パベウ・ラク、39=ポーランド)と対戦するという顔合わせだ。

俳優のオズウィエンチンスキはこれがデビュー戦、ラッパーのポペックは6戦目とキャリアの浅い者同士の対戦だが、「俳優vsラッパー」という構図への注目度からかセミファイナルに抜擢されている。

人気俳優が44歳にして迎えたMMAデビュー

俳優としてMMAデビュー戦に臨んだトマシュ・オズウィエンチンスキは、今回44歳にして地元ポーランドのKSWでMMAデビューをすることになったが、俳優として活躍する前には逮捕歴のある人物であったと伝えられている。

現地メディアによるとストリートファイトに明け暮れており、また武装集団のメンバーの一員として逮捕され、数年間に渡って投獄された過去があるという。(ただし公的な記録には残っていない)

その後、2010年から俳優としてのキャリアを始めており、テレビドラマや映画に出演するようになる。2016年には有名人が出演する料理のリアリティ番組にも出演するなど着実に俳優としての地位を築いたが、2017年に入り、KSWと契約を結んで12月23日のKSW 41でMMAデビューを迎えている。

対するはポペック・モンスターもまた特異なキャリアを持った選手だ。ポペックの本職はプロのラッパーでシングルやアルバムを出すなど、ラッパーとしての地位も高い。

こちらはMMA戦績は3勝2敗を誇り、既にKSWで2試合しており、1勝1敗ながら直近の試合ではわずか45秒でKO勝利を収めている。

両者ともヘビー級で戦っており、183センチと上背はさほどではないが、東欧の選手らしくガッチリとした筋肉を身にまとっており、熟練したMMAファイターも顔負けの体格を誇っている。

試合は俳優がラッパーを大逆転KO

この試合は両者のキャラクター性に注目が集まったが、その試合内容も期待に沿ったエキサイティングなものとなった。

試合が始まると、俳優のオズウィエンチンスキは初めての試合に少し浮ついた様子を見せる中、左手を前にしてゆったりと前進。対するラッパーのポペックは右ストレート、前蹴りを放って胴投げからテイクダウンを奪う。

グラウンドの攻防になるとポペックの技術が上回り、スムーズにパスガードをしてサイドからマット・ヒューズポジションに移行してパウンドを連打。万事休すと思われたがオズウィエンチンスキは暴れるようにして逃れる。

しかしポペックは落ち着いてマウントを取ると力強いパウンドを連打。いつストップがかかってもおかしくない状況だが、オズウィエンチンスキがうつ伏せになり何とか立ち上がることに成功。しかしポペックの猛攻は止まらずにそのままなぎ倒してパウンドをコツコツと落としたところで1Rが終了。

1Rを見る限りは実力差は歴然と思われたが、2Rに劇的な展開が待っていた。ラウンドが始まるとオズウィエンチンスキがパンチを打つような素振りから、そのまま突進するようなタックルでテイクダウンに成功。

そのままサイドポジションに移行して鉄槌を落としていく。重量級のパウンドを受けたポペックにはダメージが見られると、オズウィエンチンスキはここぞとばかりにさらに強烈な鉄槌を放つ。

これでポペックの動きがなくなり、さらにバックからパウンドを叩き込んだところでレフェリーが試合をストップ。大逆転で2RTKO勝利を収めたオズウィエンチンスキは、勝利後に感極まって涙を流している。

決して高度な技術戦が展開されたわけではないものの、特異なバックグランドを持つ両者が見せたスペクタクルな攻防には観衆も湧き上がった。この試合もまた、ポーランドで絶大な人気を誇るKSWの勢いを示すものであろう。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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匿名ユーザー
2017/12/24 11:32

何だこの試合w金子賢のスケール大きい版みたいな試合だ。

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ベム
2017/12/24 13:27

ラッパーvs俳優とかもうなんでもありですやんw
でもこういう試合をするな!って怒る人もいるけど、こういう試合が組めるのは格闘技の魅力のひとつですよ。