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アンソニー・ジョシュアとジョセフ・パーカーの世界ヘビー級主要3団体統一戦が決定。

2018/01/14 22:10

By Bill (Flickr: Anthony Joshua) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

ヘビー級最大のスターであるアンソニー・ジョシュアと、WBO世界ヘビー級王者のジョセフ・パーカーによる世界主要3団体の統一戦が3月31日に決定した。無敗の王者同士が、ジョシュアのお膝元であるイギリスの大会場で対戦する。

世界ヘビー級のビッグマッチが決定した。ヘビー級における最大のスターにしてWBAスーパー、IBF・IBO世界王者のアンソニー・ジョシュア(28=イギリス)と、WBO世界ヘビー級王者のジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド)が対戦する。

この試合は3月31日にウェールズの首都カーディフにあるミレニアム・スタジアムにて、WBAスーパー・IBF・WBOの主要3団体、およびIBOの統一戦として行われる。

ミレニアム・スタジアムは最大8万人弱を収容可能な大会場で、ジョシュアが前回の防衛戦を行った場所でもある。

イギリスのトップスターであるジョシュアが、難敵のパーカーを迎え撃つ

現在、世界のヘビー級戦線における中心人物と言えば間違いなくアンソニー・ジョシュアだろう。2012年のロンドン五輪のヘビー級で金メダルを獲得し、翌2013年にプロデビュー。プロでは20戦20勝(20KO)と文字通りパーフェクトレコードを飾っている。

身長198センチ、110キロを越える体格と、抜群の身体能力を持ち合わせ、スピード・パワーともにヘビー級の中で頭一つ抜きん出てている。ボクシングスタイルは正統派のアウトボクシングがベースだが、劣勢の試合をひっくり返すラッシングパワーも強みとする。

さらに特筆すべきは母国イギリスでの圧倒的な人気ぶりで、チケットが販売されるや8万〜9万人規模の大会場が即日完売となるなど、ボクシング人気が加熱するイギリスにあっても空前の人気を誇っている。中でも昨年4月に行ったウラジミール・クリチコとの一戦は、長らくヘビー級の頂点に君臨してきたクリチコとの世代交代マッチとなり、試合はジョシュアが11Rに劇的なTKO勝利を収めたことで、ヘビー級が新時代に突入したことを象徴する結末となった。

クリチコとの試合を経て名実共にヘビー級の中心となったジョシュアは、10月のカルロス・タカム戦では盤石の内容で10RTKO勝利を収め、WBAスーパーおよびIBF王座の防衛に成功した。

そしてジョシュアの2018年第一戦の対戦相手は、WBO世界ヘビー級王者のジョセフ・パーカーに決定した。

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あえて比較をするのなら、金メダリストにして母国で絶大な人気を誇るジョシュアはエリートボクサー、一方のパーカーは雑草育ちという印象が強い。戦績は24戦24勝(18KO)と全勝であるが、ジョシュアのように世界王者となるキャリアが約束されたわけではなく、タフな試合を乗り切りながら現在の地位を築いてきた。

2016年にはWBO世界ヘビー級王座決定戦を制したことで、ニュージーランドで初の世界王者となり、現在までに2度の防衛に成功。直近の試合ではイギリスで、ジョシュアと並ぶヘビー級のスターであったタイソン・フューリーの従弟であるフューイ・フューリーを相手にアウェーで防衛戦に臨み、この時には不利な下馬評もあった中で判定2-0で勝利している。

正統派のボクシングを展開するジョシュアに対して、パーカーは頭から突っ込むように、腰を落としてフックから入り、パンチとクリンチをセットにしたような泥臭いボクシングを得意とする。

身体能力やスピードなどベースとなるスキルではやはりジョシュアが上回ることが予想されるものの、パーカーのスタイルは曲者であり、ジョシュアと言えども一筋縄ではいかない相手だろう。

ちなみにパーカーはこれまで何度か、元K-1ヘビー級王者にして現在は日本・東洋・WBO-AP王者の藤本京太郎との対戦が浮上しており、昨年末にもパーカーと藤本の世界戦が日本で行われる機運が高まったものの、これまでに両者の対戦は実現していない。

ジョシュアはさらなるビッグマッチに繋げられるか

ヘビー級の黄金カードといえば、最も期待感が高いのが「ジョシュアvs.デオンテイ・ワイルダー(※WBC世界王者)」、あるいは飛び道具的なカードとして「ジョシュアvs.タイソン・フューリー(※破天荒なキャラクターを持つ元世界王者)」が考えられるが、パーカーとの一戦にそれに次ぐビッグカードと言える。

今回は主要3団体統一戦として行われ、WBC王者のワイルダーは同じ3月にタイトルマッチが予定されており、ジョシュアとワイルダーの二大王者が無敗の難敵を迎え撃つという構図だ。3月決戦で共に勝利し、ジョシュアとワイルダーの黄金カードの実現に近づけるのかというのも一つの見所となる。

2018年3月は世界ヘビー級戦線にとって節目となる月になるだろう。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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すがり
2018/01/15 00:28

おお、ついに実現したか。ジョシュアはディフェンスが甘いところがあるから、パーカーの攻めに結構苦戦しそうな気がする。今のヘビー級でトップなのは間違いないだろうけど、粗い部分も大きいので、パーカー相手には成長したところをみせてほしい。

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イチ
2018/01/15 17:25

京太郎は日本で唯一のヘビー級タイトルマッチのチャンスでしたがこれでチャンスは無くなりましたね
恐らくパーカーとの交渉時のファイトマネーが足りなかったのだと思われますが…

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  l
2018/01/15 18:43

ここ2年で肥大化しすぎ
タカム程度の選手にスタミナ不足でズルズル10Rも使った失態を挽回できるとも思えない
ヒューイがどうしようもない試合したせいで多少割り食ってるけど
所詮は決定戦の買い物王者パーカー…
どっちも意外とタイミングや圧倒的な決定力が無いんで
いい試合にはならないだろうけど、なんか長引くかも…

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