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1回戦から事実上の決勝戦。スーパーライト級トーナメントで不可思と健太が対戦【KNOCK OUT】

2018/01/16 17:30

KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントの組み合わせが決定した。中でも注目は事実上の決勝戦とも言える「不可思vs.健太」の対戦だ。打ち合いを臨む好戦的な不可思と、技術を駆使してじっくりと攻める健太は、会見から早くもお互いの考えがぶつかりあった。

KNOCK OUTが旗揚げから2年目を迎え、2018年第1段の興行となる『KNOCK OUT FIRST IMPACT』ではスーパーライト級トーナメントが開幕し、1回戦全4試合のうち2試合が行われる。

激闘型のファイターが揃ったスーパーライト級トーナメントは好勝負の連発が期待されるが、1回戦から「不可思 vs. 健太」という事実上の決勝戦とも言える試合が実現した。

適正階級のスーパーライト級で初代王者の座を狙う不可思と、階級を落として新たにチャンスを狙う健太という構図になっている。

エース候補である不可思と、階級を落として臨む健太

KNOCK OUTのレギュラー選手である不可思(26)は、スーパーライト級トーナメントの主役候補とも言える存在だ。

昨年には過酷な減量によりライト級に階級を落としてトーナメントに臨むと、1回戦で後の準優勝者である勝次と対戦するも、計6度のダウンの応酬の末にTKO負けを喫した。トーナメントというチャンスに懸けた末の敗戦だったが、ライト級での試合を除けばスーパーライト級で4戦4勝の全勝となっている。

そして2018年には自身の適正階級であるスーパーライト級でのトーナメント開催が決定し、過去のスーパーライト級での実績やその高い人気を鑑みると、不可思がトーナメントの主役候補筆頭と言えるだろう。

幸先よく初戦を突破したいところだが、1回戦から用意された相手はまたも強敵で、対戦相手は健太(30)に決定した。

昨年まではこんがりと褐色に焼けた肉体と、彫刻のように研ぎ澄まされた自身の肉体を愛することから"褐色のナルシスト"と呼ばれていたが、永久脱毛を皮切りに日焼けを止めたことで褐色ボディーではなくなり、ニックネームも"プロフェッショナルシスト"となった。

このキャラクターとは対照的に試合はガチガチのテクニシャンで、火の出るような打ち合いよりも、パンチ・キック・肘を交えたハイレベルなスキルをじっくりと披露するタイプで、好戦的な不可思とは異なるスタイルだ。

肘ありルールのウェルター級日本トップレベルの座を不動のものとしており、昨年には世界から強豪を集めたクンルンファイトの67kgトーナメントにエントリー。初戦で地元のスター選手、ヤン・ジョーにやや地元判定気味の内容で敗れているが、そのヤン・ジョーが後に優勝していることから、健太が同トーナメントで優勝するだけの実力があることを結果的に証明した。

もっとも健太はウェルター級の選手であり、昨年11月にはシュートボクシングのスーパーライト級トーナメントに参戦したが、この時のリミットはKNOCK OUTよりも1.5kg重い65.5kgとなっているように、少なくとも健太が台頭して以降では最軽量での試合に臨むことになる。

昨年は不可思が過酷な減量で一階級下のトーナメントに参戦したが、今年は健太が同様に階級を落としてスーパーライト級トーナメントに登場する。

ウェルター級での強さを発揮できれば、健太もまた優勝候補といえる実績を上げており、1回戦の「不可思 vs. 健太」はトーナメントの今後を占う事実上の決勝戦と言っても過言ではない。

試合内容を巡って両者が舌戦

16日に対戦発表が行われた会見には両選手が出席し、この対戦に向けて意気込みを語っている。

不可思は昨年トーナメントで敗れたことを踏まえ、「去年は一つ下の階級に落として、ライト級のトーナメントに出場したが(タイトルは)取れなかった。今年は自分の階級でトーナメントをやってもらえるので楽しみ」と話し、同トーナメントで最多出場を誇っているだけに「去年は誰よりもKNOCK OUTを盛り上げてきたという自負があるので、スーパーライトのトーナメントは絶対優勝しないといけないと思っています。」と続けた。

一方の健太は「13年キックボクサーとやってきて、ベルトも何本もあって興行もたくさんあって本当の日本の王者が分からない状態になっている中、色んな団体の垣根を越えて、王者を決めるトーナメント。キックボクシング日本一と言える大会に出場できてワクワクしています。」と各団体の王者が集ったトーナメントへの高いモチベーションを見せた。

また不可思は健太の印象について「対戦相手の良い所を消してくる。つまらない試合にさせられないようにすると」話せば、質疑応答の際に健太は「それに関して言いたいんですけど、自分の試合見ていて面白いなと。逆に不可思選手の試合の方は面白くない。だからそこについては何とも。」と反論した。

これに対して不可思は「選手からの見方なので、それはお客さんが決めることじゃないですか。お客さんが見てどっちが面白いかと聞いたら、俺のほうが自信ある」と返すなど、お互いの意見がぶつかり合う場面もあった。

見る者に分かりやすい打ち合いを臨む好戦的なスタイルの不可思が勝つのか、それとも高度なテクニックを駆使して対戦相手をじっくりと攻略する健太が自身のスタイルを貫いて不可思を上回るのか。スーパーライト級トーナメントの事実上の決勝戦とも言える1回戦が2月12日に行われる。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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