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菊野克紀によるテコンドー全日本選手権終了後の囲み会見の模様を掲載

2018/01/21 21:35

巌流島のエースである菊野克紀が挑んだテコンドー全日本選手権は準優勝に終わった。決勝戦では距離を徹底的に潰されての大差ポイント負けとなったが、菊野はそれを乗り越える技術を身につけると意気込んでいる。

1月21日(日)にテコンドーの全日本選手権が開催され、巌流島のエースである菊野克紀(36)が同大会に出場した。

沖縄拳法空手をベースにMMAや巌流島を経験した菊野だが、テコンドー挑戦を表明してから初めてテコンドーに取り組むなど、ほとんど未経験という状態ながら、1回戦・2回戦を勝ち上がり、決勝までコマを進めた。決勝では197センチという規格外の体格を誇る絶対王者の江畑の前に、徹底的に距離を潰されて突きを封じられてしまい、「3-66」という大差のポイント負けを喫している。

それでも初挑戦にして準優勝という見事な結果を収めているが、試合後に行われた囲み会見では開口一番に「悔しい」という言葉を発した。今回の全日本選手権を終えての囲み会見の模様を掲載する。

「36才にしてオリンピックを目指せるのは幸せ」

ーー今、率直に何を思いますか?

菊野「悔しいです。悔しいですね。正直、あそこまで封じられるとは思わなかったですね。僕が反則を犯してしまったことには申し訳ない気持ちです。

試合巧者というか、見事にルールを利用した戦いをできていたので。僕はまだそこが足りなかったですね。」

ーー予想外だったところがあったのですか?

菊野「あそこまでベターっと乗っかってくるとは思わなかったですね。投げるのは簡単なんですけどね。」


ーールールを味方につけてということですね

菊野「見事にやられましたね。」

ーー効いているという感触はありましたか?

菊野「どうなんですかね。それは江畑選手に聞いてみて下さい。二回戦もそうだったんですけど、距離を作らないとダメですね。今回は前回とは防具が変わったんですよね。前回よりも防御力が高いような感じがしました。」

ーー防御力が高いというと…

菊野「(防具が)固いんですよね。前回効かせられたものも効かせにくいと感じましたし、二回戦みたいに接近戦のパンチでは相手の心を折るまでにはいかないなと。なのでやっぱり距離を作って打たないといけないんですけど。うーん、見事にそれを潰されましたね。完敗です。」

ーー想像していたよりも身長差は感じましたか?

菊野「それはもちろんそうなんですけど、身長が大きい分、距離ができるので強いパンチを当てられるかなと思ったのですけど、それが反則になっちゃいましたね。あそこまで徹底的に距離を潰されるのは思っていたよりもさらに上でしたね。乗っかってくるくらいに。」

ーーそこは反則にはならないんですね。

菊野「僕はまだルールを分かっていなかったんですね。彼はルールを熟知していると。あんまり言うと言い訳になってしまうので、やっぱり完敗でした。」

ーー全日本選手権に初出場で準優勝というのはいかがですか?

菊野「本当に2回戦は運が良かったといういのもあると思うので、よくやった…いや、でも悔しいですね。突きもしっかり強くなって自信はあったんですけど、それ以上に相手の対策が上回ったという感じですね。」


ーーひとまず一回の区切りとなると思うのですが、全日本選手権を終わって改めてテコンドーに挑戦したことで感じるものはありましたか?

菊野「感じるもの…。この距離という問題を僕がクリアしない限りはこれから先も勝ち目はないと思います。やっぱりテコンドーの技で絶対に歯が立たないので、僕だけの武器で戦わないといけない。そして、そのためには適度な距離が必要で、それを生み出す戦術、戦略、技術を(身につけるよう)稽古します。風穴を開けます。」

ーーやっぱりオリンピックにという思いが強いのでしょうか?

菊野「凄く魅力的な舞台なのでそこに向けて走るというのは幸せですね。36歳でオリンピックを目指し始めるというのは凄く幸せなことだと思いますし、ましてその時に東京五輪があるという。僕が1年前や2年前、さらに5年前や10年前というのは若かったですけど、絶対今のほうが強いです。心技体が揃っていて、その良い状態でこのチャンスをもらえたということが幸せなことなので。次はもっと上に行けるように頑張ります。」

ーー改めて日の丸を背負う、日本代表になるという思いを教えてください

菊野「僕は柔道をやっていたんですけど、古賀(稔彦)さんとかに憧れて『すごいな〜』と思って見ていて。日の丸を背負って、世界と戦うということを目指せるという。そういうことを目指せるチャンスをもらえたのが幸せです。ただ今回はやられたので、幸せじゃ済まさずに勝ち取るということを目標にしたいと思います。」

ーー次の大会は考えているのですか?

菊野「選抜大会というものがあるみたいです。3月11日かな。それを目標にしたいと思うのですが、まずは体の調子を見て。しこたまパンチを打って、違和感があるので。しっかりケアをしてまた次につなげます。」

ーーオリンピックを目指す上で何が必要でしょうか?

菊野「まずは選抜大会に出て、日本の選抜選手として出ることと、世界中にオープン大会というものがあるらしいですが、それに出る資格はまだないようなので、それに挑戦していく。それでオリンピックは世界で16人しか出られないということで、要は世界で16番目くらいに入らないと出られないので、国際大会でポイントを稼いでいかないといけないですよね。」

ーー海外で戦いながらランキングを上げていくのでしょうか?

菊野「そうですね。日本の枠は2階級あるらしいのですが、他の階級の王者とも競争になりますし。」

ーー次の選抜大会というのはまた日本人同士で争われるのでしょうか?

菊野「まだ少し分からないですけど、合宿の中でやっていくみたいです。そこら辺を含めてテコンドーのことを勉強していかないといけないですね。」

ーー話が変わりますが、前回大会から変えてきたところはありますか?

菊野「明らかに威力は上がったつもりはありますし、前回よりは経験値が上がっているので、そこは良かったと思います。ただ今回はあそこまで潰されるとは。ルールがそこまで許されているんだなというところにビックリしましたね。あれをクリアする技術を身に着けないといけないですね。」

ーー決勝の時に一度入場の準備をして、そこから40分くらい待たされることがあったのですが、気持ちの面で問題はなかったのでしょうか?

菊野「一回気持ちは切りましたけど、そこは僕も良いキャリアを積んでいるのでオン・オフはできます。負けた理由は見事な相手の対策で、それを越えられなかったこと。そこを知らなかったので、知れたので次に向けて頑張ります。」

ーー1,2回戦はイメージ通りに勝てたのでしょうか?

菊野「やっぱり僕が距離を作る練習をしていたのですが、経験値が足りなかったのかそれができなかったですね。向こうが距離を潰して押し合いをしてしまったんですけど、そこは距離を作る練習をしていたのにそれが上手くできなかったです。」

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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正義
2018/01/22 00:40

ルールとか対策とか言い訳が悲しいな。
60点差なんて歴史的な点差ついてそんな言い訳すんなよ。
圧倒的な実力差でしょ。
菊野をせめるわけじゃないけど、なぜ素人の菊野が決勝まで行けたと思う。
絶対王者の江畑選手とやりたくないから皆この階級を避けてるんだよ。

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まる
2018/01/22 08:37

勝つつもりで大会出て負けてしまった後なので仕方ないでしょう。
むしろ競技の垣根を超えて挑戦してここまで来れたことに感動しました。また頑張ってほしい。

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いいんじゃない
2018/01/22 11:58

敗因を明確化するのは競技者として必要なことなのに、すぐ言い訳とだけ片付けちゃう人がいるのは残念。
「次やれば勝てる」みたいに安易なことは言っていないわけだし、自分に足りないものと向き合っている良いコメントだと思う。

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kuros
2018/01/22 12:28

インタビューに答えてるだけで言い訳とかあきれるわ。
>>階級避けてる
これこそ菊野選手の準優勝にケチつける言い訳だろう。
例え事実だったとしても。

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匿名
2018/01/23 00:44

会場で見ていて菊野選手は強かったです。
とても。
ルールギリギリのところで、勝つための対策もしっかりしていて、礼儀もきちんときている。
このインタビューもそう。
菊野選手はどの質問にもあくまでも謙虚に答えてます。
ただ、インタビュアーの悪意のようなものを感じるだけ。
そしてそれをそのまま載せることにも何かしらの意図を感じます。

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