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【Krush】ジョーダン・ピケオーが40歳・山内の挑戦を2RKOで退ける。対日本人7連勝、3度目の王座防衛に成功。

2018/01/27 21:06

1月27日(土)に後楽園ホールで、Krushの2018年第一弾興行『Krush.84』が開催された。

メインイベントには40才を迎えた山内佑太郎(日本)が、-70kg王者のジョーダン・ピケオー(27=オランダ)と対戦。キャリアの最終章を迎えた山内が、対日本人無敗、2度の王座防衛を誇るピケオーに決死の挑戦を行った。

山内が先制のダウンを奪うも、ピケオーの猛攻の前に散る

◯ジョーダン・ピケオー
2RKO 2分20秒(左フック)
●山内 佑太郎

1R ピケオーがジリジリと圧力をかけつつ、山内はサークリングや前蹴りを放って応戦する。ピケオーはあまり手数を出さないが、大振りのパンチで脅威を与える。そしてピケオーがフックのモーションに入ったところで、山内の左の顔面前蹴りがアゴに入り、何と山内が先制のダウンを奪う。

しかしピケオーは動じずに圧力をかけて山内をロープに釘付けにする。それでも山内はピケオーにカウンターを放ち、スリリングな展開が続く。

ピケオーはさほどダウンのダメージを感じさせずに山内のガードを縫ってワンツー、アッパーと使い分けて山内にダメージを与える。さらに残り10秒ほどには右ストレートで山内からダウンを奪う。

2R ピケオーがこのラウンドもジリジリと圧力をかける。手数はあまり出さず一発一発を倒すような意識で攻撃を繰り出していく。山内をコーナーに追い詰めると、ピケオーが怒涛のラッシュで山内にダメージを与える。山内は棒立ちになってしまい、攻撃を受け続けるが、ラッシュが止まったころで何とかパンチを返す。

しかしピケオーを押し返すには至らず、再びラッシュを受けたところでスタンディングダウンが宣告される。

山内はバックブローで応戦するがピケオーは意に介さず、再び圧力をかけて左フックをアゴにヒットさせると山内が崩れ落ち、レフェリーが試合をストップ。

山内は1Rにあわやというダウンを奪ったものの、ピケオーの圧倒的なパワーとラッシュの前に崩れ落ち、無念の2RKO負けに。ピケオーはこれで対日本人7連勝、3度目の-70kg王座防衛を果たし、安定王者として君臨している。

山内の試合後会見

ーー序盤からかなり詰められましたが、想像以上でしたか?

山内「僕のスタイルは見ている人から劣勢に見られるかもしれませんが、相手の攻撃をいくつか受けてタイミングを自分の体で測りながら、カウンターを合わせたりとかして道を開くのですが、ピケオー選手は今日受けて、あれだけ連打されたら普通はスピードやキレが落ちてくるタイミングが経験上あるはずなんですけど、それが無くて、いつまで経っても勢いもパワーも止まらないので。

僕のほうが打たれ疲れてしまって、良いのを貰って倒れてしまったという感じですね。なので想像以上でした。」

ーーその中で序盤にダウンを取れたというのは?

山内「1Rは向こうもちょっと固いというか、動きにスキがあったので、1Rにカウンターを当てられると実感して、『これ行けるな』と。ただ『たられば』なんですけど、1Rの時点であと1回くらいカウンター合わせれば良かったのに、余裕というか様子を見てしまった。

2R以降にスキを見て確実にカウンターを当てようと思ったら、2Rにピケオー選手のギアが上がってきて、ラッシュが止まらず、僕が打たれ疲れてしまい、ディフェンスをしながらもダメージを受けてしまった。」

ーーダウンを奪った時はコーナーに誘ったのでしょうか?

山内「誘ったというは、流れ的に。言ってしまうと、コーナーを背負うと相手は攻め気になるし、その時点でスキができるので、コーナーを背負って戦うのはそんなに嫌いじゃないんです。だから1Rは僕のイメージ通りでした。あれ(※ダウンを奪った前蹴り)は狙ったというよりは出したものが当たったという感じなんですけど。」

ーーそれ以降は追い込まれたのでしょうか?

山内「そうですね、ギアが上がったので。おでこでパンチを受けると、大体向こうは拳を痛めたり、あっと思うんですけど、ピケオー選手はおでこで受けたらそのままダメージを受けて、軽く意識が飛んじゃいました。」

ピケオーの試合後会見

ーー本日の試合を終わっての感想をお願いします。

ピケオー「今回の試合までに8ヶ月間、試合から遠ざかっていて、かつ年末に拳の怪我で手術をしました。それ以降、最初の試合だったので、試合勘を取り戻すところから入ったのですが、戻ってきてからは問題はなかったと思っています。ただ1Rに怪我をした手が痛かったのですが、結果的に勝つことができました。」

ーー改めて相手の山内選手への感想や印象がありましたらお願いします。

ピケオー「正直なところ(山内が)1R持つとは思っていませんでした。彼は戦略として距離を取るというところで試合を運んできたので、なかなか良いパンチを放てずに手こずりました。ただアゴに良いパンチが入ってから動きが鈍くなって、そこからは距離を取りやすくなって勝ちにつながりました。」

ーーこれからの目標や抱負をお願いします。

ピケオー「もしK-1が許してくれるのであればですけど、K-1の70kgと67.5kgのトーナメントに両方出たいと思っています。ただいずれにせよ自分の目標としてはK-1の王者になりたいと思っています。」

ーーダウンを奪われた攻撃についてはどう思いますか?

ピケオー「正直あれはフラッシュダウンだと思っています。というのもスイッチしたタイミングでアゴに入って倒れただけですけど、自分的にフラッシュタウンだったのと、のんびり立ち上がったのもあって、立ち上がった瞬間にカウントが始まったのでまさかという状況ではありました。

もともとこの試合の序盤はのんびり行けとコーチから言われていたのですが、あのダウンを取られたままじゃ負けられないということで、そこからスイッチが入ってガンガン前に出るようにしました。」

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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ひらお
2018/01/28 10:59

武田幸三とクラウスの試合のような凄惨な内容になるかと不安だったんですが、しっかり山内選手がディフェンスしてのカウンターの前蹴りは見事でした。それにしてもピケオーはやっぱり強い。Gloryとかでも見てみたいのですが。