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小笠原瑛作インタビュー「大学卒業後はキックボクシング一本へ。スアキムとのスパーを経て那須川戦の予想は…。」

2018/01/31 19:04

KNOCK OUTが旗揚げされてから1年が経過し、最も評価を上げた選手の一人が小笠原瑛作だ。

旗揚げ大会では代役参戦となったように当初から主力選手としての活躍が見込まれていたわけではなかったが、旗揚げ戦からなんとKNOCK OUT全5大会全てでKO勝利を収めたことで、軽量級の代表選手へと躍進した。

とりわけ6月に対戦したムエタイ王者、ワンチャローンとの一戦はダウンの応酬となる激戦の末に5RTKO勝利。この一勝は本場タイにおける日本人選手の評価を上げることになった。

「打倒・那須川」の最右翼と見られていた小笠原だが、年末の両国大会では髙橋亮からダウンを2回奪われた末にドロー決着となってしまった。この一年は大きく評価を上げてから、脆さを見せることもあった小笠原だが、2018年に向けてスタイルを再構築しているという。

また2月に那須川と対戦することで話題のスアキムとは、今年に入ってからタイでスパーリングをしたとのことで、那須川とスアキムの試合展望についても尋ねてみた。

大学卒業後はキックボクシング一本へ

ーー小笠原選手といえば今年の3月で大学を卒業するそうですが。

小笠原「大学では俳優についてずっと学んできたので、やっぱり役者とかそういうのをやりたいですよね。

でもキックとの両立って、舞台は稽古の期間が取られちゃうので凄く難しいんですよ。今まで大学の舞台に出るときも試合が終わって空いた時間で稽古をしていたので、そこら辺を上手くクリアできるのならぜひ挑戦したいです。」

ーー事務所などには入られるんですか?

小笠原「事務所とかは特に考えていないです。事務所に入るとそこの仕事もやらなくてはいけないですし、上手く折り合いを付けないといけないじゃないですか。

でも俳優の仕事はやりたいですね。今後は表現者の道で生きていきたいです。格闘技も自分の中の戦う表現で、他の表現をやっていけたらなって。」

ーー就職などはされるんですか?

小笠原「いえキックボクシング一本でいきます。その中でまだ俳優としては卵なんですけど、そういうところで仕事ができればいいですね。そんなに甘くないかもしれないですけど、マルチに活躍したいです。」

ーーキックボクシングのトレーニングがある中で俳優としてはどのような仕事を希望しますか?

小笠原「ドラマのチョイ役で出るだとかですかね。映像なら撮ってしまえば終わりじゃないですか。舞台は稽古して、その期間があっての舞台の公演期間があるので。なので拘束時間の長い舞台より、台本を覚えてそれを撮れば作品として出せる映像系にまずは出演したいです。

ですが大学で舞台でライブでやる楽しさも覚えたのでそれもやりたいです。わがままですけど。」

ーーキックファン的にはキックボクシングの試合がより見れそうな進路で嬉しいです。

小笠原「キックボクシングでは今の小笠原瑛作が自分でも一番強いですし、一番比重を置くのはキックボクシングです。

その中でちょっとでも舞台とか映像でもそっちのファンの人達にも小笠原瑛作という名前を知ってくれて、キックを見に来てくれたりとか幅が広がってこればいいかなと思っています。

舞台のファンの人達がキックボクシングを見に来てくれたら面白いじゃないですか。引っ張ってきたいですね。そういえばこの前に大学で舞台をやったんですが、キックボクシングを見に来てくれている人達が見に来てくれたんですよ。」

ーーキックファンの評判はどうでした?

小笠原「良かったです。『新しい瑛ちゃんを見れた』って言ってくれて。」

ーーキックボクシングでは次の試合はいつになりそうですか?

小笠原「まだ決まってないんですよ。去年ちょっと倒れすぎちゃったので、そのダメージを抜きながらスタイルを作り直す。2018年はしっかりと倒れずに勝つ小笠原瑛作を作る為に充電期間をとっています。

でも焦る気持ちもあるんですよ。2月は凄く出たいし、出ている人達を見ると正直羨ましいし。でも今はグッと構えて会長と次の試合をする時期を話し合っています。」

(昨年9月のフランク・グロス戦、12月の髙橋戦は1勝1分となったが、いずれの試合も2度のダウンを奪われている)

ーー昨年は倒れすぎたという話でしたが、負けてはいないもののダウンが続いている。そのことに関してはどうですか?

小笠原「小さなミスが多いですよね。倒しにいこう、面白い試合をしようという。お客さんとしては盛り上がりますが、選手として考えるとそれだけじゃ駄目なので。

自分は貰わずにしっかりと組み立てて倒す戦い方もできると思うんですよね。ただそこがおざなりになっていた2017年でした。倒されても結果が出て盛り上がってるから良いとは思っていたんですが、3回も続くのはさすがにマズいなと(笑)。」

ーーですが小笠原選手は倒されても焦らないですよね。

小笠原「それはワンチャローン戦を超えて、倒されてもいけるというのがありました。

あとダウンをとられた3試合でも足に来るようなダメージはなかったんですよ。ワンチャローン戦はバチンと倒されましたけど、脳が揺れて目がチカチカする倒れ方とビックリして倒れる倒れ方があって、自分が喫したダウンはビックリのほうが多かったので。

この数ヶ月でその細かいミスを修正できるという意味では、今後の強敵との対戦を考えると去年倒れていて良かったと思います。今は作り直して完璧になるための期間かなと。」

ーーそういえば先日はタイに数週間の練習に行かれたそうですね。

小笠原「そうですね。実は2月に那須川選手と対戦するスアキムとも練習をしていたんですよ。」

ーーええ!!スアキムとですか?実際に肌を合わしてみてどうでした?

小笠原「強いです。ただ自分の攻撃も当たるなって感じでした。かなりガツガツ来る選手なので、そこを天心が三日月蹴りとかで倒しちゃう気がします。でも首相撲は強いですね。」

ーー小笠原選手としてはスアキムと那須川選手の試合がどういった内容になると思いますか?

小笠原「難しいところですが、スアキムがしっかりと研究して、三日月蹴りなど一発を貰わずにちゃんと見れたらスアキムが勝つ可能性が高いのではないでしょうか。」

ーースアキムですか!

小笠原「でもそこを突いてくるのが天心なので。序盤にスアキムが攻めにきたところを天心が撃ち抜いたら勝つと思います。スアキムは一緒に練習してみて本当に強いですが穴はあると思うので。

あと実はPKセンチャイジムにはパジャンチャイという同じ階級の選手がいて、スパーリングをしたらこの選手のほうがやばかったです。」

ーーBOMに来日したこともありますよね。ムエタイファンの間ではパジャンチャイ戦を望む声もありますよね。

小笠原「首相撲などはスアキムなんですが、スピードや一発の重さならパジャンチャイでしたね。」

ーー最後に小笠原選手がタイで進化したことはありますか?

小笠原「タイのムエタイはギャンブルがあるので、選手も面白い試合をしようとは思っていないんですね。ギャンブラーがいるので相手に何もさせずに固く勝つ方法を持っています。

相手のしたいことをやらせないでポイントを稼いで勝つ。もう3Rまででポイントをリードしていたらあとは組んで投げて逃げたりするんですよ。日本だと倒しにいくじゃないですか。

ムエタイの戦い方が全てではないですが、その固さというか、相手をしっかり見て自分の試合を組み立てていくというのは今の自分に足りないところだと凄く思うんですよ。ちょうど自分に不足していたところがバッチリ埋まった感じです。もう一回くらいタイに行きたいですね。もうタイにハマっちゃいました。」

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

Yu5vhm2x
大澤 辰郎
2018/01/31 19:47

なんかやっぱワンパンで天心勝ちそう。。。

Nd wwgyg
みるこっぷ
2018/01/31 20:35

クイールさんのインタビュー記事最高です!次回も楽しみです!

Trqgj0d4
カルバン
2018/01/31 22:47

小笠原瑛作VS西京春馬が見たいと勝手に妄想している今日この頃。