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中国で話題の「MMA vs 中国武術」に進展が!中国武術協会が対戦を取り下げ、MMA選手は現在も相変わらず炎上中?

2017/05/06 14:19

先日も紹介した中国版「柳龍拳事件」こと、MMA選手による中国武術への挑戦についての続報です。ボコボコにされた太極拳の達人の見解や、中国武術協会の宣戦布告の取り下げなど、その後に起こった出来事を紹介しています。

中国での「MMA vs 中国武術」について

2日前に紹介したばかりの「中国でのMMA選手による中国武術への挑戦状」騒動。

これがどのようなものか詳しくは上のリンクを読んで下さい…というのは酷なので、ここまでの経緯を簡単に表すとこのようになります。

  1. 徐暁冬という中国MMAの選手が「中国武術界は嘘つきばかりだ!」と、武術会に挑戦状を叩きつける
  2. 太極拳の達人とのベアナックルでの決闘が実際に行われ、太極拳の人が20秒足らずでボコボコにされてしまう
  3. この騒動は太極拳のみならず、武術会全体に飛び火し、中国格闘界の英雄であるイー・ロンも徐暁冬に宣戦布告している
  4. しかしここに来て徐暁冬の過去の政治的な発言が拾われ、中国のネットで炎上状態になっている

さてこの騒動に早速進展があったようなので、紹介していきましょう。

太極拳の達人の言い分が!?

ちなみにこの騒動、日本の「柳龍拳事件」と似ているのは前回の記事でも触れましたが、中国でも既存の格闘技イベントの話題を差し置いて連日論争になっており、現地のウェブメディアがMMA選手に敗れた太極拳の達人にインタビューを行ったそうです。

この騒動の情報源となっているこちらのツイートによると、敗れた太極宗師が「もし本気で攻撃していたら、彼は2、3日後には死んでいたので手加減をした」と取材に答えたとのこと。

この発言を直接受けてのことではありませんが、中国の掲示板でも「中国の伝統的な武術は詐欺ばかりだ」という論調の書き込みが多く見られており、おそらく今回の騒動が中国格闘技に一石を投じることになったのではないでしょうか。

中国でも柳龍拳の「糸巻き攻撃」のように、相手に触れずして倒してしまう伝統武術が残っており、改めてそのような動画に対して矛先が向けられています。

(※日本では同様の議論が既になされているので改めて言う必要が無いかもしれませんが、この記事をもって伝統武術を否定的に見るという趣旨は一切ありませんのでご了承下さい)

中国武術協会が宣戦布告を取り下げ

そして騒動の発端となった徐暁冬というMMA選手に宣戦布告をした中国武術協会ですが、こちらのツイートによると対戦要求を取り下げたとのこと。

ツイート主が武術に対して否定的に見ているのでバイアスがかかってしまうかもしれませんが、何はともあれこの騒動は終結に向かう方向のようです。

少林寺のトップが戦ったら?

ツイートに反応されている方が「では、少林寺のトップと戦ったら?どうなんでしょう?」というリプライを送信していました。

実は少林寺拳法の最高位を持つ者はとうに表舞台に出ており、その選手こそ中国キックボクシングの2大イベント「武林風」のエースであるイー・ロンです。

(出典: https://www.youtube.com/watch?v=RoifIeTS44U)

イー・ロンは「少林寺第一武僧」という肩書きを持っており、武林風でブアカーオや長島☆自演乙☆雄一郎らと数多くの国際戦を戦ってきました。

結果だけ見ればブアカーオから判定勝利するなど、武術の権威を示すものとなっているのですが、内情としてはダウンなしにも関わらず30-24という大差の判定がつくなど、地元判定に助けられている面が多いのも事実です。

K-1でいえば極真空手の挑戦など、伝統武術による現代格闘技での戦いというのは、他の国にも共通して支持されるアングルなのかもしれません。

発端となったMMA選手は現在も炎上中

徐暁冬というMMA選手が「中国武術界のウソを暴く」として始まった騒動ですが、この選手が過去にSNSで残していた政治的な発言により、現在はネットが炎上状態になっています。

中国の掲示板を見る限り、依然としてこの選手のSNSでの発言でのキャプチャーが貼られて議論されるなど、まだまだ事態は穏やかではありません。

結果的に騒動に関わった者で特をした人はいないようにも感じられますが、これもまた中国格闘界が成熟するための必要なステップだったのかもしれません。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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