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GLORY41試合結果!王者リコは肉弾戦士に辛勝、ロスマレンはタイの強豪を抑えてフェザー級新王者に。

2017/05/21 15:00

5月20日にオランダで行われたGLORY41の試合結果レポートです。肉弾戦士ことイスマエル・ラザールが王者リコにヒヤリとさせるなど大善戦。フェザー級王者決定戦はロスマレンがペチパノムラングを抑えて新王者になっています。

GLORY41試合結果

(出典: GLORY41イベントページ)

5月20日(土)にGLORY41が行われました。本場オランダでの開催というだけあって、ヘビー級王者のリコ・ヴァーホーベンらが出場して豪華対戦カードが並んでいます。

フェザー級王者決定戦や、Glory初参戦となったザガリア・ゾウガリーらの試合内容を紹介していきます。

注目の試合をレポート

ゾウガリーがGloryデビュー戦に勝利

シュートボクシングのリングで猛威を振るっているザカリア・ゾウガリーがGloryデビュー!
対戦相手はかつて野杁正明や卜部功也と対戦して敗れているイェトキン・オズクルです。

ゾウガリーはいつものようにアグレッシブに攻め立て、2Rには左フックでオズクルの腰を落とすと、すかさず火の出るようなラッシュを仕掛けます。

しかしオズクルの気持ちが強く、ラッシュをのしぐと「もっと打ってこい」とばかりに挑発するなどなかなかダウンを取ることはできません。

それでも3R通じて優勢に試合を進めたゾウガリーが30-27の判定で勝利し、Gloryデビュー戦を見事に飾っています。

ヘスディ・カラケスが2度のダウンを奪って勝利

ヘスディ・カラケスは当初ルイス・パリーとの2メートル超えの両者による対戦が予定されていましたが、パリーが欠場し、直前にトーマス・ハロンが代役として選ばれています。

準備不足なのか実力の差なのかは定かではないものの、カラケスが序盤からハロンを攻め立て1Rにパンチで2度のダウンを奪います。KOも時間の問題かと思われましたが、ここからハロンが脅威の粘りを見せ、カラケスはフィニッシュには至りません。

終盤には得意のローキックでハロンを棒立ちにさせますが、そのままダウンを奪うことなく、大差の判定でカラケスが勝利しています。

乱闘マッチはグローエンハートが勝利

両者に因縁があったのかは分かりませんが、なぜか前日計量では帽子のツバと額が当たったことがキッカケで乱闘騒動になったグローエンハートとスケンソンの一戦。

(出典: GLORY 41 Holland: Official Weigh-in)

この騒動があっただけに、両者は1R開始早々からペース配分度外視のハイペースで攻撃を出し続けます。

圧力と攻撃力に勝るグローエンハートが優勢に進めるも、スケンソンも引かずに応戦する熱い試合展開に。2Rに入るとさすがにグローエンハートはガス欠気味になりますが、要所要所で有効打を与えたことでポイントを奪います。

それでもスケンソンの方が体力に余裕があり、ラウンド全体を支配しているという見方からジャッジ1名はスケンソンを支持していますが、他4名はグローエンハートを支持して、グローエンハートが判定勝利を収めています。

公式Twitterによるとグローエンハートはこの勝利でウェルター級タイトル挑戦に近づいたとのことです。

ロスマレンがフェザー級新王者に

空位になっていたフェザー級タイトルの座を賭けて、ランキング1位のロビン・ファン・ロスマレンと、3位のペチパノムラング・キアトムーキャオが対戦。

典型的な「キックボクシング vs ムエタイ」の試合となり、ペチパノムラングがゴリゴリのムエタイスタイルで左ミドルで距離を取りつつ、至近距離になれば首相撲から膝蹴り。対するロスマレンは圧力をかけて距離を潰しつつ、パンチの距離になればラッシュを仕掛けるという展開になります。

強烈な左ミドルで1Rからロスマレンの右腕が真っ赤になるなど、試合は全体としてペチパノムラングが支配していた印象があるものの、チャンスとなるやロスマレンはラッシュを仕掛けてジャッジに良い印象を与えます。

終盤にはロスマレンの圧力からペチパノムラングが徐々に失速し、組み付きが増えたことで減点されていまいます。

僅差の判定のようにも思われましたが、判定は大差でロスマレンが勝利。計量失敗で剥奪されたベルトを4ヶ月ぶりに取り戻しています。

判定についてですが、ペチパノムラングが主導権を握っている時間が長かったものの、50-44という大差のスコアもあったように、Gloryの判定は腕へのミドルキックはポイントと見なさず、パンチをより重点的に取る傾向にあるのかもしれません。

リコが勝利するも肉弾戦士が予想以上の善戦

Gloryヘビー級の頂点に君臨するリコ・ヴァーホーベンが、2017年初めての試合で"モロッコの肉弾戦士"ことイスマエル・ラザールを迎え撃ちました。

ラザールはエンフュージョンという団体の王者ではあるものの、リコとは余りに実力差があるのではないかと見られていた試合ですが、予想以上に善戦します。

身長差で14センチ下回るラザールですが、丸太のようにぶっとい体から強い圧力を発揮し、スーパーヘビー級のリコを下がらせる展開が目立ちます。最近のリコは持ち前のボクシングテクニックで明確な差をつけることが多いものの、ラザールの圧力にはやや手こずり、ローキックや前蹴りを軸に攻撃を組み立てていきます。

リコの独特な奥足へのインローが何度もヒットしますが、ラザールに明確なダメージを与えることはできず、前進を許してしまいます。

一方でラザールはヒヤリとさせる攻撃こそあるものの、ブロックが固いリコを崩すには至らず、蹴りで試合をコントロールしているリコがポイントを取り続けます。(※Gloryはオープンスコアリング)

それでも1R終盤にはリコの顔面を捉えてマウスピースを飛ばしたり、試合終了直前には強烈なアッパーであわやという場面を作るなどラザールの善戦が目立つ展開に。

結局両者ダウンを奪うことなく5Rが終了し、効果的にポイントを奪ったリコが50-45で判定勝利を収めています。肉弾戦士は敗れたものの、予想以上の善戦で評価を上げる試合になるでしょう。

試合結果一覧

  • ◯ リコ・ヴァーホーベン vs イスマエル・ラザール ✕ 5R判定
  • ◯ ロビン・ファン・ロスマレン vs ペチパノムラング・キアトムーキャオ ✕ 5R判定
  • ◯ マーセル・グローエンハート vs アラン・スケンソン ✕ 3R判定
  • ◯ ムラッド・ボウジディ vs マイケル・デュート ✕ 2RKO
  • ◯ ティジャニー・ベスタチ vs ユーセフ・アサウィック ✕ 3R判定
  • ◯ ザカリア・ゾウガリー vs イェトキン・オズクル ✕ 3R判定
  • ◯ ディアンジェロ・マーシャル vs アンダーソン・シウバ ✕ 3R判定 - ヘビー級T決勝
  • ◯ ヘスディ・カラケス vs トーマス・ハロン ✕ 3R判定
  • ◯ 張成龍 vs ウィルソン・サンシェス・メンデス ✕ 3R判定
  • ◯ ディアンジェロ・マーシャル vs モハメド・アブダラ ✕ 1RKO - ヘビー級T準決勝
  • ◯ アンダーソン・シウバ vs ヤニス・ストフォリディス ✕ 2RKO - ヘビー級T準決勝

次回大会のお知らせ

次回のGlory42は6月10日(土)にフランス、パリで行われます。

メインイベントにはニキー・ホルツケンが登場し、かつてタイトルマッチで敗れた王者セドリック・ドゥンベとウェルター級タイトルマッチと行います。

またウェルター級ランキング1位のヨアン・コンゴロも出場するなど、ウェルター級戦線が主眼に置かれた大会となっています。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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