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T-98(タクヤ)はラジャダムナン現地防衛戦に敗れて王座陥落。これで日本人王者は不在の時代に。

2017/05/26 00:38

5月25日(木)深夜にT-98がムエイタイのラジャダムナンスーパーウェルター級の防衛戦に臨みました。厳しい現地防衛の試合は対戦相手のペースを崩せず5R判定負けを喫しています。

T-98が現地防衛戦に臨む!

昨年タイ人以外では史上初めてムエタイメジャースタジアムでの現地防衛を達成したT-98(タクヤ)。

5月25日(木)に前人未到の2連続現地防衛を果たすべく、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級タイトルマッチに臨みました。

今回は4日前にタイに乗り込み、順調に調整が進んでいたとのこと。計量では「ムエタイゴリラ」の異名の通りゴリゴリのゴリラボディーに仕上げてきています。

ラジャダムナンでは試合の当日朝に計量し、夜に試合をするというスケジュールでリカバリーする時間が短くなっています。

しかし強靭な胃袋を持つT-98はそれも全く問題にせず、カオマンガイ大盛り2杯をペロリと完食し、さらに2つをお持ち帰りするなど食からも野生を感じさせます。

そして試合直前のT-98の様子はこちら。

人間は適度な緊張の状態が最も良いパフォーマンスを発揮できると言いますが、ちょうどそのくらいの緊張が入り、同時に気合に満ちた良い状態に見えます!あとは試合で相手を倒すのみ!!

対戦相手について

今回の防衛戦で迎えた相手は、地元タイのシップムーン・シットシェフブンタム。

この選手は「オームノーイスタジアム」という団体の元王者であり、ラジャダムナンのスーパーウェルター級のランカーです。

昨年10月の新日本キックボクシングにも来日しており、野球部時代の後輩だった緑川創と対戦しドロー。9月にはT-98がタイトル獲得の際に苦しめられたナーヴィー・イーグルムエタイから快勝しています。

ただでさえ難敵な上に今回は、T-98以外誰も達成していないラジャダムナンでの現地防衛戦ということで厳しい戦いが予想されました。

試合は5R判定負け?

ラジャダムナンの公式Facebookで中継されており、リングサイド視点であまり画質も良くないのですが、T-98の試合の模様はこちらで視聴することができます。

1Rの試合途中から始まっており、フルでの映像ではないのですが、試合は序盤からいつものようにT-98が強い圧力で相手を下がらせつつ、パンチとローキックでダメージを与えんとします。

前回の防衛戦では相手との体格差が大きいこともあって、ローキックを早い段階で効かせることができたのですが、今回はワンランク上の相手ということもあり、下がりながらもT-98の決定的な攻撃は決して貰わず、ミドルキックや時折カウンターのパンチを合わせるなどT-98にペースを掴ませません。

日本で見慣れたK-1ルールでいえばT-98の攻勢と取れるのかもしれませんが、現地タイの判定としては高い打点の蹴りを当てているシップムーンのペースで進んでいきます。

4Rにはシップムーンがミドルキックを連打して攻勢をジャッジに印象づけ、T-98の攻撃はすんでのところでかわし続けたことで明確にポイントを奪います。

5Rは勝利を確信したのかシップムーンが流し気味に戦い、T-98は最後まで前に出続けるも、鋭い蹴りもあって中々懐に入れず攻撃は空振るばかりで挽回には至りませんでした。

結局判定は3者ともに50-47でT-98は敗北。残念ながら完敗といえる内容でラジャダムナンの王座を失っています。

日本人王者不在の時代へ

今月までラジャダムナンの王座は梅野源治とT-98の2名が保持していたものの、17日(土)に梅野源治が、26日(木)にT-98が王座を失ったことで日本人王者が不在の時代に戻っています。

両者ともに非常に困難を極める現地防衛に望んだ結果のことで、まずは挑戦したことに経緯を評したいと思います。

それでも立て続けに日本人が王座を失ったことには一ファンとしては率直に残念であると同時に、これで終わりではないので再び日本人がムエタイメジャースタジアムに挑戦して欲しいと思わされた日でもあります。

あまりメディアに取り上げられることのないムエタイ戦線ですが、伝統も実力もある世界なだけに今後も積極的に発信していく予定です。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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