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北米でキックボクシング統一ルールが導入へ。有力団体が同じルールを導入し、北米でのキックボクシング定着が狙い。

2017/05/26 16:14

これまで世界的に団体が乱立し、団体ごとに独自のルールや採点方針が異なるキックボクシングの問題を解消すべく、ついに統一ルールが導入される動きが見られたようです。ISKAが主導して行っているということで、英文の内容を翻訳して紹介します。

北米でのキックボクシング統一ルール制定へ

北米ではMMAとボクシングのルールは、ボクシング・コミッション協会(ABC)によって統括されており、団体が異なっても同じルール、概ね同じ採点方式で試合が行われています。

しかしキックボクシングにおいては未だ団体ごとにルールや採点基準が異なっており、それにより戦っている選手自身が戸惑ったり、団体ごとに判定基準が異なることで観客も納得感を得られにくいという問題を抱えています。

そこで新たにボクシング・コミッション協会で新たにキックボクシングの統一ルールを制定して、世界中の団体が狙いとのことです。

MMA Plusという海外メディアが報道しており、その内容を日本語に翻訳して紹介していきます。

導入の背景

統一ルール導入の背景としては、ISKA代表のコーリー・シェーファーと、コミッショナーのマーサ・シェン・ユキーデ、カリフォルニア州およびサウスカロライナ州のアスレチックコミッションのヘッドレフェリーであるブレーク・グライスが、ABCでキックボクシング統一ルールを作成するべく役職についたとのこと。

ISKA代表のコーリー・シェーファーは以下のようにコメントしています。

(キックボクシング統一ルール)はこれまで欠けていたものだ。

アメリカにおけるキックボクシングの問題はアイデンティティがないことだ。80年代、90年台、そして2000年代前半はISKAがESPNでテレビ番組を持っており、毎週ムエタイや散打が放送されていた。

我々のゴールは世界のキックボクシングに特定のアイデンティティを形成すること。「有力なキックボクシングプロモーションは何をやっているのか」を明らかにすることでもある。

また、これはGLORYルール、Bellatorルール、Ocatgonルールなどが対象となる。多くのメジャープロモーションも同じように、統一ルールの文書が影響を与えることになるだろう。

彼らが提唱するキックボクシング統一ルールは、7月24日~26日に行われるABC定期会合において、(おそらく導入されるかどうかの)投票が行われるとのことです。

今夏の導入に向けた動き

ISKA代表のシェーファーは、ベラトールキックボクシング・MMAのレギュレーション制定を行っており、それらの経験を活かして、世界中の団体と共に統一ルールの制定に取り組んだとのこと。

私は全ての存在している統括期間とプロモーターの意見をくまなく取り入れて準備してきた。

私はこれを実施する上で幾分アドバンテージがあった。というのも私はアメリカK-1でのルールの原本を書いており、アメリカでのGLORYルール、ベラトールキックボクシングのルールも作成しているためだ。

ISKAは世界中の有力キックボクシング団体と共に取り組んできた。この競技がどのような状態であるかはよく分かっている。

私たちはこのプロジェクトに向けて共に取り組み、既に完了している。これは今夏のABC会合で投票が行われる予定だ。

これまでベラトールやGloryらがアメリカでイベントを開催しても、派遣されるレフェリーや判定基準などが団体ごとに異なるため、選手自身も団体の趣向がわからず、また疑惑の判定が生まれて観客も納得できない問題があったとのことです。

そこでISKAが率先して北米で統一ルールを作ろうという動きになっています。

ちなみに統一ルールが制定されたとしても、その導入は必須ではなく、興行が行われる州のルールでも統一ルールでもどちらを選択しても良いそうです。

最後に

この記事を書くにあたって「キックボクシング統一ルールが制定される」という見出しに飛びついて、つい翻訳してしまったものの、影響範囲が北米だけということもあって、正直世界的なインパクトはさほどないような気がします。

北米はボクシングとMMAが強く根付いており、Gloryも北米市場の攻略に苦労しているということで、Gloryにとっては追い風になるかもしれませんが、国内の団体にとっては対岸の火事という印象が強そうです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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