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K-1アンディ・フグメモリアルは大熱狂のキックイベントだった!マエストロビッチがアンディ魂を見せ逆転KOでタイトル戴冠!

2017/06/13 19:25

どのような背景で開催されたのか全く不明のK-1 アンディ・フグメモリアルですが、大会はまるで90年代にタイムスリップしたかのような熱気あふれる空間となり、メインではピーター・マエストロビッチが逆転KOでライトヘビー級王座を獲得しています。

アンディ・フグ メモリアルは超々大盛況で幕を閉じる

日本時間6月11日(土)にスイスで行われたK-1 アンディ・フグ メモリアル。

かつてK-1で伝説的な足跡を残し、そして余りにも早くこの世を去ったアンディ・フグの記念大会です。

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日本でも今なお人々の記憶に刻まれているアンディ・フグですが、母国スイスではそれ以上に英雄的存在として知られており、アンディ・スピリットを受け継ぐべく2017年にも興行が開催されています。

(※現在K-1ブランドは「K-1 グローバル」が保持しており、各国にライセンスを販売する形で、日本の「新生K-1」のようにK-1ブランドが付いたイベントが開催されています。)

このイベントはFacebookページが開設してあるだけで、一体どのような背景で開催されたのかは全くの謎で、取り立てて有力選手も出場してなさそうだということで、正直3日前にこの興行を紹介した時には「どうせ形式的に開催されてるだけなんだろうな…」と冷めた目で見ていました。

ところがいざその試合を見てみると、まるで90年代のK-1にタイムスリップしたかのような、言葉では言い表せないくらいの熱気が会場に溢れ、メインに登場したピーター・マエストロビッチには、世界中こんな盛り上がる興行はあるのか?というくらいに割れんばかりの歓声がこだましていました。

それほど会場は広くはないものの、ライトでショーアップされた会場や、ラウンドインターバルの間に流れるBGMなどは、まるで90年台〜00年代のオールドK-1ファンにとっては懐かしさでしんみりとしてしまうものでした。

欧州最大のキック団体であるGloryのように成熟したイベントではないものの、まさに「アンディ・フグメモリアル」という冠に相応しい、ノスタルジーに溢れた興行となっています。

メインではピーター・マエストロビッチが逆転KOで大団円を迎える

(出典: https://www.facebook.com/AndyHugK1Memorial/?ref=page_internal)

このイベントのメインイベントには、アンディ・フグの愛弟子として、かつてK-1のリングにも度々上がったピーター・マエストロビッチが登場。

現在42歳と大ベテランの域に達しつつあり、K-1ライトヘビー級のタイトルをかけて、ヤノシュ・ニテリスペッチという選手と対戦しています。

ちなみにレフェリーは、これまたK-1でおなじみ大成敦が就いています。(大成敦レフェリーは昨年バダ・ハリvsリコ・ヴァーホーベンのビッグマッチを裁くなど欧州でも活躍中)

このイベントはFacebookで生配信されており、↓の動画からその模様を見ることができます。人を選ぶ試合ではありますが、2時間30分あたりから始まるので、ご興味のある方はその辺の時間から再生してみて下さい。

さて試合の方は、序盤からヤノシュが若さを活かしたアグレッシブな攻撃でマエストロビッチを苦しめます。

正直レベル自体はお世辞にも高いとは言えず、マエストロビッチは年齢のせいかやや動きが緩慢な印象を受けますが、アンディ魂を受け継ぐ選手だけあって絶対に気持ちで折れることはありません。

3Rに入るとヤノシュが失速し、マエストロビッチが闘志を全面に出したファイトでヤノシュを追い詰めます。右アッパーでヤノシュのマウスピースを飛ばすなど、一転して優勢になりますがダウンを奪うには至らず、3Rを終わって採点はドロー。

延長に入ると会場中がマエストロビッチに割れんばかりの歓声を送り、セコンドもヒートアップしてスタッフが静止する場面も。

(出典: https://www.facebook.com/AndyHugK1Memorial/videos/1390204087730701/)

3Rの勢いのままマエストロビッチが完全に試合を支配して、奥足へのローキックでこの試合初めてのダウンを奪います。

さらに追撃が入るとヤノシュは戦意を失ったかのように倒れ、これを見た大成レフェリーが試合をストップ。マエストロビッチがアンディ魂を胸に42歳にしてK-1ライトヘビー級のタイトルを獲得しています。

最後は在りし日のフグを思い起こさせるカカト落としも

(出典: https://www.facebook.com/AndyHugK1Memorial/videos/1390204087730701/)

勝ち名乗りを受けたマエストロビッチは、かつてアンディ・フグが試合後に行っていたかのように、四方にカカト落としを披露。

不屈の精神で逆転KOした試合内容といい、地元の大歓声と良い、まさに「アンディ・フグ メモリアル」というに相応しいハッピーエンドすぎる興行となっています。

最後に

実を言うとこの大会は実際に見るまでは全く期待していなかったのですが、記事を書くために試合を見てみると、90年代にタイムスリップしたかのような感覚があり、マエストロビッチがカカト落としを披露した時には感動すら覚えました。

アンディ魂がスイスに脈々と受け継がれているということを再確認した素晴らしい興行でした。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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