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DAZNの進撃が止まらないんだぞーん!何とチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグの独占放映権まで獲得!

2017/06/15 15:36

Jリーグの独占放映権を獲得してことでも知られるDAZNですが、何とCL・ELの独占放映権まで獲得!スカパーの最後の牙城とまで言われたCLの放映まで備えるとなると…さらにストリーミングの時代へ傾くのは間違いありません。

DAZNがチャンピオンズリーグの独占放映権を獲得

いつぞやからすっかり格闘技専門サイトになったクイールですが、今回はちょっと前身サイトの名残からサッカーの話題をさせていただきます。(とはいえ格闘技ファンの方に読まれる前提で書いています)

格闘技ファンにとってはUFC中継でおなじみのDAZNが、6月15日にUEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、スーパーカップの独占放映権を獲得したと発表しました。

正直、個人的には「メイウェザーvsマクレガー」の決定くらいにビビりました。ここまでDAZNは血ヘドを吐きながら加速するのかと言うことに。

といってもサッカーを知らない人にはサッパリだと思うので、サッカー配信の状況についておさらいしましょう。

テレビ中継からネット配信に1年で急激なシフト

DAZNは黒船なんだぞーん

これまでサッカー中継の総本山といえばスカパーでした。2007年からスカパーのチャンネルを通じてJ1・J2の全試合を全て生中継で見られるという環境が作られ、地上波放送が滅多にないJリーグにとってスカパーは唯一無二のチャネルだったのです。

スカパーは単なる放送局というよりも、Jリーグ自体にとって欠かせない存在だったのですが、昨年に突然DAZNという(当時は)謎のネット配信サービスが登場し、10年で2100億円という常軌を逸した金額でJリーグの放映権を獲得したのがキッカケで状況は一変します。

スカパーはこれまで年間約30億円の放映権だったのが、一気に7倍の単年210億円となるわけですから、Jリーグ側も配信先をスカパーからDAZNに切り替えるのは当然のことでもあります。

ちなみに当初はスカパーはサブライセンスで一部の試合だけでも放送できるのではないかと言われていましたが、結局リーグ戦は1試合も配信できず、Jリーグ目当てで契約していたユーザーはほぼ全てDAZNに切り替えることになっています。

スカパーによるテレビ中継からDAZNによるネット配信に準備期間もなく突然切り替わり、またDAZN側のサービスの不備もあって、開幕戦のときにはJリーグファンが激怒して炎上してしまったのも今では懐かしい思い出です。

海外リーグはスポナビライブが席巻

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DAZNはイギリス企業が運営しているので文字通り黒船ですが、ソフトバンクとYahooが運営している国内サービスのスポナビライブもまたテレビ中継を食い始めます。

Bリーグのイメージが強いスポナビライブですが、海外サッカーに力を入れており、プレミアリーグとリーガの全試合配信を決定。これによりプレミアリーグをキラーコンテンツとしていたJ SPORTSと、同じくリーガを強みにしていたWOWOWが大打撃を被り、これらのリーグを熱心に見ているファンはスポナビライブへの切り替えが既定路線となっています。

DAZNもセリエAやブンデスリーガの中継を一部行っており、DAZNとスポナビライブによって、たった1年で国内外リーグの中継がテレビ中継からネット配信に突然シフトすることになったのです。

最後の牙城、チャンピオンズリーグもDAZNに

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ただし一つだけ最後の牙城とも言えるチャンピオンズリーグの全試合放映権がスカパーに残っていました。

「世界最高の舞台であるチャンピオンズリーグが残ってるから…(汗)」という状況だったのですが、それもとうとう2018-19年シーズンからDAZNに移ることになったというのが今回のトピックになります。

ただしDAZNの配信は来年からで、おそらく2017-18シーズンはスカパーの放送になるかと思いますが、今の情勢からするに最後の灯火になる可能性が高いでしょう。

スカパーに長年親しんできた私としては少し寂しいところではありますが、これも時代の流れということで受け止めています。

DAZNは間違いなく大赤字だが…

(出典: https://www.dazn.com/ja-JP)

格闘技ファンにとってはインフラと化しているAbemaTVが年間200億円の赤字を出しているということが話題となっていますが、DAZNもまたそれと同じかそれ以上の赤字を垂れ流しているはずです。

凄く単純化して考えると、月額1750円のサービスなので年間にすると2万1000円。これをJリーグの単年210億円に当てはめると、Jリーグの放映権をまかなうだけで100万人の有料会員が必要ということになります。

その他にもUFCやメジャーリーグ、そしてチャンピオンズリーグも中継するということで、一体何百万人の会員がいれば黒字になるんだというくらいの大盤振るまいです。(DAZNは世界展開していますが、日本市場にかなり力を入れています)

DAZNを運営しているパフォームグループは世界的な大手メディアということで資金力にはまだまだ余裕があるとしていますが、スマホ普及率も先進各国よりも低く、産業全体に保守的な傾向のある日本で長期的にも収支のバランスが取れるのかは心配なところではあります。

これと比べると随分スケールが劣りますが、かつてスマホのニュースアプリでも同じようなことが起きています。当時はまだ市場が固まっておらず様々なベンチャー企業がニュースアプリをリリースして競争していた中で、ベンチャー企業のグノシーが突如大型の資金調達を行い、テレビCMをバンバン流すことで空中戦に誘い、スマートニュースなど一部の企業しか生き残れなくなったということがありました。

結果的にグノシーはサービス拡大後に収支バランスを改善し、安定的な成長軌道に乗せていますが、それよりも高度な空中戦を始めたDAZN、それに続くスポナビライブが収益バランスを改善できるのかにも個人的には注目しています。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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