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6度のダウンの応酬の末に勝次が不可思を切り裂きTKO勝利!KNOCK OUT Vol.3試合速報&レポート

2017/06/17 22:32

6月17日にTDCホールで行われたKNOCK OUT Vol.3の大会レポートです。

KNOCK OUT Vol.3結果レポート

6月17日(土)に東京ドームシティホールで開催されたKNOCK OUT Vol.3。

大会全7試合中6試合がKO決着となり、メインの不可思vs勝次は6度のダウンの応酬となる白熱した試合が続きました。こちらは本大会の試合結果の速報記事になります。

対戦カードと試合結果の一覧はこちらになります↓

  • ◯ T-98 vs 廣虎 ✕ 2RTKO
  • ✕ 石井一成 vs 能登龍也 ◯ 1RKO
  • ◯ 小笠原瑛作 vs ワンチャローン・PKセンチャイジム ✕ 5RTKO
  • ◯ 森井洋介 vs ワンマリオ・ゲーオサムリット ✕ 3RTKO
  • ◯ 町田光 vs DJ.taiki ✕ 5R判定
  • ◯ 前口太尊 vs 山口 侑馬 ✕ 2RTKO
  • ✕ 不可思 vs 勝次 ◯ 5RTKO

T-98 vs 廣虎

  • 71.0kg契約
  • 試合結果: T-98の2RTKO勝利

「ゴリラ vs 虎」という猛獣対決と謳われたこの一戦。戦前の予想通り積極的に前に出るT-98と、それを受ける形の廣虎という格好になります。

T-98は顔面、ボディー、ローキックと上下に打ち分ける攻撃が効果的で、序盤からボディーブローを効かせて有利な展開に。さらに肘打ちで廣虎の額をパックリと切り裂きます。

2Rにストップ寸前と見た廣虎は決死の覚悟で前に出るも、T-98がクレバーに傷口に攻撃を集めてレフェリーストップを呼び込んで2RTKO勝利を収めています。

石井一成 vs 能登龍也

  • 51.0kg契約
  • 試合結果: 能登の1RKO勝利

前回鮮烈なデビューを飾り、目下売り出し中の石井一成に対するは、ハードパンチが武器の能登龍也。

序盤から石井はスピーディーな蹴り技と、相手が入ってくるや素早いステップバックで主導権を握るも、能登のフックが入り石井の腰が少し落ちる。

能登はここぞとばかりにラッシュを仕掛けると、ダメージの濃い石井はスタンディングダウンを取られます。戦う意志を見せた石井ですが、足元がおぼつかず危険と見たレフェリーが試合をストップしています。

キャリア初のKO負けを喫した石井は呆然とした表情のままリングを後にしました。

下馬評を覆してのKO勝利を収めた能登は、石井とともにフライ級の中心人物になれるのでしょうか。

小笠原瑛作 vs ワンチャローン

  • 55.5kg契約
  • 試合結果: 小笠原の5RKO勝利

打倒・那須川天心に燃える小笠原が、ムエタイ王者ワンチャローンとの試練に一戦に臨みます。

小笠原は短期決着を狙ったのか1R開始早々からフルスロットルで攻撃を集める。スピードで上回る小笠原の攻撃を前に防戦一方のワンチャローンは、1Rにしてローキックのダメージでダウンを喫します。このまま1R決着になるかと思われたものの、打ち疲れが見える小笠原の攻撃が鈍り始め、追加のダウンは奪えず1Rが終了します。

2Rに入るとワンチャローンが驚異的な回復力を見せて試合の主導権を握ると、バックブローで小笠原からダウンを奪い返します。その後は疲労の色濃い小笠原と、ダメージが強く残るワンチャローンとの消耗戦へ。

4Rにラッシュパワーを残した小笠原がパンチの連打でダウンを奪うと、もはやワンチャローンに余力が残っておらず、5Rに攻撃をまとめられて棒立ちになったところでワンチャローン陣営からタオルが投入され、小笠原がTKO勝利を収めています。

KNOCK OUT史上最大の消耗戦の末に、難敵を倒した小笠原はマイクで那須川天心のKNOCK OUT参戦を呼びかけています。

森井洋介 vs ワンマリオ・ゲーオサムリット

  • 61.5kg契約
  • 試合結果: 森井の3RKO勝利

トーナメントで一足早く2回戦に駒を進めた森井がスーパーファイトに登場。

前回梅野源治と5R戦ったワンマリオを相手に、1Rから持ち前の攻撃力で圧倒。試合開始から普段と違いサウスポーに構えるワンマリオの奥足へのローキックを集中させ、そこからレバーへのボディーブローでダウンを奪います。

立ち上がったワンマリオですが、森井の攻撃をローキックを全くカットできずにダメージが蓄積する苦しい展開。優勢の森井ですが、セコンドの小林聡からは「相手遅いんだから行けよ」と檄が飛ぶ場面もありました。

序盤から集めたローキックのダメージが蓄積し、3Rにワンマリオがたまらずダウン。何とか立ち上がるも再びローキック地獄の前にダウンを喫すると、ワンマリオ陣営からのタオルが入り森井の3RTKO勝利。

前回梅野がダウンを奪えなかったワンマリオを相手に、森井が完璧な内容でKOしています。

町田光 vs DJ.taiki

  • 61.5kg契約
  • 試合結果: 町田の5R判定勝利

「このトーナメントに優勝できなければ引退する」と宣言している町田にとって、現役生活の集大成となる大一番です。

DJ.taikiは町田と並ぶと一回り大きく、体格差を活かして前進しながらパンチを放っていく。町田もそこにパンチを中心に応戦し、下がらない両者の距離は必然的に潰され、首相撲やクリンチからの展開が続きます。

消耗戦の試合となり、お互いクリーンヒットがほとんどない互角の展開のまま5Rへ。

町田はこの日代名詞である「居合いパンチ」を封印していましたが、最終5Rに入ってから居合いパンチを連打。これまでのリズムと変わったことでDJは居合いパンチに反応できずに全弾が命中。これで明確なポイントを奪って町田が判定勝利を収めています。

判定は1ポイント差の僅差で、文字通り最後の居合いパンチが勝利を手繰りよせる、町田光の人間模様が色濃く出た試合となりました。

前口太尊 vs 山口 侑馬

  • 61.5kg契約
  • 試合結果: 前口の2RKO勝利

お互いパンチの強打を得意としていますが、いつも通りパンチで攻める前口に対して山口はローキックを中心に組み立てます。

前口はパンチで主導権を握るも、山口は1R終盤にカウンターをヒットさせるなどスリリングな展開に。

2Rも前口がリズムよくパンチを放ち、右フックでダウンを奪うと、前口がラッシュで追加のダウンを奪取。後がない山口は打ち合いに応じるも、ダメージが残りフラついたところでレフェリーが試合をストップ。

前評判通り、トーナメント随一のパンチの強打で前口が準決勝に駒を進めています。

不可思 vs 勝次

  • 61.5kg契約
  • 試合結果: 勝次の5RTKO勝利

ライト級に階級を落とした不可思と、新日本キックの看板を背負って参戦した勝次によるメインイベント。

階級を落とした不可思ですが、むしろこれまでよりも軽快な攻撃で勝次にプレッシャーを与えます。勝次はサークリングしながら時折突き刺すような前蹴りを放ちますが、他団体よりもリングの狭いせいか少し窮屈そうに見える場面も。

不可思ペースで1Rが終わると思いきや、勝次がラウンド終盤にスーパーマンパンチで鮮やかにダウンを奪い、1Rは10-8で勝次が取ります。

インターバルを挟んで回復した不可思は再び主導権を取り、今度は右ストレートでダウンを奪い返すと、同じく右ストレートで2度目のダウンを奪い、形成は完全に逆転。

しかし勝次はここから打ち合いに応じて起死回生の左フックで不可思がダウン。さらに右のパンチで2度目のダウンを奪うと、なんとこのラウンド両者合わせて4度のダウンというスペクタクルな展開に。

ダメージが残る不可思はさらに3Rにもダウンを喫し、ここまでの採点では1Rと3Rに10-8で勝次が取って大きくリードします。

4Rからは不可思がペースを変えてローキックを中心に組み立てるようになると、またも一転して不可思が主導権を握り、足を止めずに動き回ってきた勝次の疲労がより強く出る展開に。

しかし5Rに勝次がこれまでほとんど出してこなかった肘打ちを出すと、不可思の鼻を捉えて、鼻の上がパックリと割れて出血。ドクターチェックが入ると傷口が深いと見たドクターが試合続行不可能と判断し、合計6度のダウンの応酬となった死闘の末に勝次が勝利を収めています。

試合後のマイクでは嬉しさを表現するも、死闘によるダメージが残っていたせいか、インタビュアーと会話が噛み合わないほどでした。

歴史的な激闘の末、影の優勝候補とも呼ばれる勝次が、準決勝で前口太尊と激突します。

次回大会には那須川天心が参戦!

また大会中に今後のKNOCK OUTの大会日程と、次回のVol.4の参戦選手が発表されています。

8月20日(日)に大田区総合体育館で行われるVol.4では、那須川天心の参戦が決定!RIZINでのMMA挑戦や、RISEでの試合をこなしてきた那須川は3大会ぶりの参戦となります。

その他、新日本キックの雄でアンディ・サワーから勝利したこともある緑川創の参戦と、前回大会で森井洋介と引き分けている村田裕俊が現役大学生の重森陽太との対戦することも発表されています。

【参戦決定選手】

  • 那須川天心
  • 緑川創

【決定対戦カード】

  • 森井洋介 vs 町田光 (トーナメント準決勝)
  • 前口太尊 vs 勝次 (トーナメント準決勝)
  • 村田裕俊 vs 重森陽太

ファンからの声

死闘となったメインイベントをはじめ、7試合中6試合がKO決着で盛り上がった本大会は、SNSでも賞賛の声が多く見られます。

次回Vol.4は看板選手である那須川天心の参戦を始め、白熱したライト級トーナメントの準決勝も行われる注目の大会になりそうです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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