Queel
×
サイト内を検索する
  • キックボクシング
  • ニュース

ラフィ・ボーヒックがルンピニースタジアム認定ウェルター級王座を獲得!ムラッド・サリ、ダミアン・アラモスに次ぐ史上3人目の快挙!

2017/06/23 11:23

6月20日にルンピニースタジアムで行われたウェルター級タイトルマッチにて、フランスのラフィー・ボーヒックが新たに王座を獲得しています。メジャースタジアムの中でも聖域とみなされていた外国人でのルンピニー王者は史上3人目の快挙でもあります。

ラフィ・ボーヒックがルンピニーウェルター級王者に輝く!

6月20日(火)にルンピニースタジアムにてルンピニー認定ウェルター級タイトルマッチが行われ、フランスのラフィー・ボーヒックが地元のポンシリー・PKセンチャイから判定勝利を収めて、新王者に輝いています。

これでラジャダムナン、ルンピニーを合わせたメジャースタジアムでのフランス人王者は3人目で、ラジャダムナンウェルター級のファビオ・ピンカ、ミドル級のユセフ・ペットサマンムエタイに並ぶことになりました。

なおウェルター級の王座はファビオ・ピンカと共に両スタジアムともフランス勢が占拠しています。

ムエタイではフランス勢の台頭が目立つ

さてラフィー・ボーヒックについて紹介する前に、昨今のムエタイ戦線はかつてのタイ一強時代とは様変わりしていることについて説明します。

ムエタイの二大スタジアムと言われるラジャダムナンとルンピニーの王座を獲得することは非常に困難とされ、タイ人以外で王座を獲得したのは2000年までにわずか3名で、藤原敏男、ムラッド・サリ、小笠原仁のみでした。

しかし近年はかつてほどメジャースタジアムのタイトルが困難ではないと言われるようになっており、今年5月時点でフランス人2名、日本人2名がラジャダムナンのタイトルを保持していたことが象徴的でした。

一方で4名の外国人王者はいずれもラジャダムナンに固まっており、ルンピニーは未だ聖域であるように見られていたものの、今回ラフィー・ボーヒックが王座を獲得したことでルンピニーもまたタイ人一強ではないことを象徴する出来事となったのかもしれません。

なお今年に入って日本人2名、梅野源治とT-98はそれぞれ現地防衛に失敗して王座を失っているので、現在の外国人王者は全てフランス人の3名となっています。

  • ラジャダムナンウェルター級…ファビオ・ピンカ 
  • ラジャダムナンミドル級…ユセフ・ペットサマンムエタイ
  • ルンピニーウェルター級…ラフィー・ボーヒック

ラフィー・ボーヒックについて

A post shared by Rafi BOHIC (@rafi_bohic) on

それでは今回王座を獲得したラフィー・ボーヒックについて紹介します。

ボーヒックは1991年7月9日生まれで現在25才。戦績は69戦53勝(24KO)15敗1分となっています。

その他のフランス人選手もそうであるように、ボーヒックはタイに住み込みで練習を続ける純正のムエタイ戦士です。2016年時点のインタビューでは現地に3年半付き合っているガールフレンドがいたそうです。

2014年にMAXムエタイのトーナメントで優勝するなど実力者であることに違いはないのですが、実はボーヒックは昨年からかなり負けが混んでいました。

2016年の戦績は3勝5敗、2017年はタイトル戦を迎えるまで2勝2敗で、一時は5連敗を喫したことにあります。また昨年9月には今回対戦したポンシリーと、全く同じルンピニーウェルター級のタイトルマッチを行っており、この時には肘で大流血に追い込むも、その肘でダウンを奪われて判定負けを喫しています。

実はこの翌月にもポンシリーと対戦しており、この時にもラフィーの判定負け。そして今回3度目の対戦として再びルンピニーウェルター級に挑戦しています。

試合展開

試合動画はYouTubeにアップロードされており、こちらになります↓

動画では3ラウンド以降の一部のみが収録されているだけで、試合を通じた展開は分からないものの、向かい合うと2階級ほどの体格差があるように感じられ、ボーヒックが遠い間合いからテンポよくミドルキックを蹴り込み、首相撲でも互角以上に渡り合います。

4ラウンドにカウンターの肘打ちが入ってダウンを奪ったかのように見えましたが、ここはスリップの裁定。それでもラウンドを通じてややボーヒックが優勢に進めます。

最終5ラウンドは劣勢のポンシリーが積極的に攻めるも、ボーヒックが冷静にさばいて試合が終了。判定はボーヒックを支持してルンピニー新王者に輝いています。

史上3人目のルンピニー王者

こうして新王者となったボーヒックですが、ルンピニーでの外国人王者はこれで歴代3人目となります。

日本人では藤原敏男に始まり、小笠原仁や武田幸三らがラジャダムナンスタジアムの王座を獲得していますが、外国人でのルンピニー王者は歴代で1999年のムラッド・サリ、2012年にダミアン・アラモス、そして今回のラフィ・ボーヒックのみで、いずれもフランス人選手です。

そういう意味でもこのラフィ・ボーヒックの王座獲得は歴史的な出来事ということで、詳しく紹介させていただきました。

現在日本人選手でのメジャースタジアム王者は不在となっていますが、王座を失った梅野源治の再起や若干16才にしてルンピニーランカーの馬木愛里など、見所のあるムエタイ挑戦が控えているので機会があればまたムエタイ戦線について紹介する予定です。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
クイールをフォローして
最新情報をチェック!
最新の格闘技ニュースをお届けします
関連する記事