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中量級の新星、モハメド・ジャラヤがジャッジへの暴行で2年間の出場停止に!ゾウガリー2世、バダ・ハリ2世とも呼ばれる注目選手。

2017/06/30 11:02

中量級戦線において次世代のスター選手として期待されているモハメド・ジャラヤですが、欧州大会でジャッジへの暴行で2年間の出場停止となってしまいました。せっかくなのでジャラヤがどんな選手なのか、出場停止で他団体に主戦場を移すことがあるのかも含めて紹介してみました。

欧州の70kg戦線で最も注目されている新鋭、モハメド・ジャラヤが団体役員への暴行により2年間の出場停止になったというニュースが、海外の様々なメディアで報道されています。

この選手は日本では全くの無名ですが、欧州では中量級の次代のスター選手として高く注目されているだけに残念な出来事です。

せっかくなのでモハメド・ジャラヤがどんな選手なのか、欧州でどのような活躍をしてきたのか少し紹介していきましょう。

ジャラヤの簡単なプロフィールは以下の通りです。

国籍 モロッコ
年齢 20才
戦績 67戦61勝6敗

エンフュージョンのリーグ戦に参戦中

モハメド・ジャラヤは現在「エンフュージョン」という欧州のキックボクシング団体のリーグ戦にエントリーしています。

エンフュージョンというとモロッコ系の選手が中心に活躍している舞台で、新生K-1で山崎秀晃やゲーオと対戦したイリアス・ブライドも67kg世界王座を獲得しています。

ジャラヤとブライドは同じジムではないのですが、こんな風に実際に練習しているようです↓

またエンフュージョンの代表選手というと、リコ・ヴァーホーベンと直近で試合をしたイスマエル・ラザールがヘビー級王座を保持しています。

イスマエル・ラザールはMMAでいうロイ・ネルソンのようなポジションで、ポッチャリを超えて肥満体型ながら、スーパーヘビーな体重を乗せた強烈なパンチを武器としている名物選手です。

エンフュージョンはこのように個性溢れる選手たちを抱えた団体なのですが、ジャラヤはエンフュージョンの有力選手の一人として、昨年から72.5kg級において20万ユーロ(約2560万円)をかけた総当りのリーグ戦にエントリーしています。

また、このリーグ戦に参戦しているモハメド・ジャラヤとジャマール・ベン・モウによる昨年の試合はキックボクシング年間最高試合とも言われるほどの大激闘でした。

ちなみにこの試合はジャラヤが劇的なKO勝利を収めていますが、時系列的にはリーグ戦の前にあたり、後にリーグ戦で再戦が行われて、その時にはジャラヤがリベンジを許しています。

こちらの動画を見てもわかるように、スタイル的にはシュートボクシングで活躍中のザカリア・ゾウガリーに近く、荒削りながらも積極性がすぎるほどの激闘派の選手です。

(※下の動画はいい感じのところから再生されるように設定してあるので、激闘を見たい方はぜひ再生してみて下さい)

リーグ戦は6人制で行われていて、一人あたり5試合をこなす総当りとなっているのですが、実はジャラヤはトーナメントでは苦戦を強いられており、1勝3敗で現在4位となっています。

直近では4月29日にリーグ戦の第4戦が行われて、ラドワーン・ラーコウビという選手に僅差の判定の末に敗れています。

そして今回問題となったのは、この試合の判定で敗れたジャラヤが激怒して、エンフージョンのジャッジに暴行を加えたという事件です。

リーグ戦の期間中にこのような問題を起こし、処分は2ヶ月ほど保留となっていたのですが、6月29日に処分が確定して2年間の出場停止処分で、2019年4月29日までとのことです。

これにより9月30日に予定されていた最終戦も当然欠場…と思いきや、どうやら今のところ最終戦には出場する見込みのようです。

ただしこの対戦は、暴行事件を起こしてから処分が確定するまでの間に発表されたものであり、もしかしたら今後欠場することになるかもしれませんが…。

余談ですが、かつてボクシングでスーパーミドル級のトップ選手を集めたリーグ戦「スーパーシックス」が開催されたものの、ほとんど予定通りに試合が行われずに、全ての試合を完遂したのは僅か2選手だけという事態がありましたが、やはりプロ格闘技でリーグ戦を行うのはなかなか難しいところがあるのかもしれません。

リーグ戦後の去就にも注目

ジャラヤは予定通り9月30日にリーグ最終戦を行うものとされていますが、この試合が終われば1年半ほどの出場停止期間が残っているので、契約に問題がなければ他団体に主戦場を移すことになるでしょう。

(ただし昨年中国の大会に出場するという話があったものの、直前に欠場することがあったので、もしかしたら契約上の都合が絡んでいるのかもしれませんが…)

Gloryや中国の団体がおそらく有力になるとは思いますが、同じエンフュージョンからイリアス・ブライドやマサロ・グランダーが新生K-1に参戦していることもあって、70kg戦線の次世代選手として参戦するようなことがあれば面白くなりそうです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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