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KNOCK OUTで緑川創vs宮越宗一郎が実現!「アンディ・サワーを倒した男」vs「ヨードセングライ最後の相手」による超実力派対決!

2017/07/05 23:42

8月20日に行なわれるKNOCK OUT Vol.4の追加対戦カードが発表され「緑川創vs宮越宗一郎」という70kg級の注目対決が実現することになりました。緑川は過去にアンディ・サワーから勝利したことがあり、宮越は奇しくもヨードセングライの最後の相手になったという見所があります。

KNOCK OUT Vol.4で緑川と宮越が対戦!

8月20日(日)に大田区総合体育館で開催されるKNOCK OUT Vol.4の追加対戦カードが発表されました。

70kgのトップ対決として「緑川創 vs 宮越宗一郎」という痺れるカードが組まれたのですが、実力派二人によるシビアな潰し合いという内容に対して、それほど注目度が高まっていないように感じたクイール編集部が急遽キックボクシングマニアにコンタクトを取り、この対戦の見所を語ってもらうことにしました。

テーマは「アンディ・サワーを倒した男 vs ヨードセングライ最後の対戦相手」ということで、インタビューをぜひご覧ください。

大会名 KNOCK OUT Vol.4
開催日 2017年8月20日 (日)
対戦カード 緑川創 vs 宮越宗一郎

対談内容はこちら

ー キックボクシングマニアさん、「緑川創vs宮越宗一郎」についてどう見てますでしょうか?個人的にはかなりしびれるのですが、余りにも渋すぎるなあと。

いや〜これは何気にシビアなカードですよ。

というのも緑川創といえば70kg級の肘ありルールでは世界的な選手ですからね。なにぜ緑川はT-98に勝ってるんですよ。

ー 究極の同門対決ですね!

そのネタ、ほとんどの人分からないんじゃないんですか(笑)

ー この二人は今や肘ありルール70kg戦線を代表する選手ですが、同じ高校で野球部の先輩後輩だったという過去があります

緑川はT-98の一つ下で、二人共キャプテンをしていたみたいですね。キックボクシングだけでなく野球も上手いという。まあどことなく顔の系統も似ているような気がします。

話を本題に戻すと、緑川は2013年にREBELSでT-98と対戦して、5R判定2-0の接戦の末に勝利しているんです。それ以降は実績を見ればわかるように日本人70kg戦線ではT-98と緑川がツートップと言っても過言ではありません。

ー T-98といえば史上初めてタイ人以外でラジャダムナンの現地防衛を果たしていて、KNOCK OUTでも70kg戦線のエースですね。そのT-98に勝っている最終兵器がついに襲来したと。

そして何をかくそう緑川はあのアンディ・サワーに勝ってるんですよ!

A post shared by 森谷吉博 (@sbmoriya) on

ー ええ!?あのアンディ・サワーに!?(※実際は知っているけど全体的に知らないフリをしています)

あの「立ち技最高芸術」、K-1 MAXで2度の優勝、S-Cupで4度優勝、そしてF-1レジェンドのミハエル・シューマッハとも容姿が似ていて、最近ではMMAに転向して、あのマサロ・グランダーとのMMAマッチを行ったアンディ・サワーに勝利しているんですよ。

ー 前フリが長い(笑)

…。

2014年のNO KICK NO LIFEでアンディ・サワーと対戦して判定で緑川が勝利しています。しかも凄いのがこの試合は肘無しルールだったんですよ。

緑川といえば肘ありルールの最高峰なのに、肘なしでもアンディ・サワーに勝っちゃうくらいの実力があるということです。

ー この試合ってあまり知られてないですよね。これ以降、肘なしルールでは試合してるんですか?

緑川はラジャダムナンの王者を目指しているから、肘ありの試合ばかりですね。肘なしでもサワーに勝てるくらいの実力はあるんですけど、ラジャ王者を目指して肘ありの世界でトップを目指しているという熱い男なんです。

あと特筆すべきは昨年10月23日の新日本キックでシップムーンという選手と引き分けています。この選手は先日のラジャダムナンのタイトルマッチでT-98から王座を奪った選手なんですよ。

今のところは巡り合わせが悪いのかラジャダムナンのタイトルマッチは行えていないんですけど、もし実現すれば本当にいつでもタイトルを取れるくらい実力がある選手なのは間違いないです。

ー これだけ聞いていると緑川が勝っちゃいそうな気もしますが、対する宮越宗一郎もかなりの実力者です

宮越宗一郎といえばまずは宮越慶二郎の兄ということですよね。

慶二郎はKNOCK OUTライト級トーナメントに出場していて、優勝候補筆頭とも言われていたんですが、森井洋介に2RKO負けを喫しています。何なら森井をスターダムに押し上げた張本人かも知れません。

あとその模様がテレビ放送された時に、兄の慶一郎もかなり株を上げましたね。慶二郎のセコンドに就いていて、森井にKOされた瞬間に全てを悟ったように、絶望するでもなく現実を受け入れたような表情をしていた時に、兄弟の強い絆を感じて僕はウルっと来てしまいましたよ。

この宗一郎なんですが、実は今年引退宣言をしているんですよ。

まだまだやれるとは思うんですが、その気持ちは固いらしくて、今回もし緑川に勝ったら上はもうT-98しかいないじゃないですか。ここで緑川を倒して、T-98にたどり着いて有終の美を飾るというのが宮越にとっての理想像なのかもしれません。

ー なるほど!でも宮越がもし緑川にもT-98にも勝って引退しちゃったらKNOCK OUTの70kg戦線がエライことですよ!

でも宮越はそんなKNOCK OUT荒らしができちゃうかもしれないくらいの実力者なんですよ。

パンチとフィジカルの強さはこの階級の日本人では群を抜いています。

ー 個人的に印象に残ってるのが、大分前の試合なんですけど、長島☆自演乙☆雄一郎に負けた試合なんですよ。当時、自演乙はK-1に出る前で知る人ぞ知る存在だったんですけど、NJKFで健太から勝利して、次に宮越に勝ったらいよいよ本物だぞ、という時に1RでKO勝利してます。

どうしても色物のイメージが強かった自演乙が、こうも宮越からアッサリ勝つなら自演乙はいよいよ本物だという空気に一気に変わった試合でもあったんです。

そんな宮越なんですけど、凄いサプライズを起こしたんです。

というのもクンルンファイトの試合であのヨードセングライ・フェアテックスの最後の試合を務めたという。

A post shared by Yodsanklai (@yodsanklai1) on

ー ええ!?あのヨードセングライの!?

そうです、あのヨードセングライですよ!

ブアカーオとの1億円マッチ、キシェンコとの階級を超えたスーパーファイトが約束されていたヨードセングライから結果的に引退試合の相手を務めているんです。

ヨードセングライは今年のキックボクシング戦線の主役ともいえるくらいの高待遇を受けていたんですが、先月怪我を理由に唐突に引退を発表しましたよね。実はその直近の試合がクンルンファイトの70kgトーナメント予選だったんです。

70kgトーナメントでは1回戦でセドリック・マヌーフと、決勝戦で宮越宗一郎と対戦して優勝して、試合後に確かキシェンコとのスーパーファイトが内定したんでしたっけ。

このセドリック・マヌーフというのも凄い選手で、あのメルヴィン・マヌーフの甥っ子で昨年のトーナメントではベスト4まで進出してる強豪です。そのマヌーフを差し置いて決勝まで行っているのも何気に凄いことですよ。

ー セドリック・マヌーフはちゃっかり敗者復活でなぜかもう一回予選にエントリーしてましたね

宮越は3年連続トーナメントにエントリーしていて、特に2015年なんて1回戦であのエンリコ・ゴコーヒアと対戦してますからね。ゴコーヒアといえば世界のトップ選手で、今やボクシングで世界王者になることも期待されている選手です。

巡り合わせが悪くて2年連続1回戦敗退だったんですけど、今年は予選決勝まで勝ち上がって、今度こそ優勝だ!と思ったらヨードセングライにはさすがに勝てなかった。でも結果的にヨードセングライの引退試合の相手となったのはかなり印象的な出来事です。

ー ヨードセングライなんて優勝候補の一角ですからね

そんな世界のトップ中のトップであるヨードセングライの最後の相手を務めた、っていうのは個人的にはアピール材料にもなると思うんですけどね。

ー そういえばクンルンファイトにはT-98も同じ70kgトーナメントにエントリーしてます

そうなんですよ!正直、個人的にはよく受けたなというくらいT-98にとってはチャレンジングな参戦ですよね。

T-98といえば組みと肘ありきの選手というイメージが強いですが、それが制限されたクンルンファイトのトーナメントでどんな試合を見せて、どこまで勝ち上がれるのかというのはかなり未知数ですし、正直厳しい戦いが待っているような気がします。

しかもその相手はコン・リンフェンというブアカーオと2度対戦した中国のエースなんですけど、実は宮越がこの相手に勝ったことがあるんです。何気に宮越が凄いという話でもあるんですが、T-98のこの試合は宮越も絡めて見るとより面白いかもしれませんね。

ー ふと振り返ると「アンディ・サワーを倒した男」vs「ヨードセングライ最後の相手」というなかなか凄い構図ですね

いや〜ホントですね。なんでこの試合がもっと注目されないんだ!って感じですよ。

ー 緑川のキャッチフレーズ「グリーンモンスター」も良いですが、個人的にはもっとストレートに「アンディ・サワーを倒した男」でも良いと思うんですけどねぇ…。だってマイク・ザンビディスなんて最後まで結局「KIDを倒した男」で通してましたよ。

まあ一般向けにわかりやすくするならそっちのほうがいいかもしれませんね。KNOCK OUTがそれをやらないのはやっぱり分かりやすさよりも独自の本物路線を貫きたいからなんでしょうか。

そういえばアンディ・サワーなんですけど、去年のS-Cupで宮越に勝ってるんですよ。ただ宮越はシュートボクシング初挑戦の割には善戦したなという感じの試合で、肘でカットさせたりもしてましたね。まあ肘は反則なんですけど…(汗)

あとぶっちゃけると…アンディ・サワーはもう大分衰えていて、今は世界のトップレベルではなくなってます。最後に世界的な選手と対戦したのは2015年のクンルンファイトのシッティチャイとの対戦で、まあ順当に負けちゃってますね。

ー なんかこうしてみるとT-98を交えた3人は何かと共通点ありますね。ぜひこの試合の勝者はT-98と対戦して欲しいです。

そうですね。T-98はクンルンファイトでの挑戦もあるし、今はKNOCK OUT 70kg戦線のトップですから、それを迎え打ったりとまだまだ出番はありそうですね。

あと緑川なんですけど、去年の3月以降はずっと外国人と試合をしていて、さらに遡っても強豪タイ人との試合ばかりで、日本人との絡みが久しぶりに見れるというのは個人的にはポイント高いですね。しかもその相手が宮越ということで名勝負は約束されたようなものですよ。

ー ただ、本日の発表で町田選手が顎の骨折のためにトーナメントの日程がスライドしたいう方に話題性が持って行かれた感がありますね。クイールのタイムラインでもこの試合に関する言及が見られず歯がゆかったところで、ぜひ注目して欲しいということでこんな取り組みをしてみました。

これが反響なかったら僕はもう金輪際インタビュー受けませんよ!…というのは冗談ですが、それくらい力を込めたくなる試合なんです。

ー そこまで早まらないでほしいですが(笑)、それくらいキックボクシングマニアの間では垂涎のカードということで、本日は終わりたいと思います。

最後に

かなりマニアックな話に終始していて、果たして読者の方がついていけているのかが少し心配ですが、いかがだったでしょうか。

70kg戦線トップレベルの試合であることに違いはないので、こちらの記事を通じて「緑川vs宮越」に興味を持つキッカケとしていただければ幸いです。

この試合は8月20日(日)のKNOCK OUT Vol.4のワンマッチにて行われる予定です。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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