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T-98が本日開催のクンルンファイト64で世界最高峰の70kgトーナメントに挑む!再激戦区の予選を勝ち抜けるのか!?

2017/07/15 09:28

7月15日に開催されるクンルンファイト64では70kgトーナメントの予選が開催され、日本からは元ラジャダムナンスーパーウェルター級王者のT-98が出場します。このトーナメントは日本では全く知られていませんが、名だたる強豪が出場する世界最高峰の大会ということで、応援の意味を込めて投稿しました。

T-98が世界最高峰の戦いに挑む!

本日7月15日(土)に中国でクンルンファイト64が開催されます。

クンルンファイトといえば中国の2大イベントですが、中でも70kgトーナメントは紛れもなく世界最高峰のビッグイベントになっています。

その70kgトーナメントに本日、70kg戦線で日本を代表するキックボクサーであるT-98が出場。T-98といえばREBELSやKNOCK OUTで活躍中で、ムエタイ最高峰のラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者に輝き、タイ人以外では史上初めて現地防衛を達成した選手です。

5月には残念ながらラジャダムナンのタイトルを失ってしまいましたが、KNOCK OUTの再起戦に勝利し、この度4ヶ月連続という過密日程でクンルンファイトの70kgトーナメントに乗り込むことになります。

しかしこのトーナメントは非常にレベルが高く、とりわけT-98がエントリーしている予選15組は過去最高レベルの激戦区ということで、ぜひ日本のファンの方にも知ってもらいたく、「サーバルの弟子」を名乗る人物と急遽対談をしたので、その模様をお届けします。

対談の模様はこちら

ー サーバルの弟子さん、エライことですよ!本日のクンルンファイト70kgトーナメントに出場するT-98選手のブロックが超激戦区になっているんです。

そうですね。本当に鳥肌が立つくらい楽しみな試合なんですが、日本からは誰も知らない大会になってますね。

クンルンファイトの70kgトーナメントは世界から本当にトップレベルの選手が集結していて、1年間で開催される70kgトーナメントでは最も参加人数が多くて、レベルも高いイベントなのに、そこに出る日本人選手が注目されないというのもなかなか悲しいですよね。

イメージ的には以前のK-1 MAXと近いレベルのトーナメントになっているので、かなりのビッグマッチといえます。

ー そして、T-98といえば肘ありルールで日本を代表する選手です

ラジャダムナン王者でしたし、現地でタイ人以外では史上初めて現地で防衛した選手です。あのムエタイ大国フランスの選手を押しのけての快挙ということで伝説のムエタイ戦士と言っても過言ではありません。

ー そのT-98が70kgトーナメントに出るということなんですけど、2つリスキーな点があると思っていて、1つはレベルの高さにも関わらず全く知られていないことです。それを解消するためにこの記事を投稿しているのですが…

まあ…確かに。T-98が敗れたら「海外でよく分からない試合で敗れた」という風に見られかねませんからね。

ー 2つ目はT-98が得意としている肘打ちが禁止されているということです

T-98というとパンチ力が強くて、ボディの打ち分けも上手い選手なので、K-1に近いルールでも戦えるのは間違いないんですが、やっぱり肘があるからこそ最大限生かされるタイプじゃないですか。

これに近いルールというと昨年武林風系列の「Glory of Heroes」に出場したんですけど、中国のジーシャンという選手にハイキックでダウンを奪われて判定負けを喫しているんですよね。

REBELSでもレドアン・ダウディというオランダの選手にもドローとなっていて、ムエタイの実績と比べると肘なしルールでは結果が出ていないという印象があります。

ー T-98といえば"ムエタイゴリラ"の異名があるように、パワーでは互角以上に戦えると思いますが、やはり70kg級は日本人にとっては重量級ということもあって、海外勢と比べるとスピードの差が出てしまうのではないかと

欧州の選手は70kgというと標準的な体型なので、ナチュラルにスピードがある選手があります。

T-98が海外勢と対戦すると、日本人離れしたパワーでは全く問題ないんですけど、やっぱりスピード差という部分はどうしても出てしまいますよね。

ー 70kgトーナメント1回戦で対戦するのは、中国のコン・リンフェンです。日本ではほとんど知られていませんが、2年連続で予選を勝ち抜いている強豪選手です

ベスト8にも進出したことがあったのですが、これは中国人にもビックリされていて、「あのコン・リンフェンがベスト8まで行ったのはサプライズだ」とも言われるくらいですが、クンルンファイトからかなり期待が高いみたいですね。

印象的なのはやはりブアカーオと2回対戦していて、しかも直近ではアウェーのタイでブアカーオと戦いました。結果は敗れてしまったんですが、タイで国民的英雄のブアカーオの相手に選ばれるというのは、クンルンファイトからしてもメインを張るにふさわしい選手と思われているはずなんですよ。

だから70kg戦線では中国のエースと十分言える選手です。

ー なるほど。予選1回戦から日中エース対決といっても過言ではない戦いですね

確かに。それは言えますね。
T-98は70kg戦線で日本人トップレベルというのは実績が物語ってますし。

そして…ここからが凄いんですが、このトーナメントは予選15組といって4人制なんですが、もう一つのブロックがハンパない組み合わせなんですよ。

ー 正直これはビビリました。組み合わせ見た時に「エエッ!?」ってなりましたもん。1/64の戦いがここかと!!

「ジョムトーン・チュワタナvsセドリック・マヌーフ」ですよね…。

ジョムトーンは言わずと知れたムエタイスター、マヌーフはあのメルヴィン・マヌーフの甥っ子というキャラクターも立っています。

ー 世界が恐れる2人ですよ!なにせ去年の70kgトーナメントで準優勝とベスト4ですからね

そうなんですよ。それを1回戦で組んじゃうクンルンファイトも凄いですよね。

ー しかもこの二人だけなぜか敗者復活で主催者からも気に入られているような感じがします

実は2人とも70kgトーナメントの予選で既に敗退しています。

ただ…ですよ。セドリック・マヌーフは予選であのヨードセングライとかなり善戦して流血させているんです。

70kgトーナメントの世界TOP3とも言われていたヨードセングライを、ここ5年位で最も追い詰めた選手かもしれません。マヌーフの甥というとキャラクター先行のようにも見えますが、全くそんなことはない実力者です。

ー それが評価されての敗者復活なのかもしれません

そして、その相手がまた凄い選手が来ましたね…。

ジョムトーンは昨年の70kgトーナメント準優勝しています。日本ではボクシングで内山高志との世界戦ですぐに敗れたという印象が強いかもしれませんが、あの試合はスーパーフェザー級ということで減量が苦しすぎて、計量の時には脱水症状でもう死にそうだったみたいだとか。

それにもともとムエタイでラジャダムナンやWBCムエタイの王座を獲得している選手で、ボクシング転向してわずか10戦で世界戦にこぎつけているわけですから、その実力は疑いようはないです。

そのジョムトーンもマヌーフと同じく既に敗れているんですが、前回は長島☆自演乙☆雄一郎と同じブロックだったんですよ。個人的には長島☆自演乙☆雄一郎との決勝を期待していたんですが、とある伏兵が出てきました。

それはアーテム・パシュポリンという若かりし頃のキシェンコに風貌が似ている選手なんですが、この選手がメチャクチャ強いんです。1回戦で自演乙をKOして、その勢いのままジョムトーンから判定勝利で予選を勝ち抜いてしまいました。

ー 日本では全く知られてないけど、実際に戦ったらメチャメチャ強いという選手多いですよね…

しかもパシュポリンはジョムトーンを倒したことを買われて、70kg世界最強筆頭のスーパーボンと対戦しているんですよ。この試合は敗れてしまったんですが、主催者からしたら「もしかしたらスーパーボン喰うんじゃないのか」と見ていたのかもしれません。

まあジョムトーンはこの選手に敗れたわけですけど、その後にワンマッチで「ペルーのゴールデンボーイ」と呼ばれるガブリエル・マゼッティーから勝利してますし。

ー 出た、ガブリエル・マゼッティー!この選手の名前を言えば通っぽくいられるけど、実際大して強くない説が濃厚な(笑)

それはさておき…敗者復活同士だったのでその枠として2人が対戦することになったのかもしれませんが、敗者復活感がない敗者復活戦ですよね。

ー 例えるなら…「ドラゴ vs マイク・ザンビディス」みたいな試合なのかもしれません

そうかもしれませんね。ベスト8、ベスト4、あるいはそれ以上狙えるような選手同士が予選1回戦から潰し合いをするということで痺れますよね。

ちなみになんですけどT-98は昨日までこの試合がワンデートーナメントだと知らなかったみたいですよ。

ー ええ!?本当ですか!確かにクイールでも速報記事を出した時にワンデーだと書かなかったので、その責任はあるのかもしれません…。

よりによって知らなかった相手がセドリック・マヌーフとジョムトーンというのが…ちょっと…という感じですよね。

ー それならジョムトーンが決勝に上がってきた方がT-98にとっては良いかもしれませんね

そうですね。ムエタイのリズムの方が戦いやすいというのがあるので、ジョムトーンの方がしっかり戦えると思います。

セドリック・マヌーフと前情報もなしにバンと当てられたら辛いですよね。

ー では決勝の予想は「T-98 vs ジョムトーン」としておきましょう。そしてムエタイの実績なら十分T-98にも勝てる見込みがあると

やっぱり実績で考えたら…その二人の可能性も十分ありますよ。

ー そう言えば去年のトーナメントでジョムトーンもセドリック・マヌーフもスーパーボンに負けてるんじゃなかったでしたっけ

そうなんですよ。マヌーフは準決勝で、ジョムトーンは決勝でスーパーボンに敗れているので、組み合わせが逆ならマヌーフが決勝まで進んでいたと思います。それにジョムトーンはKOされているのに、マヌーフは判定まで行ってますしね。

クンルンファイトは上位陣がタイ人で占められていますが、もしかしたらマヌーフはタイ人以外では最強の一角説もあります。

ー そういえばマヌーフは昨年決勝トーナメント1回戦でコン・リンフェンに勝ってますね

そうなんですね。実はT-98以外の3人にとっては何かと因縁のある組み合わせだったとは!

マヌーフとしてはスーパーボンやヨードセングライといったトップレベルのタイ人に敗れてきて、今回ジョムトーンには絶対に負けられないということもあって因縁渦巻くブロックですよね。

ー それにしてもこのブロック…これまでの予選ブロックで一番ハイレベルなんじゃないですか?

誰が予選優勝してもおかしくない、それどころかこのブロックの優勝者はトーナメントの台風の目になるのは間違いないでしょう。

平均値で言えばこれまでの15ブロックで一番高いですよ。

ー こんなにとてつもない戦いなのに日本では話題になっていない、ということで急遽早朝に収録してみました

これを見逃すのはもったいない!ということですかね。

T-98選手にとっては厳しい戦いが待ち構えていますが、ぜひ優勝してほしいです。

ー そうですね。まずは1回戦をクリアーして、決勝では世界トップレベルの相手をあわよくば喰って台風の目になってほしいです。それでは今回はここまでになります。ありがとうございました。

最後に

T-98が出場するクンルンファイト64は7月15日(土)に開催されます。

この試合の模様はクンルンファイトのスマホアプリから視聴できるとのことですが、ウェイボーの会員登録が必要(?)とのことで、日本からの視聴は難しいかもしれません。

試合結果は判明次第、Twitterの方で速報しますので、ご興味がありましたらチェックしてみて下さい。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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