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【GLORY 45】ロビン・ファン・ロスマレンがフェザー級防衛戦でアダムチャックと対戦。アダムチャックは裏最強説のあった地味強の代名詞。

2017/07/22 12:40

日本時間10月1日に行なわれるGLORY45の対戦カードが発表され、フェザー級タイトルマッチとしてロビン・ファン・ロスマレンvsセルゲイ・アダムチャックが決定。またウェルター級の注目カードとしてニキー・ホルツケンvsヨハン・コンゴロの対戦も発表されています。

GLORY 45の対戦カードが発表

日本時間10月1日に行なわれるGLORY 45の一部対戦カードが発表されました。

GLORY45はお膝元であるオランダのアムステルダムで開催され、9月の中国初進出、年末のヘビー級タイトルマッチの間に行われます。

今回発表されたのはフェザー級タイトルマッチ「ロスマレンvsアダムチャック」、ウェルター級「ホルツケンvsコンゴロ」、そしてライトヘビー級トーナメントですが、まずはメインになるであろうフェザー級タイトルマッチについて紹介します。

イベント名 GLORY 45
日程 現地時間: 9月30日(土)
日本時間: 10月1日(日)

ロスマレンが地味強の代名詞から王座防衛を狙う!

欧州の中量級戦線で最も人気・実力ともに充実しているのがこのロビン・ファン・ロスマレンです。

GLORYでは当初ライト級戦線で活躍し、シッティチャイ、マラット・グレゴリアン、アンディ・リスティらを破ってライト級王者に輝きました。

その後ライト級王者から陥落すると、フェザー級に落として王者となり2階級制覇を達成するも、その後まさかの計量オーバーでタイトルを失ってしまいます。

そして5月のGLORY41でペッチパノムルンとのタイトルマッチに苦しみながらも勝利して、再びフェザー級のタイトルを獲得して以来の試合となります。

初防衛戦はグレゴリアンを破った地味強の代名詞

今回ロスマレンはフェザー級の初防衛戦に臨みますが、対戦相手はウクライナのセルゲイ・アダムチャック!

おそらくこの名前にピンと来る人は日本に20人くらいしかいないと思いますが、実は1度だけK-1に出場したことがあり、秋元和也から勝利しています。

この試合は2015年の7月の「K-1 初代-70kg王座決定トーナメント」で行われ、トーナメントはマラット・グレゴリアンが全試合KO勝利で優勝したことで覚えている方は多いかと思います。

セルゲイ・アダムチャックはリザーブファイトで秋元和也から勝利しているのですが、試合内容が地味で判定2-1と苦戦したことで全くインパクトを残せていなかったのですが…実はこの大会の1ヶ月前にGLORYでそのマラット・グレゴリアンから勝利しているのです。

K-1の大会から30日前のGLORY 22の「ライト級コンテンダートーナメント リザーブファイト」として行われ、アダムチャックは僅差の判定でグレゴリアンを退けています。。

ということはアダムチャックは実は最強なんじゃないのか…?と思われるかもしれませんが、これには裏があります。

アダムチャックは誰とやっても地味な展開で終わる

見出しで結論を書いているように、アダムチャックは格上と対戦しても格下と対戦してもどっちつかずの地味な試合をすることにかけて右に出る者はいません。

実際に試合結果を見てみるとそれがよく分かります。

  • ◯ マラット・グレゴリアン…僅差の判定勝利
  • ◯ 秋元和也…スプリット判定で勝利
  • ◯ ガブリエル・ヴァルガ…48-47で勝利し、フェザー級タイトル獲得
  • ✕ ガブリエル・ヴァルガ…48-48、48-47、48-46の僅差で敗れて、タイトルを失う
  • ✕ ペッチパノムルン…スプリット判定で敗れる

アダムチャックの主要な試合の試合結果なのですが、全ての試合が僅差もしくはスプリットで判定で終わっており、65kg~70kgと決してKO率が低いわけではない階級でここ12試合連続で判定決着で、クリーンヒットすらほとんど見られません。

マラット・グレゴリアンとの試合を見ても分かるように、アダムチャックはグレゴリアンの圧力に終始下がらされながらもクリーンヒットは貰うことなく、それでいて攻撃だけは返し続けるというジャッジ泣かせの展開の末に判定勝利していますが、誰とやっても同じような展開となるため、グレゴリアンはそのアダムチャックワールドにはまってしまった犠牲者とも言えます。

塩試合が約束されたタイトルマッチ

ロスマレンは前戦でムエタイの強豪ペッチパノムルンから勝利して、空位となったフェザー級タイトルを獲得していますが、この試合はロスマレンが積極的に前に出るものの、ペッチパノムルンが蹴り続けてペースを握っていたので、YouTubeコメントなどではかなり辛辣に「ロスマレンは負けていた!」と言われることが多い試合でした。

そしてアダムチャックは、そのペッチパノムルンと挑戦者決定戦で試合をしており、この試合でもいつもの塩試合の末にスプリット判定で敗れていますが、ペッチパノムルンとの試合を見ると実はアダムチャックの方が善戦していたようにも見受けられます。

というよりもアダムチャックは誰とやっても同じ試合展開になるので、ロスマレンとしても明確な差をつけて勝つのは困難というだけでなく、十分タイトルを失う可能性を秘めた試合です。

ロスマレンはMMAの試合も同時にこなしており、最近はMMAの練習に比重を置いているようなので、もしかしたらアダムチャックに足元をすくわれるなんてこともあるかもしれません。

塩試合が約束されたこのフェザー級タイトルマッチですが、果たしてロスマレンは防衛することができるのでしょうか。

崖っぷりのホルツケンがウェルター級トップコンデターのコンゴロを迎え討つ

続いてウェルター級の注目試合「ニキー・ホルツケン vs ヨハン・コンゴロ」の見所を紹介します。

K-1 MAXではブアカーオの前蹴りの前に完敗してきた印象が強いホルツケンですが、GLORYでは適正階級のウェルター級で絶対王者として君臨してきました。

オランダスタイルの優等生とも言える、固いブロックと高いボクシングテクニックを武器に向かうところ敵なしと思われていた矢先に、ホルツケンとは正反対のスタイルのカメルーンのセドリック・ドゥンベに敗れてタイトルを失っています。

(Nieky Holzken / CC BY-SA 4.0)

もはやキックボクサーというよりも銀幕のスターのような風格すら漂うホルツケンは、実力だけでなく人気面でもウェルター級を象徴する選手だけに、ドゥンベとの初戦の敗北はリベンジして復活するための布石のように思われていました。

そして今年6月のGLORY 42にタイトルを奪われたドゥンベに今度は挑戦者として対戦しましたが、この試合もトリッキーなドゥンべを捉えきれずに敗戦。世代交代を決定づける試合となってしまいました。

対するはランキング2位のコンゴロ

そのホルツケンと対戦するのは、同じくセドリック・ドゥンベに敗れたヨハン・コンゴロ。

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実はキャリアが結構被っているところがあり、ホルツケンはボクシング戦績12戦全勝、コンゴロもボクシング戦績7戦全勝で、しかも最近ドゥンベのもつタイトルに挑戦して敗れたばかりという境遇まで似ています。

ホルツケンとしてはコンゴロに敗れるようだと、いよいよタイトル戦線から脱落することになるので、まさに生き残りをかけた崖っぷちの一戦と言えるでしょう。

最後に

GLORYは前回大会だけDAZNで中継されたものの、今後継続して中継されるかわからないにも関わらず、無駄に熱く試合の見所を語ってしまいました。

個人的にはアダムチャックの誰とやってても同じ試合展開になるという無駄に徹底したスタイルを、ロスマレンが攻略することができるのかを注目していますが…まあ率直に言って万人受けする試合ではないので、試合後に結果だけでも見て頂ければ幸いです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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