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「メイウェザーvsマクレガー」を中継するDAZNってどんなサービス?回線の安定性や視聴方法などをまとめてみました。

2017/08/03 18:42

8月3日にメイウェザーvsマクレガーの一戦がDAZNで中継されると発表されました。これまで日本での視聴が難しいとされてきた一戦が放送されるということで一躍注目を集めていますが、具体的にどんなサービスなのか紹介してみました。

メイウェザーvsマクレガーをDAZNが日本で独占放送

8月3日の11時頃にDAZN(ダゾーン)から「フロイド・メイウェザー vs コナー・マクレガー」の一戦が中継されると発表されました。

史上最高規模のマネーが動くビッグマッチというだけあって、これまで日本では放映権料が高すぎて中継できないのではと言われていた中、DAZNが中継を発表したことは格闘技コミュニティの中で大きな話題となりました。

これまで格闘技中継といえば地上波やWOWOWといったテレビ放送が主流でしたが、UFC中継をはじめ、今回の配信発表によってネット配信に本格的に移行してきたことを感じさせるニュースとなっています。

そもそもDAZNとは?

そもそもDAZN(ダ・ゾーン)とは何かというと、スポーツ中継を専門とした月額制のネット配信サービスです。類似サービスとしてはHuluやNetflixなどが挙げられますが、DAZNはスポーツ中継のみを配信していることが特徴です。

現在のネットサービスは音楽配信サービスにも同様のことが言えるように、コンテンツの売り切りではなく、月額課金制のサービスが主流です。これらのサービスでは有料会員になることで全てのコンテンツが一様に視聴可能となり、もちろん今回のメイウェザーvsマクレガーの試合も追加料金無しで視聴することができます。

DAZNの競合サービスとしては、ソフトバンクが運営している「スポナビライブ」があり、サービス形態そのものは非常に良く似ているのですが、メインコンテンツがDAZはJリーグ中継なのに対して、スポナビライブはプロ野球中継がメインとなっています。

ちなみにDAZNとは「ゾーンに入る」を意味する「In the zone」(イン・ザ・ゾーン)の「the」が「ダ」に聞こえることからダ・ゾーンとなったそうです。

Goal.comで有名なパフォームグループが運営する

DAZNを運営しているのはイギリスの企業であるパフォームグルームです。有名所でいうとサッカーファンなら誰もが知る「Goal.com」を運営しています。

(出典: http://goal.com/)

パフォームグループは世界的なスポーツメディア企業でしたが、2016年夏から新たにスポーツ配信サービスのDAZNをリリース。日本では同年の8月からサービスが開始されています。

そのため実はまだサービス開始してから1年ほどしか経過していない若いサービスでもあるのです。

Jリーグの放映権を10年間で2100億円という莫大な金額で取得

若いサービスであるDAZNが既に高い認知度を持っている最も大きな要因としては、DAZNがJリーグの独占放映権を取得したことがあります。(※ルヴァンカップなど一部大会はスカパーでの中継だが、リーグ戦はDAZNの独占となっている)

DAZNがJリーグから取得した放映権は何と「10年で2100億円」という、日本のスポーツ史上で例を見ないほどの高額な放映権料だったことから、サッカーファンを中心に一気に「DAZNって一体何なんだ?」という注目を集めることに成功します。

「FOOT×BRAIN」という地上波サッカー番組でも「Jリーグは何が変わる!?」として放送枠まるまる使って特集されるなど、DAZNの注目度はサービス開始から程なくして随分と高まっていました。

ちなみにこれまでJリーグ全試合の中継を行ってきたスカパーはわずか3ヶ月で10万件以上も加入者が減っており、スポーツ中継においてインフラを握っていることのインパクトの大きさが良く分かる事例となっています。

「ダゾーンだぞ〜ん」のダジャレで一大プロモーション

このサイトではよく「DAZNが○○するんだぞ〜ん」というダジャレを使っていますが、これは公式がプロモーションで多用していたフレーズです。

Jリーグ開幕前後からDAZNはテレビCMをはじめ、車内広告やウェブ広告などいたるところでプロモーション活動を行った際に、「ダゾーンだぞ〜ん」というフレーズが使われていたのを目にした方も多いかもしれません。

おそらくこのサイトでも今後使うであろうフレーズですが、内心滑っているんじゃないのかとビクビクしながら使用していたりもします。

スマホ、PC、タブレットの他にもテレビで視聴可能

DAZNはインターネット回線を通じて映像を配信するネットサービスということで、スマホやPC、タブレットはもちろん、テレビでも視聴することができます。

上の画像には「ゲーム機」と書かれていますが、PS4には対応しておらず、日本では7万台ほどしか売れていないXbox Oneのゲーム内アプリにしか対応していないので、基本的には無視して良いでしょう。(Xboxファンの方にはごめんなさい)

もはや説明不要かとは思いますが、スマホ・タブレットの場合は各OSに備え付けのアプリストアから「DAZN」と検索してアプリをインストールすることで、PCの場合はブラウザからDAZNのウェブサイトにアクセスすれば利用することができます。

テレビ視聴デバイスを使用すればテレビで見られるように

昨今ではほとんどの動画サイトが対応しているように、DAZNも以下の二点の方法からテレビで視聴することができます。

  1. 対応しているスマートテレビ
  2. AppleTVやFire TVといったテレビ視聴デバイスを使用する

1.のスマートテレビについては所持していない方がほとんどなので割愛させていただきます。

2.のテレビ視聴デバイスですが、これはクロームキャストやFire TVといったテレビに挿すだけで簡単にテレビ画面で映像を視聴できるもののことを指します。

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クロームキャストは原理が異なるのですが、Fire TVはそれ自体がスティック状のコンピューターになっていて、自宅のWi-Fiに接続して専用のリモコンから操作することで、テレビ画面から簡単にネットサービスを利用できる製品となっています。

値段は4980円と意外と安くなっているので、メイウェザーvsマクレガーやUFCの試合をテレビで見たいという方はこれらの製品の購入を検討してみて下さい。

ドコモ会員なら月額980円で利用可能

DAZNは携帯通信会社最大手のNTTドコモと提携していて、ドコモユーザーの場合は割安料金で利用することができます。

通常は月額1750円(+税)ですが、ドコモ会員の場合は月額980円(+税)と1000円を切る格安料金となっており、メイウェザーvsマクレガーが発表された後にドコモに契約したというファンも見られました。

(ドコモの場合は「DAZN for docomo」という専用のサービスとなっていますが、提供されるサービス内容には違いはありません)

今回話題となった「メイウェザーvsマクレガー」の試合は、現地アメリカでのPPV料金は1万円を越え、イギリスでも約3000円となっている中、月額料金1750円で視聴できるというのは破格の料金とも言えるでしょう。

1ヶ月の無料体験期間があるので、無料視聴も可能

これはかなり太っ腹すぎて大丈夫かと心配してしまうくらいなのですが、DAZNは加入してから1ヶ月間は「無料体験期間」とされており、無料で全てのコンテンツを視聴することができます。(ただし登録時にクレジットカード登録は必要)

また無料体験期間中に解約しても、初月分の料金は請求されないほか、仮に無料体験直後に解約をしても1ヶ月間はフルに利用することができます。

DAZNとしてはやられてほしくはないことだとは思いますが、例えば8月3日に加入して、即日退会したとしても、メイウェザーvsマクレガーの試合が行なわれる8月27日には問題なく利用できるので、どうしてもお金を払いたくないけど試合は見たい、という欲張りな方にはこの方法がオススメです。

加入者は推定80万人ほどか

DAZNはJリーグに10年で2100億円という莫大な放映権料の他、メジャーリーグやブンデスリーガといった世界の人気リーグの放映をしているので、運営でなくとも懐事情が気になるところですが、加入者はクイール独自の推測で国内で80万人ほどではないかと思われます。

DAZN自身は契約者数を公表してませんが、いくつかヒントとなる材料はあり、今年3月時点でDAZNのドコモ専用サービスの加入者は30万件4月時点で45万件となっています。

このペースで伸びていれば100万件の大台も見えそうですが、おそらく実際には無料体験終了後に解約する人も多くいるはずで、伸びは緩やかになっているでしょう。

またドコモのシェアは約45%ほどなので、4月時点の45万件の時点で、単純に当てはめると全体100万件と換算することができますが、もちろんドコモユーザーが割安で利用できることが多分に影響しているはずです。

主にこれらの二点を含め、総合的に勘案したところ推定で80万件ほどと考えられます。

加入者は伸び悩む?

DAZNは当初加入者の目標値を「300万人」としていましたが、後にその数字を下方修正して100万人としていました。

具体的にどの時点での目標値でかは公表されていませんが、おそらく現時点でも100万人に到達しておらず、メディアでも「DAZNの加入者は伸び悩んでいる」と報道されることが多く見られます。

ちなみに物凄く単純計算した場合、月額1750円の有料会員が100万人いると、年間ちょうど210億円となり、これはJリーグの放映権料の単年度分に相当します。

実際にはその他の放映権料や、人件費などの経費、クレジットカードの手数料などを勘案すると、DAZNの黒字化ラインは数百万人という単位になると予想されますが、今後採算が取れるかどうかというのはスポーツのネット配信ビジネスにおける大きな注目ポイントとなっています。

回線の安定性について

DAZNのようなネット配信の場合、テレビ中継と決定的に異なるのが映像の伝達方法です。

テレビ中継の場合は電波を通じて映像を送受信するのですが、電波の到達範囲であれば、映像の送信側は低いコストで安定して映像を届けることができます。

それに対してネット配信の場合は、サービスを運営している企業が提供しているサーバーが一元的に全ての情報をやり取りしなければならず、またユーザー数が増えれば増えるほどサーバーへの負荷が高まるので、人が殺到するとたちまち「サーバーがダウンする」という状態に陥ります。(※ダウンするといっても本当に応答不能になったり、単に時間がかかりすぎているだけだったり状況はまちまちです)

しかも厄介なことに、特にDAZNのようなサービス形態だと、四六時中見られているわけではなく、注目の試合が行われた時にだけ人が殺到するので、そのタイミングでピンポイントにサーバーがダウンしやすくなっています。

実際にDAZNはJリーグが開幕した際に、新規ユーザーが大量に増えたことが原因となってか、開幕戦でいきなり試合が視聴できないトラブルに見舞われ、炎上した末にCEO自ら謝罪会見を開くほどでした。

DAZNのサービス開始当初は視聴中に映像がストップすることが多く、Jリーグ開幕時には大きな騒動となってしまいましたが、徐々に回線状態は改善されており、現時点ではJリーグ中継も問題なく配信されています。

メイウェザーvsマクレガーは安定して視聴できるのか

そして今回の最大の関心事は「メイウェザーvsマクレガー」の試合が安定して見られるかということでしょう。

まず一つのポジティブな要因としては、DAZNの主要コンテンツであるJリーグとの中継が被らないことです。Jリーグは土曜日に行われており、また利用者の半数以上はライブのみの利用なので、この試合が放送される日曜日の午前中は本来ならば比較的サーバーのキャパシティに余裕があるはずです。

つまりこの試合が、通常のJリーグ中継よりと比べてどれだけ多く見られるかということがカギとなりますが、こればかりはなかなか推測しづらいところがあります。

参考指標としてSNSのシェア数を見たところ、格闘技コミュニティではスクープだったこのトピックですが、DAZNのTwitterやFacebookアカウントを見ると、実はそれほど多くシェアされているわけではありません。(Facebookに至っては2件の投稿で43いいねに留まっています)

世界的な注目度と比べるとやや寂しいところがありますが、DAZNのSNSユーザー層とはフィットしておらず、現時点で格闘技ファン以外に広く見られるコンテンツではないのかなという印象を受けます。

これだけでは根拠としては幾分弱いですが、Jリーグと格闘技のファン人口を考えても通常のJリーグ中継と比べて著しく視聴者数が増えることはないはずで、これまでの実績からすれば安定して放送される可能性は高いのではないでしょうか。

もちろん実際にDAZNがどのようなサーバー構成になっているか、試合の視聴者数がどれほどになるのかは外部から知ることは困難なので、鵜呑みにせず参考程度に捉えて頂ければと思います。

放送に間に合わなくてもネタバレされずに視聴が可能

これはネット配信の一つの利点ですが、中継開始時間に間に合わず、例えば試合開始後に視聴を始めたとしても、ネタバレをされずに放送開始地点から追っかけ再生をすることができます。

もしかしたら再生が開始した瞬間にネタバレをされる可能性がありますが、その瞬間だけミュートにして目をつぶってシークするようにしましょう(冗談のようで真面目です)

遅延によるネタバレに注意

先ほどネタバレされないと言っておきながら矛盾していると感じられるかもしれませんが、リアルタイムでの動画配信ではどうしても遅延が発生してしまい、現場でのシーンがDAZN経由で配信されるまで数十秒から数分ほどのタイムラグが生じています。

普通に視聴していれば問題ないのですが、遅延の少ないテレビ番組を視聴している海外ファンのSNSの投稿などを見ていると思わぬ結果のネタバレを食らう可能性があるのでご注意ください。

何はともあれDAZNが凄い!

さてここまでDAZNについて長々と紹介してきましたが、何はともあれこの莫大な放映権料がかかる世紀の一戦を、世界でも類を見ないくらいに低価格で視聴できる環境を整えてくれたDAZNには感謝の言葉しかありません。(SNSでもまさに手の平返しのような投稿が相次いでいるのが象徴的です)

また試合だけでなく、過去の試合映像や会見、前日計量の様子も生中継するということで、まさに「神対応」ともいえる中継内容になっています。

自分たちが生きている間にこのようなビッグマッチをあと1度見れるかどうかというレベルの世紀の一戦ですので、これまでDAZNに加入していない方でもぜひ無料体験して視聴してみて下さい。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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匿名ユーザー
2017/11/26 18:12

DAZNに8月だけ会員登録するんだぞーん

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