2017年08月08日作成

クンルンファイト70kgトーナメントの組み合わせが決定。マラット・グレゴリアンがジョムトーンと対戦!王者スーパーボンはダークホースと激突。

8月27日に中国で開催されるクンルンファイト65。この大会では70kgトーナメントのベスト16戦が行われ、予選を勝ち抜いた選手と現王者のスーパーボンが一挙集結し、ハイレベルな潰し合いが行われます。

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世界最高峰の70kgトーナメントの組み合わせがついに決定

中国メジャー団体であるクンルンファイトの70kgトーナメントの本戦が8月27日の「クンルンファイト65」にて開幕します。

中国では武林風やGlory of Heroesなどのメジャー団体が競合していますが、クンルンファイトは国際色が最も豊かで、中でも世界中から人材が集結する70kgトーナメントは1年を通じて行なわれる世界最高峰の大会となっています。

今年の2月から予選がスタートし、7月まで全15ブロックの予選が行われ、予選優勝者15名と現王者のスーパーボンが本戦に出場する予定でした。

しかし予選で優勝したヨードセングライが引退したことで、代わりにサプライズとして元K-1王者のマラット・グレゴリアンが加わり、16名による本戦がいよいよ始まります。

そしてこの度、ベスト16の対戦カードが発表されているので注目カードを中心に紹介していきます。

対戦カード一覧

70kgトーナメントの対戦カードは次のようになっています。

  1. ニコラ・シメサ (セルビア) vs リ・シュアン (中国)
  2. セルゲイ・クリアバ (ウクライナ) vs アンドレイ・クレビン (ベラルーシ)
  3. ヨハン・ダリ (フランス) vs チャン・デチェン (中国)
  4. ハミシャ・モーチェ (オランダ) vs アーテム・パシュポリン (ロシア)
  5. デザニス・ズエフ (ベラルーシ) vs フェン・シンリ (中国)
  6. マロアン・トゥトゥー (オランダ) vs ダビット・キリア (グルジア)
  7. マラット・グレゴリアン (アルメニア) vs ジョムトーン・チュワタナ (タイ)
  8. ナヤネシュ・エイマン (コンゴ) vs スーパーボン・バンチャメーク (タイ)

なおこの大会では健太らが出場するハイレベルな66kgトーナメントも開催されており、全対戦カードはこちらをご覧ください。

日菜太を倒したハミシャ・モーチェ vs 自演乙を倒したアーテム・パシュポリン

かつてのフジテレビのK-1中継の宣伝文句のようになっていまいましたが、分かりやすく表現すると見出しのような文句になります。

左の「Mohamed Mezoari」と表記されている選手は、日本のREBELSで日菜太と対戦し、ダウンを奪って勝利したハミシャ・モーチェという選手です。

本名はモハメド・メゾアリですが、親族にモハメドという名前が何十人もいて紛らわしいということで、ハミシャ・モーチェと名乗ることもあり、日本ではこちらのほうが浸透しているので、ハミシャ・モーチェと表記しています。

ハミシャ・モーチェは日菜太と対戦した当時は無名の選手でしたが、今では海外メディアから「世界の70kg級TOP8」に選出されるなど、近年目覚ましく評価を上げている選手です。70kgトーナメントでは予選1ブロックで早々と勝ち抜いており、1回戦では日本で長年活躍したダニロ・ザノリニから勝利しています。

昨年にはディフェンディングチャンピオンのシッティチャイから敗れはしたものの、ダウンを奪うサプライズを起こすなど、今回のトーナメントでも台風の目となるかもしれません。

そして対するアーテム・パシュポリンもまた台風の目であり、飛躍が最も期待される選手の一人です。

4月のクンルンファイトでは予選にエントリーし、1回戦で長島☆自演乙☆雄一郎をKOし、予選決勝では前年度準優勝したムエタイスターのジョムトーンから勝利して見事に優勝しています。

昨年も予選では優勝したものの、なぜか本戦にはエントリーしていませんでしたが、今年は無事に本戦に出場することになりました。

またジョムトーンを倒した後はワンマッチで現王者のスーパーボンと対戦しており、こちらは敗れたものの、クンルンファイトからも高い評価を受けている現れなのかもしれません。

ハードパンチを持ち味とする両者による、名勝負が予想される一戦となっています。

マラット・グレゴリアン vs ジョムトーン・チュワタナ

2015年のK-1初代70kg王座決定トーナメントで、全試合KO勝利で圧巻の優勝を果たしたマラット・グレゴリアンが、クンルンファイト70kgトーナメントに緊急エントリー。予選には出場していなかったものの、おそらくヨードセングライの代役として出場が決まっています。

グレゴリアンはK-1の後はGLORYを主戦場としており、タイトル獲得こそなりませんでしたが、ランキング1位のトップコンデターとして君臨しています。

対するジョムトーン・チュワタナは元ラジャダムナンスタジアムの王者にして、ボクシング転向後は内山高志の持つ世界タイトルに挑戦したことでも知られています。

前年度のトーナメントでは準優勝したものの、今年度は一度アーテム・パシュポリンに敗れ、敗者復活で臨んだ最終予選15ブロックで、日本のT-98からローキックでKO勝利を奪って本戦出場を勝ち取りました。

マラット・グレゴリアンは世界トップレベルとの評価を受けているものの、戦績を見るとタイ人選手を苦手としており、ここ3年で喫した5敗のうち4敗はタイ人相手の敗戦。特にシッティチャイは天敵として3連敗中です。

今回は1回戦からムエタイのスター選手であるジョムトーンと対戦することになり、体格差が一回りあるとはいえ、ムエタイ&ボクシング仕込みのテクニックを持つジョムトーンを攻略するのは容易ではないでしょう。

グレゴリアンが「世界トップレベル」から「世界トップ」へと飛躍するべく、ジョムトーンを退けてトーナメントを勝ち上がれるのか注目の一戦です。

スーパーボン危うし!?驚異の身体能力を持つエイマンと対戦

70kgで現世界最強との呼び声が強いスーパーボン・バンチャメークがついにトーナメントに参戦。前年度のトーナメントでは、以前敗れているシッティチャイにリベンジを果たし、決勝ではジョムトーンから右ストレートで豪快なKOを奪って優勝しています。

タイの国民的英雄となったブアカーオの弟子でもあり、ブアカーオの次の世代を代表する選手でもあります。

予選はシードとなったものの、ワンマッチではアーテム・パシュポリンから勝利しているほか、先日にはアマチュアムエタイの国際大会でも優勝しています。

そんな盤石の現王者に対するは、驚異の身体能力を持つコンゴのナヤネシュ・エイマンです。

この選手は今年からクンルンファイトに初参戦しており、予選では中国人選手から2連勝して本戦出場の切符を掴んでいます。まだ国際的な実績はさほどではありませんが、エイマンが予選に出場した大会にワンマッチで参戦していたUMA選手いわく「身体能力が尋常ではなかった」と評価されています。

70kg級ながら打点2メートルを誇るという驚異の身体能力は予選でも発揮されており、予選決勝では軽々と相手の顔面へと膝蹴りを突き刺し、右目のカットによるストップでTKO勝利を収めています。

実績や地力ではやはりスーパーボン有利なのは間違いないものの、驚異の身体能力を持つエイマンはまさにダークホースであり、大物喰いをする可能性を秘めた危険な試合とも言えるでしょう。果たしてスーパーボンは無事に初戦を突破することはできるのでしょうか。

8月27日に本戦が開幕

今回は以上の3カードに絞って見所を紹介しましたが、他にも元GLORY王者のダビット・キリアがワンマッチで敗れたマロアン・トゥトゥーへのリベンジをかけた試合など、注目の対戦カードが並んでいます。

そしていよいよ全60選手による世界最高峰の大会が8月27日から開幕します。試合後には今回紹介した注目試合を中心にレポート記事を投稿しますので、こちらもぜひお楽しみに!

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