2017年08月11日作成

【不人気は本当?】デミトリアス・ジョンソンが出場するUFCのPPV売上とテレビ視聴者数についてまとめてみました。

パウンド・フォー・パウンド最強の絶対王者として君臨しているデミトリアス・ジョンソンですが、商業的には成功収めていないとされています。今回は過去のPPV売上とテレビ視聴者数からジョンソンの商業面について検証してみました。

商業的に苦しんでいるとされるデミトリアス・ジョンソン

デミトリアス・ジョンソンといえばUFCフライ級の絶対王者として君臨しており、2012年にフライ級王者となってから最多タイ記録となる10連続防衛記録を達成しています。

フィジカル・打撃・レスリング・グラウンドとどれを取っても一級品で、階級関係なしに誰が最も強いのかを表すパウンド・フォー・パウンドのランキングでは1位が定位置となっていました。(※8月の改定で、コーミエに勝利したジョン・ジョーンズがいきなり1位となり、ジョンソンは2位に転落しています)

間もなくUFC新記録となる11連続防衛記録を達成しようという最強王者のデミトリアス・ジョンソンですが、これまで商業的に苦しんでいることが度々伝えられてきました。

さらにはUFC代表のデイナ・ホワイトと抗争を繰り広げた時には、UFCがフライ級ごと売りに出そうとしているという噂が伝えられるなど、フライ級というカテゴリ全体の注目が上がらないともされています。

そんな背景もあって、今回は改めてデミトリアス・ジョンソンが本当に商業的に苦しんでいるのか、過去のPPV売上およびテレビ視聴者数から振り返ってみました。

PPV売上の推移

まず最初の前提として、PPV売上およびテレビ視聴者数を見るにあたって、デミトリアス・ジョンソンがメインイベントに登場した大会のみを対象とし、セミファイナル以下で出場した大会は除外しています。理由としては、とりわけPPV売上はメインイベントのカードに大きく左右されるため、ジョンソンのセールス力を見るにはメインイベントに登場した大会を見るのが適切だからです。

それではPPV売上を見ていきましょう。
過去にジョンソンがPPV大会のメインイベントに登場した大会は4回で、UFC174のアリ・バガウティノフ戦、UFC178のクリス・カリアソ戦、UFC186の堀口恭司戦、UFC191のジョン・ドッドソン戦です。

そして実際のPPV販売数は次のようになっています。

大会名 対戦カード PPV販売数
UFC174 vs バガウティノフ 11万5000件
UFC178 vs カリアソ 20万5000件
UFC186 vs 堀口 12万5000件
UFC191 vs ドットソン 11万5000件

さてこの数字が多いのか少ないのか分かりづらいかもしれないので、同年のPPV売上平均値と比較したものが次のとおりです。

大会名 PPV販売数 平均値との比較
UFC174 11万5000 -15万件
UFC178 20万5000 -6万件
UFC186 12万5000 -45万5000件
UFC191 11万5000 -46万5000件

このように全ての大会で同年の平均値を下回っており、とりわけPPV売上が好調だった2015年には平均値の20%すら獲得できていない厳しい状況にあります。

2015年はワースト1位・2位と不名誉な記録に

ロンダ・ラウジー&コナー・マクレガー時代の幕開けとなった2015年ですが、この年にジョンソンがメインイベントを務めたUFC186とUFC191はワースト1位、2位となっています。さらにはワースト3位の「コーミエvsグスタフソン」の25万件、ワースト4位の「ベラスケスvsヴェウドゥム」の30万件の半数にも達しておりません。

これを受けてか2015年を最後にPPV大会のメインを務めることはなくなってしまいましたが、UFC215では約2年ぶりにナンバーシリーズでメインイベントに登場します。

テレビ視聴者数の推移

そしてPPV大会とは別に、アメリカの4大ネットワークであるFOXテレビで放送されているFOXシリーズがあり、こちらも同様にジョンソンがメインに登場した大会の視聴者数の推移をまとめてみました。

FOXシリーズでメインを務めたのは、FOX6のジョン・ドットソン戦、FOX8のジョン・モラガ戦、FOX9のジョセフ・ベナビデス戦、FOX24のウィルソン・ヘイス戦となっています。

これまでに行われた全25回のFOXシリーズと、ジョンソンが出場した大会の視聴者数の推移は次の通りです。

このグラフは縦軸に平均視聴者数、横軸にFOXシリーズのナンバーとなっており、赤色の部分がジョンソンがメインに登場した大会、青色の部分がそれ以外となっています。

すぐに気づくかもしれませんが、やはりジョンソンがメインに登場した大会のところが他大会よりも視聴者数が下がる傾向にあります。

また唯一平均より上回っている「FOX6」ですが、こちらはセミファイナルにランペイジ・ジャクソンvsグローヴァー・テイシェイラが組まれており、この試合が影響したと言われています。

今年4月の「FOX24」では最多タイ記録となるV10を達成したものの、視聴者数は平均174万人で当時の歴代最低記録となってしまいました。ただしFOXシリーズを通じて右肩下がりの傾向があり、続く「ワイドマンvsガステラム」のFOX25ではそれを下回る164万人で歴代最低を更新しています。

(追記: FOX25の平均視聴者数は改定されて204万6000人になったとのことです。そのためジョンソンが出場したFOX24が歴代最低記録になっています。)

PPV、テレビ視聴者数ともに苦戦が続く

このようにPPV売上、テレビ視聴者数ともにデータの推移を見ても、残念ながらデミトリアス・ジョンソンは商業的に苦戦が続いていると言える状況にあります。

フライ級は初代王者を決めるトーナメントでジョンソンが優勝して以来、現在まで王者が交代しておらず、またフライ級は体格的にも人材不足なのが影響しているせいか、王者以外にもスター選手が未だ誕生していません。

9月のUFC215ではデミトリアス・ジョンソンが2年ぶりにPPV大会のメインイベントに登場し、V11をかけた試合に臨みますが、果たして連続防衛記録の更新というトピックは商業的に盛り上がる起爆剤となるのでしょうか。

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コメント 3件

  • ベラスケスvsワイドマン?
    ベラスケスvsヴェウドゥムでは?

    1. 名無しさん11日前
  • > 名無しさん

    申し訳ございません。
    ご指摘のとおりでございます。こちら修正させて頂きました。

    2. クイール運営11日前
  • 続報ではFOX25の平均視聴者数は最初ワイドマンとガステラムの試合が入ってなくて、164万人から204万6000人に変わってるようですね
    やっぱりジョンソンの大会が歴代最低記録なんでしょうか?

    3. 名無しさん10日前