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K-1ウェルター級トーナメント参戦のメルシック・バダザリアンを紹介。武林風67kg級元世界王者にして、MMA・ボクシングもこなすマルチイケメンファイター。

2017/08/22 12:30

(C)M-1 Sports Media

9月18日に行なわれるK-1初代ウェルター級王者決定トーナメントに出場する、アルメニアのメルシック・バダザリアンの紹介記事です。K-1公式では「優勝候補」と称されており、2014年には武林風で世界王者にも輝いたこともあり、ボクシング・キック・MMAと3つの競技をまたにかけるイケメンファイターです。

K-1初参戦の"マルチイケメンファイター" メルシック・バダザリアン

9月18日にさいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」。

日本人選手の層が最も厚いスーパーライト級と、世界再激戦区と呼ばれるスーパーウェルター級の狭間に位置するこの階級では初の王座決定トーナメントとなります。

このトーナメントでは1回戦から「久保優太vs木村ミノル」という事実上の決勝戦とも呼ばれる試合が注目されていますが、唯一の欧米系ファイターの出場となったメルシック・バダザリアンもファンから密かに目をつけられています。

K-1公式でも「優勝候補」と称されるこの選手は一体何者なのか、できる限り詳しく紹介していきます。

(C) M-1 Sports Media

アルメニア国籍だが、現在はアメリカに移住

今回のウェルター級トーナメントは日本人選手4名に、日本在住の木村ミノル、モハン・ドラゴンに加えて、海外枠のハン・ウェンバオも中国からと、アジア色の強い顔ぶれとなっています。

そんな中、バダザリアンはアルメニア国籍の唯一の欧米系ファイターとなります。

アルメニアといえばK-1 MAXで活躍したドラゴや、K-1-70kg初代王者のマラット・グレゴリアンのように、欧米系の中でもゴツゴツしたフィジカルの強さを持つイメージがありますが、バダザリアンはむしろ素早いパンチや左ミドル、回転技を得意としています。6才の頃から空手を習っていたとのことなので、そこで回転技を身に着けたのでしょうか。

またローキックなしのアマチュアキックボクシングの経験があり、YouTubeにいくつか動画が投稿されています。

プロでの試合はそれほど多く確認できなかったのですが、2試合ほど見た限りではローキックを全く放っていなかったので、ローキックなしのルールに適応した選手というイメージがあります。これらの試合ではローキックで攻め立てられることはなかったものの、もしかしたらローキックへの対応に課題があるかもしれません。

K-1のインタビューによると2013年にアメリカのカリフォルニアに移住したとのことで、昨年からロサンゼルス・シティー・カレッジという短大に通っているようです。

格闘技とは全く関係がありませんが、この大学は映画やTV・舞台演劇などを強みとしており、世界的な俳優であるモーガン・フリーマンも通っていたことから、俳優志望の人が多く集まる大学のようです。エンターテイメント系の学部が充実しているということで、バダザリアンも試合では「アメリカンエンターテイナー」として華やかな動きを見せてくれるでしょう。

アメリカではボクシング・MMAも経験

またバダザリアンの本職はキックボクサーではあるものの、格闘技大国のアメリカに移ってからはボクシングとMMAも経験しています。

しかもボクシングではマニー・パッキャオのトレーナーであるフレディー・ローチのジムに通い、あの世界的スーパースターであるミゲール・コットとスパーリングパートナーでもあったそうです。

そんな恵まれた状況もあってか、2015年4月にボクサーとしてプロデビューし、10月までに3戦をこなして3勝1KOという戦績を残しています。

また今ではボクシングを凌駕するほどの人気となっているMMAにも挑戦し、2014年4月にプロデビューするもわずか1分26秒で腕ひしぎ十字固めで敗れているので、レスリングやグラウンドには適応できなかったのかもしれません。

しかしボクシング技術はキックボクシングに活かされており、欧米系のキックボクサーならではの大振りで力強いパンチというよりも、コンパクトでシャープなパンチを放つのが特徴です。

ちなみにマイク・タイソンとのツーショットもインスタグラムに投稿されています。

チュー・ジェンリャンを破って武林風世界王者に

メルシック・バダザリアンの実績で最も輝かしいのは、中国ウェルター級最強とも呼ばれるチュー・ジェンリャンを破っていることでしょう。

(C) Good Loser

チュー・ジェンリャンといえば7月にKrushで行われた日中対抗戦で、小宮由紀博と対戦したあの選手です。モサブ・アムラーニやジョムトーンなど世界的な選手を撃破し、「中国ウェルター級最強」とも呼ばれるチュー・ジェンリャンと2014年11月に対戦。

この試合は武林風67kg世界王座がかけられた試合で、バダザリアンが判定2-1と僅差で勝利し、バダザリアンはプロではおそらく初のタイトルを獲得しています。

GLORYのアンダーカードにも登場

またバダザリアンは2013年にロサンゼルスで開催されたGLORY.10にも出場。この試合はアンダーカードとして行われ、YouTubeに客席からの動画が投稿されていますが、肝心の判定部分が収録されていないのですが、おそらく勝利したものと思われます。

ちなみに中国でチュー・ジェンリャンと試合をした時には、「GLORYで試合をしたことがある」として紹介されていたようです。

K-1の戦績は8勝1敗だが、少なくとも2敗を喫している

バダザリアンの戦績はまとまったデータがないので詳細に調べることはできませんが、K-1公式サイトによると「9戦8勝(5KO)1敗」と紹介されています。

しかし調べた限り中国で少なくとも2敗しており、2016年の武林風で水落洋祐をKOしたことがあるウェイ・ネイハイに判定負け。2015年の武林風の67kg世界王者を決める8人制トーナメントでは1回戦で2RKO負けを喫しています。

ただしキックボクシングでは選手の本当の戦績を知ることは非常に困難で、このように実際の戦績と異なることはしばしばあります。

武尊と激闘を繰り広げたビクトー・サラビアと同門

アメリカでキックボクシングの練習を積むバダザリアンは、4月に武尊と激闘を繰り広げたビクトー・サラビアと同門選手です。

サラビアは元ギャングという生い立ちでも注目され、最後は武尊のパンチで失神KOを喫していまいましたが、気迫あふれるファイトで武尊と真っ向打ち合いに行ったことは高く評価されています。

素早いパンチのコンビネーションや回転技など華麗なファイトスタイルのバダザリアンですが、サラビアのような闘志を全面に出したファイトが見られるかもしれません。

ウェルター級トーナメント1回戦では山際和希と対戦

(C) M-1 Sports Media

メルシック・バダザリアンは一回戦でBigbangウェルター級王者の山際和希と対戦。

山際はKrushでは塚越仁志から延長で敗れるも、牧平圭太、渡部太基から勝利。さらに今年6月のBigbangでは久保優太と対戦し、下馬評では不利ながらもドローに持ち込んだことで評価を上げています。

「再激闘区」とも呼ばれるウェルター級において、山際は「確実に勝てる戦い方で結果を出すのが自分のスタイル。博打みたいな戦い方は大嫌い。」と語るなど負けない戦い方をする影の優勝候補です。

バダザリアン自身も激闘派というわけでもなく、このトーナメントでは異色のテクニカルな攻防が期待されます。中国で実績を残したバダザリアンですが、日本のK-1の舞台でその実力を発揮することはできるのでしょうか。

天パが良く似合う"マルチイケメンファイター"ことメルシック・バダザリアンに興味を持つキッカケになれば幸いです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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この記事へのコメント()

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匿名ユーザー
2017/11/26 18:12

アルメニアは欧米ではなく西アジアですよ。。

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匿名ユーザー
2017/11/26 18:12

> 1

アルメニアは旧ソ連の独立国なので東欧という扱いでは。

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匿名ユーザー
2017/11/26 18:12

欧米系って・・・
欧州と米国をまとめて系統とするのは無理があるんじゃないですかねえ

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