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ローマン・ゴンサレスが時代の終焉を象徴する壮絶なKO負け。シーサケットが再戦を制し、王座防衛に成功。

2017/09/10 14:20

ローマン・ゴンサレスが前回敗れた因縁の相手であるシーサケットとの再戦に臨むも、キャリア初のKO負けで返り討ちに。軽量級で一時代を築いたロマゴンですが、時代の終焉を象徴する壮絶なKO負けを喫しています。

因縁の再戦!ロマゴンvsシーサケット

日本時間9月10日にアメリカ、スタブハブ・センターにて異例の軽量級特化イベント「SUPERFLY」が行われました。

井上尚弥、クアドラス、エストラーダとスーパーフライ級トップ選手が揃い踏みするこの興行ですが、やはりメインイベントを務めるのは軽量級の強さの象徴であるローマン・ゴンサレス。

軽量級の枠を超えてパウンド・フォー・パウンド最強とも呼ばれたローマン・ゴンサレス(通称・ロマゴン)ですが、今年3月の対戦では47戦目にしてまさかの敗戦で王座から陥落しています。

その相手こそ今回対戦するタイのシーサケット・ソー・ルンヴィサイ。軽量級離れしたパンチ力と無類のタフネスを武器に、前戦ではロマゴンから1Rにダウンを奪って判定勝利を収めています。

この試合は議論が分かれる判定だったものの、スーパーフライ級にあげてからのロマゴンはかつての絶対的な強さに陰りが見えており、長年かけて勝ち取ってきたその評価も危ぶまれています。ロマゴンは挑戦者ながら、敗戦が許されないリスキーな一戦となっています。

シーサケットが豪快なKOでロマゴンを下す

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ

◯王者 シーサケット・ソー・ルンヴィサイ (タイ)
4R KO
●挑戦者 ローマン・ゴンサレス (ニカラグア)

1R: 前戦では1Rから激しい打ち合いとなり、ロマゴンがダウンを奪われる展開となったが、今回はお互いが手の内を分かっているからか静かな立ち上がりに。圧力で上回るシーサケットとそれを捌くロマゴンという構図で試合が進む。大きな展開はないが手数で上回ったシーサケットがこのラウンドを取る。

2R: やはりスーパーフライ級ではロマゴンは体力的に劣勢を強いられ、シーサケットの圧力に下がらされる。1Rから頭がぶつかるシーンがあり、前戦では出血に見舞われたロマゴンはこれを過剰に気にする場面も。終盤には初めて打ち合いとなり、ロマゴンのパンチが的確にヒットする。

3R: 2R終盤の打ち合いで火がついたか、前戦を思わせる激しい打ち合いが展開される。ロマゴンのパンチがシーサケットの顔面を捉えるも、タフなシーサケットはそれに怯まず前進を続ける。クリーンヒットを奪ったロマゴンが盛り返したか。

4R: お互いの攻撃が交錯するスリリングな展開の末に、開始30秒ほどでシーサケットの右フックがヒットしてロマゴンがダウン。ダメージが色濃く残るダウンで、すかさずシーサケットが勝負に出る。ほどなくしてシーサケットの右フックがカウンターでモロに入るとロマゴンがバッタリと倒れて、レフェリーが試合をストップ。

ロマゴンとしてはキャリア初のKO負け。しばらく立ち上がれないほどの衝撃的なKO決着の末にシーサケットがロマゴンを続けざまに退けた。

ロマゴン時代の終焉となる結末に

キャリア46戦全勝と、軽量級の強さの象徴として絶対的な地位を築いてきたローマン・ゴンサレスですが、シーサケットにまさかの連敗を喫しています。

今年3月の初戦では議論が分かれる判定の末に敗れており、実力ではまだロマゴンの方が上回っているのではという声が多かったものの、再戦でシーサケットが文句のつけようのないKO勝利を収めており、ロマゴンにとっては時代の終焉を象徴する敗戦となりました。

かつては「かませ犬ファイター」として負け試合で小銭を稼ぐために来日していたシーサケットが頂点に君臨し、絶対的な王者であるロマゴンがリングに沈む様はボクシングの醍醐味を濃縮した試合とも言えるでしょう。

スーパーフライ級にスポットライトが当てられた異例の今大会は、軽量級が新しい時代に突入したことを強く感じさせる結末に。この試合に勝利したシーサケットは、挑戦者決定戦を制したエストラーダとの対戦が決定しており、今後もスーパーフライ級戦線のストーリーが続いていきます。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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