2017年09月19日作成

"トルコの稲妻"グーカン・サキがついに日本に襲来!ヘビー級史上最速を誇るトルコの英雄のキャリアを総まとめ。

K-1後期に登場し、新世代の一角として台頭したグーカン・サキ。その後はGLORYでライトヘビー級王者に輝くなど世界的なキックボクサーとなりました。そのグーカン・サキが2017年9月23日のUFC日本大会でUFCデビューを迎えるということで、サキのキャリアをたっぷりと振り返ってみました。

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UFC日本大会でグーカン・サキが帰ってくる!

かつてK-1ヘビー級に彗星のごとく現れ、稲妻の如き電光石火の攻撃でヘビー級で一時代を築いたグーカン・サキがUFC日本大会で、UFCデビュー戦を迎えます。

地元のトルコを中心に欧州では絶大な人気を誇ることから、当初は9月3日のロッテルダム大会の出場が噂されていましたが、7月14日に日本大会に出場することがサプライズで発表されたことは大きな話題となりました。

K-1 WORLD GPの後期に登場し、新世代ファイターの代表格として活躍するなど日本にゆかりのあるグーカン・サキについて、UFC日本大会を控えたこのタイミングでたっぷりと紹介していきます。

K-1参戦前の下積み時代

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グーカン・サキがK-1デビューを迎えたのは2006年ですが、それ以前からごくごく一部のファンの間では知られる存在でした。

とりわけ印象的な試合としては2004年のバダ・ハリ戦、2005年のニコラス・ペタス戦です。

2004年のバダ・ハリ戦は、後に世界のキックボクシングシーンを席巻することになる両者がメジャーになる以前で、小規模な会場で対戦が行われています。

実は当時のバダ・ハリは「キックボクシング史上最大の超新星」と呼ばれるなど、今で言うベラトールのアーロン・ピコのような存在で、細身で荒削りながらもしっかりとした技術に裏打ちされたアグレッシブなファイトスタイルと、無類の強さを誇る首相撲を武器に欧州で連戦連勝を飾っていました。サキはそれと比べると期待値はずっと低く、試合も2Rに右フックでダウンを奪われ、ラウンドインターバル時にタオル投入によりTKO負けを喫しています。

この時には「超新星のバダ・ハリに敗れたよくいる欧州の若手選手」という見られ方をしていました。

そして2005年のニコラス・ペタス戦は、ペタスが2002年に痛々しい負傷によって長期戦線離脱を余儀なくされ、そこから3年ぶりに復帰戦を行った相手としてグーカン・サキが選ばれています。

この試合はオランダのBushido Europeで行われ、同大会にはマーク・コールマンやエメリヤーエンコ・アレキサンダーらPRIDEレジェンド選手も出場していますが、ムエタイルールでペタスとサキが対戦。この時にはサキが2Rに右足首の負傷によりTKO負けを喫しており、ペタスが表舞台に復活する足がかりとなっています。

このようにK-1参戦前のサキは決して前評判の高い選手ではなく、地元でなかなかの人気を誇るローカルファイターという位置づけでした。

K-1に伏兵として現れ、予選決勝まで勝ち進む

そのグーカン・サキがK-1デビュー戦を迎えたのが2006年のK-1オランダ大会です。

この大会は意外にもK-1が初めてオランダで開催した大会ですが、K-1レジェンドを多く輩出し、地元のIT'S SHOWTIMEが1万人規模の興行を開催するなど、キックボクシング熱が高まっていただけに、2万人を収容する大会場で行われています。

同大会で行われた欧州予選のリザーブファイトにエントリーし、サキはここで判定勝利。そして本戦の1回戦でKO勝利を収めたメルヴィン・マヌーフが怪我により棄権し、それに変わってサキがトーナメントに登場し、準決勝で"毒サソリ"ことアレクセイ・イグナショフと対戦しています。


Alexey Ignashov - postproduktie.nl /CC BY-SA 3.0

イグナショフは1回戦で鮮烈なKO勝利を収めて完全復活をアピールしていたのですが、準決勝では別人のように動きが緩慢となり、サキは得意のインローでイグナショフを攻め立てて判定勝利。当時のサキは全くの無名選手で、K-1を中継したフジテレビも「ゴクハン・サキ」と表記。得体の知れない伏兵選手がイグナショフを破るというアップセットを演じました。

そして決勝では同じく伏兵として勝ち上がったビヨン・ブレギーと対戦。序盤はスピードを活かして応戦するも、ヘビー級屈指のパワーを誇るブレギーのジャブに意識を飛ばされてKO負けを喫しています。

無名選手ながら強豪ひしめく欧州予選の決勝まで勝ち進んだものの、それほど大きなインパクトは残しておらず、当時は継続参戦に期待する声はさほど上がっていませんでした。

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