Queel
×
サイト内を検索する
  • キックボクシング
  • ニュース

4.15 ベラトールキックボクシング6の全試合結果。カリム・ギャッジがリベンジでウェルター級タイトルを獲得。

2017/04/17 10:16

(C) Bellator Kickboxing

ベラトールキックボクシング6が日本時間4月15日(土)に行われました。この大会には日本に馴染みのある選手は出場していないものの、鮮烈KOや白熱のタイトルマッチなど、見どころのある試合が続きました。

4.15 ベラトールキックボクシング7のレポート

日本時間4月15日(土)、ハンガリーの首都ブダペストで「ベラトールキックボクシング7」が行われました。

既に何度かお知らせしているのでご存知の方も多いかと思いますが、この大会はMMA団体「Bellator」のキックボクシング部門として行われています。

Bellatorが行っているというだけあって華やかなイメージがありそうですが、実はまだ興行として独り立ちしておらず、基本的にはMMA部門と抱合せのような形で行われているのが現状です。

それでも前回大会ではジョルジオ・ペトロシアンが参戦するなど、ベラトールとしてもそれなりに注力してイベントを育てようという気概を感じます。

また旧K-1が活動休止して以降は、それに代わるほどのグローバル規模でのイベントが未だ確立されておらず、ベラトールキックボクシングはその可能性を秘めた一つのイベントであるため、Queelにおいても粘り強くレポートしていきたいと思っています。

もっとも今回は前回と違って、ジョルジオ・ペトロシアンやジョン・ウェイン・パーといった日本に馴染みのある選手が出場するわけではないので、こういった大会をどのように格闘技ファンに面白く伝えていくのかが、Queelにとっても課題ではありますが…。

(ちなみにこの大会はAbemaTVで観戦していたのですが、Queelでの選手紹介記事が参考にされていたのでは!?と自意識過剰気味に感じるところもあって、勝手に興奮していました。)

日時 日本時間 2017年4月15日(土) 00:00~
放送媒体 AbemaTV

第1試合 ガブリエル・ヴァルガ vs ガボール・ゴルビックス

  • フェザー級
  • ガボール・ゴルビックスの3R判定勝利

地元ハンガリーのゴルビックスが、元Glory王者のヴァルガを下して判定勝利。ただし試合内容を見るに、地元優遇の判定が働いたのではないかという印象も。

ゴルビックスはボクシングと同時並行でこなす「二刀流」の選手ですが、ローキックへの対応が甘く、足を効かされてヴァルガが優勢に試合を進めていました。

それでもゴルビックスがボクシング仕込みのパンチで前に出ると地元の歓声が大きく、それが影響したのかゴルビックスがスプリットの判定で勝利しています。

第2試合 ジョリーナ・バース vs イレーネ・マーテンス

  • 女子フェザー級
  • ジョリーナ・バースの3R判定勝利

ジョリーナ・バース、通称「ジョジョ」は40勝0敗3分と圧倒的な戦績を持ち、クリス・サイボーグからもムエタイで勝利したことがあるなど、「P4P」(全階級を通じて最強)と呼ばれることがある女子選手。

この日もマーテンスを圧倒して、パンチで2度のダウンを奪っての完全勝利となりました。

マーテンスは1Rに右肩を痛めるアクシデントがありながら、最後まで試合を諦めずに前に出る姿勢が印象的でした。ちなみにRIZINで那須川天心に敗れたギリオッティと同門の選手です。

第3試合 レイモンド・ダニエルズ vs チャバ・ギョルフィ

  • ウェルター級
  • ダニエルズの3RKO勝利

ダニエルズはGloryのレギュラー参戦していた選手で、まるで格闘ゲームのような旋風脚を次々と繰り出す独特なスタイルを持った選手。

この日も旋風脚が冴え渡り、ギョルフィから全く何もさせずにバックキックでダウンを奪うと、レバーへのミドルキックで完全KOを奪いました。

ギョルフィのアバラ骨に残る蹴り足の痕跡と、完膚なきまでにやられてしまったその様がダニエルズの脅威を物語っています。

第4試合 ジョー・シリング vs アレクサンドル・ネグレア

  • ミドル級
  • ジョー・シリングの3R判定勝利

ジョー・シリングはアメリカ・キックボクシングのトップを走る選手。MMAと二足のわらじを履いており、メルヴィン・マヌーフをKOしたこともあります。

日本で最も印象的なのは、加藤久輝との2度の対戦でどちらも劇的なKO負けを喫しているので、あまり良いイメージがないかもしれませんが、強烈な打撃はこの階級屈指です。

アメリカでの人気が強いからか、公式Twitterのアンケート「最も楽しみにしている試合は?」で64%の得票数を取ってトップに立っています。(しかし全体で164票しか入っていないので、まだまだキック部門の未熟さが分かる結果に…)

さて随分前置きが長くなってしまいましたが、試合はシリングがネグレアを全く寄せ付けずに判定勝利を収めてました。両者はかなり実力差があり、シリングは終盤流したまま終了しています。

ただしネグレアは昨年マヌーフからキックボクシングで2度のダウンを奪って勝利しているように、決して弱い選手ではありません。

第5試合 ゾルタン・ラスザック vs カリム・ギャッジ

  • ウェルター級タイトルマッチ
  • ギャッジの5R判定勝利

両者は昨年9月対戦しており、この時にはラスザックが判定勝利でギャッジからベルトを奪っています。そこから7ヶ月ぶりのタイトルマッチでの再戦です。

ラスザックは地元ハンガリーの選手ですが、世界的には全く無名の選手で、ギャッジもGloryでは勝ったり負けたりの選手だったので、今ひとつ注目度が上がらない試合であったのは事実です。

試合はギャッジが圧力をかけ、ラスザックがそれに応戦するという形。タイトルマッチということで5R制の試合が影響したのか、終盤になるにつれて圧力に勝るギャッジが首相撲やローキックで優勢に試合を進め、ポイントを稼いだギャッジが判定勝利。

リベンジに成功したギャッジは2度目の王座戴冠となりました。

最後に

ベラトールキックボクシングは国内のメディアでは全く報道されておらず、海外でも今ひとつ注目度が上がっていないのですが、今後化ける可能性を秘めた大会であることは間違いありません。

一方で日本に馴染みのある選手が滅多に出場しないので、そういった大会を日本の格闘技ファンにいかに関心を持ってもらえるのかを試行錯誤しながら紹介していきます。

試合内容は外れ無しの大会で、日本ではAbemaTVで無料で配信される大変ありがたい環境にあるので、ベラトールキックボクシングに関心を持つキッカケになれば幸いです。

素晴らしい試合を見せてくれて、ありがとうハンガリー!

クイール編集部 ◯文 text by Queel
クイールをフォローして
最新情報をチェック!
最新の格闘技ニュースをお届けします
関連する記事