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”キング・オブ・ザ・リング”タイロン・スポーンがボクシング転向後10連勝を狙い、対戦が決定。

2017/09/26 16:29

かつてK-1で活躍した"スリナムの怪物”タイロン・スポーンは2015年にボクシングへ転向。これまで9戦9勝9KOを記録しているスポーンが、10月7日にデビュー10連勝をかけた試合を行います。

タイロン・スポーンはボクシングに挑戦中

9月23日に開催されたUFC日本大会にて、グーカン・サキが鮮烈なKO勝利でUFCデビューを飾ったことが記憶に新しいところですが、 かつてグーカン・サキとK-1でタイトルを争ったタイロン・スポーンのことを覚えているでしょうか?

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スポーンは「キング・オブ・ザ・リング」との異名を持ち、元は70kg台のスーパーミドル級で無敵の強さを誇ると、次の照準をヘビー級に定めて約30kgに及ぶ増量に成功させています。

キック界のパウンド・フォー・パウンドとの呼び声も高く、欧州では最大級の評価を得ていたタイロン・スポーンは、2009年のK-1ヘビー級王座決定トーナメントからK-1に本格参戦。

実際には期待されていたほどの大きなインパクトを残すことはできなかったものの、藤本京太郎やレイ・セフォーから勝利し、最後のK-1参戦となった2010年の決勝トーナメントではアリスターを相手に番狂わせを思わせる健闘を見せたのが印象的です。

その後主戦場としたGLORYでは連戦連勝を飾り、ピーター・アーツやレミー・ボンヤスキーといったレジェンドファイターをKOして世代交代をアピール。ライトヘビー級最強の座をかけて争ったグーカン・サキとのライトヘビー級王座決定トーナメントの決勝では、ローキックを放った際に膝でカットされたことで右スネを骨折してしまい、無念のTKO負けを喫しています。

この試合を最後に同時並行で行っていたMMAと共に、キックボクシングの活動を休止。2015年からはボクシング世界ヘビー級王座を目指してボクシングに本格転向しています。

デビュー10連勝を目指して、15勝4敗のラミレスと対戦

スポーンは2015年5月にプロデビュー戦を行って以来、9戦9勝9KOとパーフェクトレコードを継続。さらに9試合中6試合が1RKOと戦績だけを見ればこの上なく順風満帆にキャリアを進めているように見えます。

しかしその実は、ほとんどの対戦相手が連敗続きで、負けが先行していない場合でもデビュー3戦目であったりと、スポーンのキックボクシングでの実績を考えれば余りに物足りない対戦相手が続いていることで、ボクシングでは未だチャレンジマッチを行っていないのが実情です。

そして次戦は、現地時間10月7日にメキシコでセルジオ・ラミレスとのヘビー級8回戦の試合が決定しています。

出典:http://boxrec.com/en/boxer/673053

ラミレスは15勝(8KO)4敗という成績を記録しているメキシカンで、戦績だけを見れば過去のスポーンの対戦相手よりも遥かに優れたものとなっています。

しかしこの選手もまた「曰くつき」で、ヘビー級としては余りに小柄な170センチという身長の上に、前戦は190ポンド(約86kg)とクルーザー級で戦っているように、ヘビー級のスポーンにとっては体格的に大きな優位のある相手となっています。

また15勝となっている戦績も大半が連敗続きの選手から重ねたもので、戦績の良い相手には軒並み敗れていることから、この選手もまたスポーンにとっては与し易い相手と言えるでしょう。

もちろん勝負に絶対はありませんが、スポーンにとってはまたも勝ちが至上命題とも言える相手となっており、ボクシング転向から2年が経過してもチャレンジマッチをこなしていないのが気になるところです。

過去にK-1で対戦して勝利した藤本京太郎は、賛否両論ありますがキャリアを積み重ねて世界ランキング入りを果たし、12月にも世界挑戦との話も現実味を帯びています。

キックボクサーとしての実績で言えば京太郎を大きく上回るものがあるだけに、スポーンのボクシングキャリアにも期待したいところですが、試合間隔や対戦相手の質に疑問が残る相手といえるのは間違いありません。まずは10月7日の試合で幸先よく勝利を収めて、素早い出世街道を歩んでほしいところです。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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