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ベラトールキックボクシングのファイトマネーが公開。3選手の基本給が5万ドルを上回るなど、キック団体では最高水準のファイトマネーか。

2017/09/28 21:23

9月23日に開催されたベラトールキックボクシングのファイトマネーがコミッションを通じて海外メディアより報道されています。先日のGLORYアメリカ大会で公開された額よりもずっと高く、北米MMAと遜色のない額となっています。

ベラトールキックボクシングのファイトマネー紹介にあたって

9月23日にアメリカのカリフォルニア州でベラトールキックボクシングが開催されました。ベラトールと言えばUFCに次ぐ世界第2のMMA団体として知られていますが、これはそのキックボクシング部門に当たります。

昨年4月16日よりキックボクシング部門がスタートし、今回で7回目の開催に。代表選手としては日本のファンにも馴染み深いジョルジオ・ペトロシアンがおり、その他北米の有力キックボクサーを抱えています。

今回紹介するのは、この「ベラトールキックボクシング7」のファイトマネーが海外メディアを通じて公開されており、その水準が7月のGLORY大会の額よりも大きく上回っていることになります。

GLORYのファイトマネーについて

ボクシングやMMAが盛んな北米ではコミッションの許可を経て格闘技興行が開催されますが、一部のコミッションを除けば、コミッションに開示の請求をすることで誰でもファイトマネーの情報を得ることができます。

そしてGLORYといえば欧州最大のキックボクシング団体ですが、度々アメリカ大会を開催しており、2017年7月14日のニューヨーク大会のファイトマネーがSherdogのフォーラムを通じて出回ることになりました。

それによるとGLORYの代表選手であるロビン・ファン・ロスマレンの基本給が1万ドル(約110万円)で最高額に。予想を大きく下回る額だったことからフォーラムでは「ひどく幻滅した」といった悲観的な声が多く見られています。

ちなみにGLORYの公開されたファイトマネーでは、基本給の最高額こそ1万ドルですが、ミドル級王座に挑戦したイスラエル・アデサニャの基本給が1000ドル(約11万円)だったりと、北米のMMA団体からすれば考えられないような低い額となっていました。

ベラトールキックボクシング7のファイトマネーはこちら

ベラトールキックボクシングは大会場で開催されることが多いものの、まだまだそれに見合った集客力がないからか単独で開催されることはなく、MMA部門と2部興行となっていたり、ペトロシアンのホームリングである欧州の「オクタゴン」との共同開催となっていることがほとんどです。

今回も元UFCのベンソン・ヘンダーソンやロイ・ネルソンらが出場したベラトール183と同時開催となっており、キックボクシング部門では二つのタイトルマッチが行なわれるなど、北米の有力なキックボクサーを中心に構成されています。

海外メディアが活発なMMAやボクシングと違って、キックボクシングでは海外メディアがファイトマネーの開示を行うことが少ないものの、今回はMMA部門と同時開催だったこともあり、大手MMAメディアのMMA Fightingがキックボクシング部門のファイトマネーを公開しています。

そして、MMA Fightingに掲載されているファイトマネーの額は以下のようになります。

選手名 ファイトマネー

ケビン・ロス

25,000ドル (約275万円)
ドメニコ・ロムロ 6,939ドル (約76万円)
レイモンド・ダニエルス 30,000ドル (約330万円)
カリム・ギャッジ

50,000ドル (約550万円)

ジョー・シリング 50,000ドル (約550万円)
ナジム・イダリ 60,000ドル (約660万円)
ジョリナ・バース 12,000ドル (約132万円)
アンケ・ファン・ゲステル 2,500ドル (約27万円)
マライペット・サシプラパ 6,000ドル (約66万円)
ジョー・パラシオス 3,500ドル (約38.5万円)

北米MMA水準の高い額に

キックボクシングではあまりファイトマネーが公にならないので、比較材料としては先日のGLORY大会ほどしかないのですが、それと比べると格段にファイトマネーが高く、北米MMAの水準とさほど変わらない額となっています。

例えばウェルター級王者のカリム・ギャッジの基本給が5万ドルとなっていますが、ギャッジは決して世界的な選手ではなく、GLORYのトップ選手と比べると実績的には劣るにも関わらず高額のファイトマネーを手にしています。

対するレイモンド・ダニエルスは、回転系の蹴り技が主たる攻撃というユニークな選手で基本給は3万ドルに。ただし実績的にはGLORYのニキー・ホルツケンに敗れるなど、国際的に大きく活躍しているわけではありません。

またナジム・イダリといった知名度のない選手でも6万ドルと、GLORYの公開された額からすれば破格のファイトマネーとなっています。

ただしGLORYの公表された額については一考の余地があるかもしれません。というのもファイトマネーの公表額は税金対策などから意図的に低く抑えられることがあり、GLORYは欧州ではより多くのファイトマネーを得ているという話も一部で上がっています。

選手の契約については外部から詳細に伺い知ることはできず、憶測の域は出ませんが、GLORYの公表額が実態の額であるならば、ベラトールキックボクシングに選手が容易に流出してしまうために、実際にはより多くの額を得ている可能性は十分考えられます。

それでも選手の質や実績を考えれば、ベラトールキックボクシングのファイトマネーは業界でも最高水準となっているのは間違いないはずで、国際的なキックボクシング団体のファイトマネー水準の認識について改められる要素ではないかと思い、この機会に紹介させていただきました。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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