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町田光が進退をかけるも森井の肘打ちの前に2RTKO負け。怪物くん鈴木はデビューを飾れず、水落がTKO勝利【KNOCK OUT Vol.5】

2017/10/05 00:12

10月4日に行われたKNOCK OUT Vol.5の大会レポート。メインイベントに行われた町田光vs森井洋介の一戦は町田がプレスをかけるも肘打ちで切り裂いた森井がTKO勝利。注目のデビュー戦となった鈴木博昭は激闘の末に水落に敗れています。

第1試合 大月晴明vs中尾満

  • 勝者: 大月晴明、1RTKO

昨年KNOCK OUT旗揚げ戦の第1試合でKO勝利を収めた大月晴明が10ヶ月のリングに登場。対する中尾は元新日本キックボクシング暫定王者で、ベテラン対決となっている。

試合は1R開始早々から両者ともに打ち合う激しい展開に。大月はいつものように両手のガードを下げ、最小限の動きで相手の攻撃を見切りながら強烈なパンチを叩き込んでいく。

中尾は大月のプレッシャーに押されながらもインサイドから攻撃を返していくが、大月の外からのフックが入り、中尾がダウン。

その後も大月の猛攻は止まることはなく、中尾のガード越しからお構いなしにパンチの連打とローキックを叩き込むと、レフェリーがスタンディングダウンを宣告。

後がない中尾はカウンターが捉えるも、大月の猛攻を止めるには至らず、大月が再びラッシュをしかけて中尾を棒立ちにさせたところで2度目のスタンディングダウンに。1Rに3度のダウンを奪ったことで、大月のTKO勝利。

43才を迎え、大ベテランの域に入る大月だがその爆腕は未だ健在で、KNOCK OUTでは2試合連続で1RKO勝利を収めている。

第2試合 小林愛三 vs 田嶋はる

  • 勝者: 小林愛三、3R判定

KNOCK OUTの本戦では初の女性選手による試合で、下部大会にあたるROAD TO KNOCK OUTを含めると3度目。小林愛三は女性エースとして3度全てに出場しており、田嶋はるとは5月に対戦したもののドロー。5ヶ月ぶりの再戦として行なわれることになった。

両者が並ぶとやや体格差があり、体格に勝る小林が1Rからプレスをかけつつ、右ローや右ミドルを放っていく。田嶋はそれをサークリングで捌きつつ、蹴りで応戦する展開に。1Rはジャッジ1名が小林を支持。

2Rも変わらず小林が圧力をかけながらの展開となり、試合が動いたのはラスト30秒にカウンターで小林のパンチがヒットすると、田嶋が初めてダメージを見せ、小林が左右の連打を放って優勢を決定づける。このラウンドは3者が小林を支持。

3Rは田嶋が挽回すべく積極的に前にでて、ガードの隙間を縫うように肘打ちを放つが、有効打には至らず。小林がローキックの連打を放って田嶋を下がらせたところで試合が終了。

終始ペースを掴み、2Rには決定的な場面を作った小林が判定勝利を収めている。

第3試合 山口裕人 vs ジュ・キフン

  • 勝者: 山口裕人、2RTKO

1R 開始早々からキフンが積極的に攻め立てるも、山口がそれを冷静にしのぐと、今度は逆に山口がプレスをかけてローキックからパンチまでつなげていく。山口がボディーを放った所に、キフンが飛び膝を合わせるなどスリリングな展開に。

残り1分になると両者打ち合いとなり、山口の強烈なボディーが入るとキフンの動きが止まる。キフンも負けじと膝とパンチで応戦するが山口の攻撃の前に防戦一方となる。

2R 山口が左肺から打ち合いに臨むが、逆にキフンのカウンターが入る。それでも山口は怯まず前に出ると、大振りのフックを両者叩き込む展開に。ハイキックが入るとタフなキフンも膝が折れ、ここぞとばかりに山口がラッシュを仕掛けるとスタンディングダウンに。

山口がその後も攻撃を畳み掛けて、キフンが膝を放った所にカウンターが入りダウン。そのままレフェリーが試合をストップしたことで、山口の2RTKO勝利となった。

第4試合 能登龍也 vs タネ ヨシホ

  •  3R判定ドロー

1R 試合開始早々からタネが強烈なローキックで入り、それに能登が応戦。キャリア9戦のタネだが、むしろ能登を飲み込むように強烈な攻撃を叩き込んでいく。

序盤はタネの圧力が上回ったが、能登のローキックが強烈で、タネは少し効いたような素振りを見せる。それでもタネが再び圧力をかけて、能登の蹴り足を掴んでは転ばせ、バック肘まで繰り出した所でラウンド終了。このラウンドはジャッジ2名がタネを支持。

2R このラウンドもタネが積極的に仕掛け、能登がそこにローキックで応戦する展開に。タネは蹴り足を掴んでからの飛び膝と積極性が目立つ。能登は強烈なパンチを叩き込んでボディーを効かせるも、タネも誘い込んで回転技を繰り出していく。終盤は両者打ち合いの白熱した展開となった。ジャッジ3名がイーブン。

3R 開始早々から両者打ち合いの展開。タネはエキサイトするがあまり、能登の後頭部に肘を放ってしまいイエローカードが出される。タネは打ち合いの中から的確に組んでからの投げで能登にペースを掴ませない。

タネは消耗が見えてきたか次第に能登の圧力に押される。能登のバックスピンが入ってタネがダウンかと思われたがスリップ。今度はタネがパンチで能登を倒すがこれもスリップ。最後はタネが能登を投げて時間を使ったところで試合が終了。

判定は29-29が2者、30-29で能登を支持したが、1-0のドローとなった。

第5試合 宮元啓介 vs 野呂裕貴

  • 勝者: 宮元啓介、3RKO

宮元はKNOCK OUT旗揚げ戦で敗れるも、ROAD TOでのKO勝利によって本戦に復帰。対する野呂はムエタイ三冠王で影の実力者とされている。

1R 野呂がサウスポーからムエタイのようなリズムで左ミドルを放っていく。宮元はインローを返すが野呂が何度も左ミドルを叩き込んで宮元の脇腹が早くも赤くなる。野呂は左ミドルから左ストレートまで返し、宮元はそこにインローを軸に返していく。野呂が左ミドルと同じモーションでハイキックを放つと軽くヒットする。

野呂が若干有利だったがジャッジ3名がイーブンとした。

2R 野呂は左ミドル、左インロー、さらにそこから右フックまでつなげる。宮元は何度も左ミドルを受けて脇腹が真っ赤に腫れあがる。それでも野呂が入ってきたところにカウンターのパンチを返すなど、パンチの攻防では宮元が活路を見出す。終盤はやや距離が近くなって、野呂が肘や首相撲を軸に優勢に試合を進める。

ジャッジ2名が野呂、1名がイーブン

3R ポイントを取られている宮元はパンチで積極的に攻め込むが、野呂がそれを凌いでこれまでのようにゆったりと圧力をかけつつ左の攻撃を放つ。宮元のハイキックが目元をかすめると野呂から出血が見られ、ドクターチェックが入るも試合が再開。

野呂はこれで火が付いたか前に出るも、ここで宮元の起死回生の右のハイキックがヒット。これで野呂がダウンすると、レフェリーがすかさず試合をストップ。大逆転で宮元が3RKO勝利を収めている。

第6試合 鈴木博昭 vs 水落洋祐

  • 勝者: 水落洋祐、5RTKO

シュートボクシングで絶対的な強さを誇る"怪物くん"鈴木が待望のKNOCK OUTデビュー。激闘王の水落との一戦は名勝負必至の対戦とされた。

1R 鈴木が試合開始から左の蹴りを軸に積極的に水落を攻めたてるも、水落は攻撃をしっかりと見切って右ミドルを返していく。お互い距離を取らずに至近距離からの攻防が続き、一方が攻撃を放てばすかさず相手も返す展開に。鈴木の左が的確で、水落を捉えて効かせる場面もあり、ジャッジは2名が鈴木を支持している。

2R 開始からハイペースの展開となったが、このラウンドはさらにペースを上げての打ち合いが展開される。水落の右が入ったかと思えば、鈴木が左を返すスリリングな展開に。

鈴木はガッチリをガードを固めて左を返すが、お構いなしに打ってくる水落の手数が上回り始める。鈴木は消耗が見られたことで水落が一方的に攻撃を放つようになり、終盤に水落のパンチがテンプルを捉えて鈴木がダウン。ジャッジは3者とも10-8で水落に。

3R 今度は鈴木がゴングと同時に飛び出し、左ハイキックや飛び膝で攻め立てて水落をダウン寸前まで追い込む。しかし消耗戦を得意とする水落は次第に息を吹き返し、鈴木にパンチを叩き込んでいく。瞬く間に展開が入れ替わるシーソーゲームとなったが、ダメージを与えた鈴木をジャッジ2名が支持。

4R このラウンドもゴングと同時に打ち合いが展開される。水落がラッシュを仕掛けると、鈴木がガードを固めて的確にカウンターを合わせていく。ガードが固い鈴木だが、ボディーを効かされて厳しい展開に。鈴木は一方的に打ち込まれたところでスタンディングダウンを取られる。

5R 既に消耗が激しい鈴木は、5Rに水落に一方的に攻め込まれる展開に。水落の右ストレートが入って鈴木がリングに崩れ落ちたところで、セコンドからタオルが投入。大歓声が飛び交う中、水落がシュートボクシング王者の鈴木を退けて5RTKO勝利を収めている。

第7試合 町田光 vs 森井洋介

  • 勝者: 森井洋介、2RTKO

トーナメントの優勝を現役続行の条件として掲げる町田が、進退をかけてトーナメント準決勝に臨む。対戦相手の森井はKNOCK OUT全大会に出場し、優勝候補筆頭と目されている。

1R 入場時から並々ならぬ気迫を見せる町田が、ガードを高く上げて殺気を放ちながらジリジリと圧力をかける。普段は圧力で相手を押し込む森井だが、この日は町田が圧力で勝り、森井がそれをサークリングしながら捌いていく展開に。

町田は森井の強打をガードしながら、ジャブからローキックへとつなげていく。それでも森井は下がりながらでも手数が多く、また要所要所で強打を打ち込んで的確にポイントを奪っていく。的確にポイントアウトした森井にジャッジ2名が支持。

2R 前のラウンドと変わらず圧力をかけていく町田だが、森井は手数と的確さで上回る。1Rからタイミングよく放っていた肘打ちにより町田の右目から出血が見られ、ドクターチェックを1度挟んだ後に試合が再開。

町田はガッチリとガードを固めてパンチからローキックまでのコンビネーションが有効だが、再び出血が激しくなったことでドクターチェック。場内からは再開を希望する声が多かったがここでレフェリーが試合続行不可能と判断。町田は無念の2RTKO負けを喫することになった。

勝利した森井はライト級トーナメントの決勝に進出し、いち早く進出していた勝次と12月の両国大会で対戦することが決定した。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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