2017年10月08日作成

タイロン・スポーンがボクシングで10連続KO勝利で、WBCラテンアメリカヘビー級王者を獲得。

かつてK-1で活躍したタイロン・スポーンが2015年より転向したボクシングでプロ10戦目を行っています。今回はWBCラテンアメリカヘビー級王座決定戦に出場しKO勝利。デビューから10連勝で初タイトルを獲得しています。

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タイロン・スポーンがボクシングで初タイトルを獲得

かつてK-1で活躍したタイロン・スポーンですが、MMA挑戦を経て2015年からはボクシングに転向しています。そして日本時間10月8日にメキシコでWBCラテンアメリカヘビー級王座決定戦に出場しています。

スポーンといえば固いガードと強烈なフックの連打を武器に、キックボクシングではクルーザー最強の男と呼ばれ、FEGが運営したK-1の末期には階級を飛び越えてヘビー級のトーナメントに出場した事でも知られています。

キックボクシング時代にはパウンド・フォー・パウンドではトップクラスという呼び声も高く、鳴り物入りで参戦したK-1では京太郎やレイ・セフォーに勝利しています。そして2009年のWGPでは当時最強の外敵と言われていたアリスター・オーフレイムに敗れはしたものの大健闘。

K-1では僅か6戦しか行っていないものの、世代交代の波が押し寄せていた末期K-1において、次世代のスター選手の一人として認知されていました。

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その後、主戦場を欧州のメジャー団体であるGLORYに移しグーカン・サキとライトヘビー級王座を争うなど活躍。2012年からはMMAに挑戦し2戦2勝を記録。そして2015年よりボクシングに転向しています。

WBCラテンアメリカヘビー級王座に挑戦

スポーンはボクシングに転向後、大きく負け越した相手ばかりなものの、2年間の間に9試合を行い全てKO勝利と順調にキャリアを積んできました。

そして10戦目となる今回はメキシコに乗り込んでWBCラテンアメリカヘビー級王座決定戦に出場。15勝4敗の戦績を誇るメキシコのセルジオ・ラミレスと対戦しました。

この選手は成績だけ見ると強敵のように感じますが、ヘビー級としては余りにも小柄な170cmという身長であり、前戦は約86kgで争われるクルーザー級に出場しているようにスポーンとは体格差がかなりある対戦相手でした。

さらに15勝という戦績も大半はスポーンと同じく大きく負け越している選手が相手であり、成績のいい相手には軒並み敗戦を喫していることからタイトルマッチとしては曰く付きの相手と見られていました。

しかし元ヘビー級世界暫定王者のルイス・オルティスが過去に腰に巻いているように、WBCラテンアメリカヘビー級王座は世界に向けた通行手形とも言えるタイトルであり、スポーンにとってもこれまでのボクシングキャリアで最大の大一番となりました。

そしてここまで9連続KOと駆け上がってきたスポーンは、やはり実力差があったのかこの試合でも1Rでラミレスをノックアウト。戦績を10勝10KOと伸ばし、ボクシングで初のタイトルを獲得しています。

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このスポーンの勝利には、盟友と知られ12月にはワシル・ロマチェンコとの階級を超えた大一番を控えるギジェルモ・リゴンドーもTwitterで祝福のメッセージを送っています。

来年には世界挑戦を見据えるが不安要素も

スポーンは過去に海外サイトのインタビューで「来年中には世界タイトルに挑戦したい」と語っていましたが、今回の勝利で世界ランカー入りの可能性も生まれ、世界挑戦に一歩近づいています。

ただ今回の相手がそうであったように、スポーンはこれまでヘビー級で世界ランカークラスはおろか、トップ50に入るような選手とは一試合も対戦しておらず、まだその実力が明らかになっていません。

すでにボクシング転向から2年で10戦を経験し地域タイトルも獲得したことから、世界を狙うにはすぐにでも強敵とのテストマッチを行うことが期待されています。

過去にK-1での試合で勝利し、現在は同じくボクシングに転向した京太郎はすでに世界ランカーとなっており、さらには12月に世界初挑戦の話も浮上しています。

キックボクシングのキャリアでは京太郎を大きく上回るスポーンにも活躍を期待したいところですが、果たして挑戦的なマッチメークを行い、真の意味で世界に打って出る日はいつになるのでしょうか。

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