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2017年最ノスタルジー対決「レミー・ボンヤスキーvsメルヴィン・マヌーフ」。両者のキャリアを一挙振り返り。

2017/10/27 14:35

現地時間10月29日にレミー・ボンヤスキーvsメルヴィン・マヌーフというノスタルジーな対決がオランダで実現。2000年代中盤から後半にかけて活躍した両者の対戦はレミーの現役復帰戦として行われる。

ノスタルジー対決「ボンヤスキーvsマヌーフ」

まさかこの一戦が2017年に行われるとは一体誰が想像したでしょうか。

2000年代中盤から後半にかけて日本のメジャーリングで目覚ましい活躍を遂げたレミー・ボンヤスキーとメルヴィン・マヌーフが、現地時間10月29日にオランダでキックボクシングマッチを行います。

レミー・ボンヤスキーは今や41歳となりましたが、何とこの試合が現役復帰戦に。そして同じく41才のメルヴィン・マヌーフは、この試合を提供する団体の代表という立場でもあります。

まるで2000年代後半にタイムスリップしたかのような印象を受けるこのマッチアップですが、かつて日本格闘技において両者の活躍を目の当たりにしていた日本のファンこそ楽しめる対戦なのかもしれません。

日本時間の30日の早朝に行われるこの対戦を、ノスタルジーに振り返りつつ両者のキャリアを振り返っていくことにします。

初対戦は両者ブレイク前の2002年

さて率直に両者の実績やその立場を鑑みると、レミー・ボンヤスキーはK-1で3度の優勝を誇る、2000年代を代表するキックボクサーです。長身で手足の長さを活かした堅実なファイトスタイルと、跳躍力を活かした飛び膝蹴りが代名詞となっています。

マヌーフは実力こそ世界トップレベルではなかったものの、適正階級とは程遠いヘビー級でも抜群の破壊力を武器に時折大物喰いを果たしたかと思えば、打たれ脆さによって豪快に倒されることも多く、ある意味では名物的なキャラクターでした。もっともキックボクシングとMMAを同時進行でこなし、キックではヘビー級、MMAではミドル級と階級を使い分けていたこともあり、評価を一つに定めるのが難しい人物でもあります。

両者はこれまで2002年、2008年、2009年と3度に渡って対戦していますが、この3つをカテゴライズすると、最初の2002年の時にはブレイク前、2008年・2009年はブレイク後になります。

レミーは2003年、K-1に世代交代の波が押し寄せて来た際の新世代ファイターの代表選手の一人で、当時はイグナショフに次ぐポジションでしたが、トーナメントでは勢いそのままに優勝。世間的には2003年から知られることになりましたが、実は2001年に日本のリングで、前年度準優勝を収めたレイ・セフォーから4RTKO勝利を収めており、マヌーフとの初対戦時には既に知る人ぞ知る選手となっていました。

対してマヌーフは2006年のHERO'Sに未知の強豪として参戦し、当初はそれほどクローズアップされる存在ではなかったものの、あまりの身体能力の高さと凶暴なファイトスタイルから徐々に名物選手として認知されるようになっていきます。

実はHERO'Sに参戦する直前に、後にPRIDEのリングに上がるエヴァンゲリスタ・サイボーグからKOしたことで海外では注目されることになるのですが、いずれにせよ2002年の初対戦時にはローカルファイターの一人という立場でした。

こちらが2002年の初対戦時の映像で、K-1ローカル大会の地区予選の1回戦で両者が対戦。この時にはレミーが1Rと3Rに一つずつダウンを奪って3R判定勝利を収めています。

ちなみにレミーは準決勝で1RにボディーブローでKOされており、当時はまだローカル大会といえども簡単に勝ち抜くほどの実力ではありませんでした。

翌年にレミーがK-1を制し、マヌーフは刑務所でそれを知る

初対戦から1年後となる2003年には、K-1ヘビー級では主力選手が相次いで戦線を離脱しており、自然発生的にというよりは半ば迫られるように世代交代が進行。

当時はアレクセイ・イグナショフがその筆頭でしたが、レミーはそれに次ぐ新世代選手として台頭し、開幕戦ではボブ・サップを、決勝大会ではシリル・アビディ、武蔵と破って初優勝を収めています。

前年にはローカル大会でKO負けを喫していたレミーが、1年で瞬く間に世界の頂点へと駆け上る中、マヌーフはというと朝から晩まで喧嘩に明け暮れており、レミーが初優勝を遂げた時には刑務所の中でそれを知ったそうです。

獰猛ではあるものの、日本ではさほどアウトローなイメージのないマヌーフですが、当時は手がつけられない悪童で、刑務所から出所後も足首にGPSが付けられたまま生活をしていたほど。

それが更生するようになったのは、良く出来すぎている話にも感じますが、刑務所の中で知ったレミーの優勝がキッカケだったと本人がインタビューで答えています。1年前には同じローカル大会で戦っていたレミーが、世界最高峰の舞台で颯爽と優勝を収めた姿はあまりに衝撃的で、これを機にマヌーフは更生し、キックボクサー・MMAファイターとして成長を遂げることになります。

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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