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GSPが4年ぶりの復帰戦でマイケル・ビスピンに劇的な一本勝利、二階級制覇を達成【UFC世界ミドル級タイトルマッチ】

2017/11/05 17:24

Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

UFC 217にてマイケル・ビスピンvsジョルシュ・サン・ピエールによるUFCミドル級タイトルマッチが行われました。4年ぶりの復帰戦となったGSPが3Rに劇的な一本勝利を飾りミドル級王座を獲得しています。

GSPが4年ぶりの復帰戦でミドル級王座に挑戦

日本時間11月5日に開催されたUFC 217にて、マイケル・ビスピンvsジョルジュ・サン・ピエールによるUFC世界ミドル級タイトルマッチが行われました。

かつてウェルター級の絶対王者として君臨し、UFCの看板選手として絶大な人気を誇ったジョルジュ・サン・ピエールが4年ぶりに登場。

長いブランク明けの復帰戦ながら、UFC随一のトラッシュトーカーであり、ミドル級でベルトを巻くマイケル・ビスピンとのタイトルマッチが実現しました。

今回のUFCはミドル級に、バンタム級と女子ストロー級を加えた3階級でタイトルマッチが実施される豪華なイベントとなりましたが、スーパースター同士の対戦となったビスピンvsGSPは大会を締めくくるメインイベントとして行われました。

GSPが劇的な一本勝利でミドル級王座を奪取

UFC世界ミドル級タイトルマッチ
●王者 マイケル・ビスピン(イギリス)
3R 一本 (リアネイキドチョーク)
○挑戦者 ジョルジュ・サン・ピエール(カナダ)

4年ぶりの復帰戦となったGSPには入場から割れんばかりの大歓声、対するビスピンには大ブーイングが沸き起こっています。

1R この試合に向けてビルドアップを行ってきたGSPはビスピンよりも体格で少し上回る。ただしGSPのナチュラルな体型はウェルター級であり、ステップを用いながらジャブとローキックを放ち、得意とするスピンキックを放っていくもウェルター級時代のようなスピードは出せず。

それでもGSPが圧力をかけつつ、ビスピンにジャブや飛び込みながら左右のフックをヒット。さらに4分すぎにはタックルでGSPがテイクダウンを奪うなど試合を優位に進めていく。

ビスピンはステップを用いながらGSPの攻撃にカウンターを狙うも、ラウンド終盤に左のスーパーマンパンチを貰い身体が泳ぎ、さらにバックスピンキックが頭部をかすめ足元がおぼつかない。

2R 丁寧にジャブをつきながら慎重に攻撃を組み立てるGSPに対し、なかなか攻撃の糸口を掴めなかったビスピンだったが、ステップインして放った右がGSPを捉えチャンスを作るもここは深追いせず。少し試合が膠着していく。

ラウンドも中頃に差し掛かったころに今度は両足タックルを仕掛けたGSPがテイクダウンを奪取。ハーフガードからパスを狙うもビスピンが上手く立ち上がり、GSPはグラウンドで相手をコントロールできず。

しかもこの一連の攻防の直後にGSPは疲れを見せるようになり失速。ビスピンが2段蹴りやロングフックなど攻勢に出てGSPは後退を余儀なくされる。

3R 開始早々にGSPが両足タックルを仕掛けこの試合3度目のテイクダウン。今回は初めてビスピンをガードの中からコントロールするも、逆に下からのヒジを貰いGSPが鼻の上と左の額から出血をみせる。

2分が経過したころにビスピンがGSPの腰を蹴って立ち上がると、スタンドでビスピンの右がヒット。GSPは動きも落ち劣勢の展開へと傾いていく。

しかしここでGSPの放った左フックがビスピンを捉え逆転のダウン。さらにGSPは猛烈なパウンドで追撃を行ない、立ち上がるためにビスピンが後ろを見せた動きを見逃さずバックへ。

そして最後はバークチョークでビスピンを失神させたGSPが一本勝利。まさに劇的なフィニッシュでGSPが4年ぶりの復帰戦でUFC二階級制覇を達成しています。

Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

試合後の両者のコメント

ジョルジュ・サン・ピエールのコメント

ーGSPおめでとうございます。こんな狂乱な大会、何年も現役から離れていたあなたがミドル級に階級を上げての試合どうでしたか?

今はよく分からない。夢が叶いました。ファンの皆、チームの皆ありがとう。本当に夢がかなったと思います。

ーブランクがあったが落ち着いていたように見えます

こんな試合は本当にもうごめんですが。

ーシュールで現実離れしたような気分がします。2階級制覇を達成しましたがこれからどうしますか?

ここは自分の階級ではないと思います。ミドル級では体は小さい方です。チャレンジャーとしてミドル級として挑んだが、ウェルター級が適正だと思う。これからどうするかは考えたい。

ーフィニッシュシーンのことを覚えていますか?

ビスピンの研究をしてきました。右をいなしてから攻めるというのが戦略でした。

ーリアネイキドチョークがうまく入りましたね。

これはトリッキーですけどね。MMAではこういったトリッキーな技を仕掛けることで成功することがあります。最強になるにはこういったトラップをかけて誘い込むことも必要です。

ーより強い自分になるというコメントを証明しましたね。

格闘家というのは体が大きいから強いというわけがないんです。賢く戦って、トラップを仕掛けて戦う事が重要なんです。マイケルほどのタフガイと戦ったのは始めてです。彼は真の男だと思います。このスポーツを戦ってきた人間として尊敬します。

劇的な復活勝利を飾ったGSPはオクタゴン内でインタビューでこのようにコメント。ビスピンを賞賛しつつ、フィニッシュまでの動きについて振り返っています。

またこの試合でミドル級王座を獲得したものの、GSP自身も適正はウェルター級であると考えているようで、今後ミドル級で防衛戦を行っていくのかは未定としています。

マイケル・ビスピンのコメント

全てはジョルジュの日だったと思います。ニューヨークで試合ができました。エンターテインメントであり見ていて面白い試合をしたと思います。結果としては自分の思い通りではありませんでしたが。全てはGSPの日でした。

チームのみんながいなければ自分はここにいません。

まだ終わってはないと思います。まだ引退が決まったわけではありません。でもそんな話をしたくなるほどGSPは強かったです。

王座から陥落したビスピンもオクタゴン内でインタビューに応じ、新王者の強さを認めています。

絶対に切れないタックル、ジャブでの距離のコントロール、スーパーマンパンチ。動きのキレこそは全盛期から見劣りするものの、らしさを感じさせる動きを見せつつ、最後は劇的な一本勝利を飾ったGSP。

ミドル級の暫定王者にはロバート・ウティカー。ウェルター級王者にはタイロン・ウッドリーという強敵が控える中、センセーショナルな復帰を飾ったGSPは今後どのような選択を行うのでしょう。

再スタートをきったレジェンドの第二章から目が離せません。

Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

クイール編集部 ◯文 text by Queel
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